今月の自分の仕事を整理してみる

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(photo taken at 民園/藤沢)

今月は異常な忙しさでブログがぜんぜん更新できなかった。

なんで、こんなに忙しくなるのか、最初はわからなかったけれどゴールデンウィークの影響が大きかったようだ。
いつもはゴールデンウィークの影響を一番、受けるのはMACPOWERなどの月中(つきなか)売りの雑誌。今回はMACPOWERの仕事がないので、関係ないと思っていたが、とんでもなかった。

そんな中、ITmediaで「Leopardにつづく道」という新連載をはじめ、このブログでも何度か紹介しているAmp'd Mobileの公式ブログでも記事を書くことになった:
Amp'd Japan Blog

すべての予定を狂わせたのは、ascii.jpのこちらの記事で、この記事を無理して書いてから、ドツボにハマった ;-)

アルファブロガーを魅了する“ミニブログ”

でも、結果として、この記事をあのタイミングで執筆・掲載するのと、1週間遅らせたのとでは、無視できない大きな違いがあった。そう考えれば、あそこで無理したのはよかったことだ。

書いた後、すぐにアルファブロガーの方々がこの記事を話題にしてくれた。
また記事が掲載されたのと同じ日、東京MX TVの「ブログTV」も「Twitter」を取り上げてようだ。
それと並行して(私の記事には関係なく)いくつかの有名ブログがTwitterをとりあげた。
こうしたことを受け、記事掲載の翌日には、垂直立ち上げ的規模でTwitterの人気に火が点いた(technoratiのグラフがすごい傾きで右肩上がりになった)。




 実はTwitterはsasurauさんさんに教えてもらった。それ以来、どこかで紹介しなければならないと思っていた。
 ちょうど記事を書く直前に、アルファーブロガーの方々やブログ業界(!?)の方々が集まる月例のイベントがあった。
 メインプレゼンテーションで話題になったのはTumblr.だったが、プレゼン(というか自己紹介)タイムが終わった後、「私はTwiterがおもしろい」と話していると、いい感じのkwmrさんがそれに同意してくれ、「実は私もTwitterを面白いと思っている」という人が次々でてきて盛り上がった。
 元々は別の記事を書く予定だったが、そちらの記事が取り上げにくくなって困っていたので、「ほかに今、旬といえばこれしかない」と取り上げた。またサービス紹介に終わらせないように工夫しなければということで、アルファブロガーの方々がハマっている様子をセリフを引用する形で盛り込んだ。
 もっとも、Tumblrの魅力も捨て難く、記事では「ミニブログ」という言葉でまとめて両方紹介させてもらった。連載の名前が「マイクロトレンド」なんだし「マイクロブログ」とかにしておけばよかったかなと、ちょっと後悔。

 それにしてもブームがクチコミで広まる、あの爆発的勢いは、さながら言葉の核分裂。情報の最終兵器のようだ。強力な武器であると同時に、使い方には十分注意しないといけないかも、とちょっと身を引き締める思いだ。

さて、今月のその他の記事を振り返ると、こんな感じだ...

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年04月22日 | Permalink

ゴスロリ&ビジュアル系の人!この週末は代々木公園へ!

MacFan誌の取材で、Mick Rockをインタビューしました(掲載は5月末発売の号になります)。
Mick Rockといえば、David BowieのZiggy StardustややIggy Popやら、Lou Reedやらグラムロックのアイコンを撮り続けてきた伝説のカメラマン。

あのQueenの、Bohemian Rhapsodyの有名な写真も彼の作品。

今日から東京ミッドタウンで、「魂 MICK ROCK meets 勘三郎 写真展 」も始まりました。

その彼とMacの関係については5月末発売のMacFanを楽しみにしてもらうとして、Mickがブログに書いてくれというので、間に合ううちに...

