iPhone、日本でも高い顧客満足度を実証

90%
(2007年に発売された初代iPhoneもアメリカで90%という高い顧客満足度を示していた。2008年6月のWWDCより)

本日の朝日新聞にも載っていましたが、Gfk Marketing Services Japanが、2008年を通してのさまざまな製品の顧客満足度調査の結果を発表していました。

同調査では、アップル製品が、なんとデスクトップパソコン、ノートパソコン、音楽プレーヤー、そして携帯電話の4カテゴリーでトップを独占しているという結果になりました。

携帯電話は、すべてのデジタル機器の中で、唯一、誰もが肌身離さず持ち歩く機器です。
それだけに顧客満足度は大事な指標。長期的に見れば高い顧客満足度を提供する製品が、ジワジワと勢力を広めていくことでしょう。

しかし、これだけおサイフ携帯やQRコード、ワンセグが広がっている日本で、おサイフ機能を持たないiPhoneが本当に受け入れられるか、疑問を持つ人も多いでしょう。

でも、一度、iPhoneを体験してしまうと、iPhoneによって得られる高い満足感の方が、そうした足りない部分すべてをあわせたものを上回ることに気づく人が多いのも事実(もちろん、携帯電話には嗜好品的な側面もあり、全員が満足するわけではないでしょう)。

最近のドラマチックな事件としては、29manさんがこれまでiPhone+auの組み合わせで使っていた携帯電話をiPhoneに1本化し、そのことに非常に満足している、というブログ記事を書いていました。
(29manさんは、雑誌の表紙にも何度も登場している広告業界ではとても有名なスター的存在の方です)。

29man(ニクマン): 遂にiPhone一本化



以下、英語ブログ用に起こしたGfK Japanのランキングを引用します:

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年06月03日 | Permalink

Androidいよいよ国内発表で、iPhoneは第2ステージへ

forever

明日にもNTTドコモからAndroid端末が発表されることはもはや公然の秘密となっている。
それに先駆けてどうしてもブログを更新したくなった。

中にはAndroidが出たから、もうiPhoneは終わり、といった
やや短絡的な議論を持ち出す人がいそうな気がしたからだ。

もちろん、事実はその逆で、国内版Androidの登場こそがiPhone第2ステージの始まりに他ならない。

もはや、世界的携帯メーカー、Nokiaが撤退したことで、
ますます海外の携帯電話市場との違いが大きくなった日本の携帯電話市場だが、
世界のスマートフォンでスタンダードとなりつつあるWebKitを搭載したiPhone以外の
スマートフォンが、ようやく日本市場に復活したのだ。

webkit.090

Androidは、iPhone同様に、少し前のパソコン並みの性能と表現力を持ちつつ、
携帯電話ならではのポケットに収まる携帯性の高さや、カメラ、GPS、常時接続機能を備えたスマートフォン。
もっとも、一口にスマートフォントと言っても、iPhoneより前のスマートフォンと、
iPhone以降のスマートフォンでは、できることも、使われ方もぜんぜん違う。
そこでアメリカの多くのメディアや筆者は、iPhone以降のスマートフォンを総称して
「ITphone」などと呼んでいる。

まもなく国内で発売されそうなAndroid機は、そのITphoneの記念すべき2号機なのだ。
ただし、Androidは、まだ発売が始まったばかり、実機を見ないでいうのもなんだが、
日本で本格的に花開くには、もう少し時間がかかると思う。

その一方で、既に東京の電車では、空いている時間でも1車両に2〜3人はみかけるようになった
ITphone1号機「iPhone」は、既に次のステージに進み始めている。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年05月18日 | Permalink

iPhone版Skype登場でマクドナルドに外国人溢れる

{UPDATE: なぜかタイトルだけ「外人」になっていたので、「外国人」に直しました}
@McDonald's

3月31日、ついにiPhone版Skypeが登場した。
テキストチャットはもちろん、公衆無線LAN経由であれば音声通話もできる素晴らしいできだ。

これは、この春、もっとも画期的な事件の1つかもしれない。
さっそく、そのことに気がついた日本長期滞在の外国人労働者の方々。
iPhoneユーザーなら無料で使える、マクドナルドのBB Mobileの公衆無線LANを使って、母国に電話をかけまくりのようで、渋谷のマクドナルドは普段みかけない客層で溢れかえっていた。

というのは、エイプリルフールのジョークだが、
これまで、成田空港にいくと見かけていた、日本長期滞在者向けの国際電話用テレホンカードも、iPhoneを買えば不要になるかもしれない(日本に2年以上いる人なら「iPhone for everbody.」キャンペーンでiPhone本体は0円で入手できる。毎月の国際電話代を考えたら、月額料金も問題にならないはずだ)。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年04月01日 | Permalink

3〜4月の講演:東京、名古屋、長崎

apple computer japan admission

ちょっとだけ自分が講演をするイベントの宣伝を。
(といっても、ギリギリ過ぎて、あまり宣伝の役目を果たしていませんが...)