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年04月20日 | Permalink

Noblesse Oblige

既に、さまざまなブログで話題になっているが、アメリカの「LIFE」誌が、4月20日発売の号で廃刊になる。

私は「はてなブックマーク」で、話題のページにあがっていた、こちらのブログ記事で詳細を知った:
廃刊LIFE誌の膨大な写真,ネット上で無料開放に

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 20世紀のアメリカの社会や日常を写真でつづり続けて来た同誌の廃刊は、本当に残念なニュースだが、上のブログ記事で紹介されている通り、「LIFE」の終わりに、素晴らしいニュースがあった。
 同誌の親会社、TIME社は、「LIFE」のブランドを残し、同誌がこれまでに撮りためて来た、さまざまなできごとや人々の写真、1000万枚をネットで公開し、自由な私的利用を許可するという。

 このニュースを聞いて、頭をよぎった言葉が「Noblesse Oblige(ノーブレス・オブリージュ)」。
「高い身分には(道徳上の)義務が伴う」といった言葉だが、平たく言えば「影響力のあるものによる、社会的責任」といったところか。
 社会的責任−−「LIFE」誌で言えば、「20世紀の社会を撮り続け、伝え続けて来たメディアが、雑誌の廃刊と同時に、この貴重な資料を闇に葬ってはいけない、社会に還元しなければならない」といった責任感を感じさせる「写真のネット公開」という今回のアクションだが、私は逆にこのアクションから同誌の高貴さを感じてしまう。





投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年03月31日 | Permalink

危うきに遊ぶ

名人は危うきに遊ぶ」ではないけれど、今日は午後の打ち合わせの後、夜中の1時まで予定にしばられず、久々にのびのびとしてしまった。
 でも、おかげで、いい刺激をたくさん受けることができたし、直近の仕事に必要なアイディアや活力も得ることができた。
 改めて「休み」や「気分転換」は、重要な仕事の一部だと実感した。

denenchofu station

 「映像作家100人 2007」という本で、巻頭2番目に紹介されているWoWという映像プロダクションがある。超メジャーなCMのCGを手掛けている。なので、テレビのある家の人なら、必ず作品を目にしているはずだ(青山と仙台に、とっても素敵なオフィスがある)。

MOTION TEXTURE

 新しい試みにも果敢にチャレンジする、とてもクリエイティブかつポジティブな集団だが、日々の仕事のやり方にもちょっとしたおもしろい工夫をしている。
 例えば、追いつめられてから気分転換をするのではなくて、毎日の仕事に気分転換になりそうなことを組み込んでしまおうと「Book Relay」というのを実践している。勤務時間の5%、朝の15分間、デスクを離れてそれぞれ好きな本を読むというのだ。気になった文章をメモして、あとで社内のデータベースに登録するという。クリエイティブ・ディレクターの鹿野護さんは、「これが意外に頭がすっきりする」という(このあたりの話しは、1号古いMac People2007年 04月号のbossa macというコーナーで紹介させてもらった。あのデジタルステージの仕事スタイルも取材して、紹介させてもらったが、ここのやり方もおもしろい)。



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年03月30日 | Permalink

ニュースにならないニュースがおもしろい

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昨夜、車で出かける時、ラジオをつけたら、何かいつもと様子が違う。
よく見たらバンドがAMに切り替わっていた。AM 594Hz、どうやらラジオNHK第1放送のようだ(594なので、コクヨの放送かと思ったー笑)。
ちょうどニュースがやっていたので「このままでいいや」と思って聞いていた。

耳を傾けていると、かなり長いことニュースをやっている。

メジャーなニュースもやっているが、Webでも、テレビでもあまり見聞きしていないニュースも多い。
特に「九州で実験的に始まったコンビナートに貯まった水素を家庭に送って燃料電池として使うというモデル実験」と「松山で始まった渋滞状況にあわせて信号の切り換えのタイミングを自動制御する実験」の話しはおもしろく、思わず車を止めてメモ(自分宛に携帯メール)してしまった。


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年03月28日 | Permalink