1つ目は来週31日(火):

スマートフォンが拓くパブリッシングの未来



NPO法人 JPC-日本パブリッシング協会の定例セミナーで、
会場はアップルジャパン(株)セミナールーム。
私は13:30から「スマートフォンが斬り開く電子出版の新しい展望」というタイトルで基調講演を行い。
その後、15:15からパネルディスカッションに参加します。

基調講演では、iPhoneが実は日本でも大躍進を続けていることをいくつか具体的数字を絡めて紹介する他、iPhoneが社会のしくみをどのように変えつつあるのかの紹介。そして最後は本セミナーのテーマでもある電子出版の世界に与える影響を事例を交えて紹介する予定です。

今のところ、どのくらい申し込みがあるかは聞いていませんが、まだ受け付けているようなので
興味のある方は是非、ご参加ください。JPCは、今夏、惜しまれつつも解散するので、
JPCの方々に会うのが目的の方も、ぜひ、この機会に!
(JPC会員無料/一般5,000円)

Apple Store Nagoya Sakae

2つ目は、4月4日(土)で場所は名古屋
14時からApple Store Nagoya Sakaeで開催の

世界に飛び出す日本のiPhone Appクリエイター

”で、
他のiPhoneアプリケーション開発者の方々と一緒にプレゼンを行います。

詳細はApple Store Nagoya Sakaeのページにも掲載されています:
http://www.apple.com/jp/retail/nagoyasakae/

ちなみに、その後、さらに
16:30から東海及び関西地区のiPhoneアプリ開発に興味がある方のための集会をやります。

IT ジャーナリスト林信行氏を中心に iPhone App 開発者のクロストーク
売れ筋 iPhone App 開発の極意とプロモーションとは・・iPhone OS3.0 は・・

といったイベントで、21世紀のゴールドラッシュとも言われるiPhoneアプリ開発について、
iPhone開発者の方々がクロストークを行われます(そこに私も参加)

開催時間: 16:30 より 約1時間+その後 18:00からネットワーキングパーティー
場所:名古屋市中区栄

こちらは定員25名ほどで事前申し込みが必要です。
定員が限られているので、
ぜひ参加したいという熱意のある方は「iPhone Developer Japan Group」などで情報を探ってみてください。
もしかしたら、現地のiPhone開発者同士のネットワークをつくる上でも、いい機会になるかもしれませんよ!

P1090357.JPG


AUGM長崎


名古屋から1週間後、
4月11日には長崎の佐世保で開催される「AUGM 長崎」で講演をする予定です。

募集をかけたところ38時間で定員オーバー。あまりにキャンセル待ちの人が多いので、急遽、2倍以上広い会場を手配したという曰く付きのイベントです。
残念ながら広い方の会場も、キャンセル待ちの方だけでかなり埋まっているようなので、
申し込みをされる方は急いでください。

アドビさん、マイクロソフトさん、トリニティーさん、イーフロンティアなど、プレゼンターは多彩。
それに毎回、最後に行うじゃんけん大会の商品が豪華で、ほぼ1人最低でも1個は確実にもらえるほど潤沢にあります。

ちなみに、私は、その翌週からはミラノとパリに取材に行ってきます。
5月はAUGM沖縄と某大学院で講演。6月はようやくスケジュールが発表されたWWDC取材の後に某大学院にてパネルディスカッション予定です。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年03月27日 | Permalink

「LIGHT-LIGHT」 in Tokyo、行ってきました

LIGHT-LIGHT in Tokyo

CURIOSITYの設立11周年を祝して今日から開催の「LIGHT-LIGHT」 in Tokyo。
昨晩のプレ・オープンのレセプション・パーティーに行ってきました。

昨日は5月で惜しまれつつも休刊するEsquire日本版の読者も招待されていたようで大盛況。
ちょっとにぎやかな雰囲気でのお披露目となりました。

Louis Vuitton OMOTESANDO 7階のLV Hall(ここはかつてセレブ達が通った会員制クラブCELUX)
そこに浮かぶ80個ほどの幻想的な光のボール。

昨年、ミラノサローネで話題になったあの展示が4月5日まで東京で見れます。
とっても素敵な展示です。
ちょっとでも時間の余裕を見つけて、ぜひ見に行ってください!
(帰り際には表参道の反対側だけれどWinged Wheelを覗くと、さらに楽しいかも。あそこは紙好きな人にはたまらない空間です)。

「LIGHT-LIGHT」では、ピンポン球を照明が埋め込まれた筒から吹き出す空気で浮かび上がらせるという展示。コンピューターのプログラムで制御された80個近いピンポン球が、光のラインダンスを繰り出します。

真っ暗な会場を歩いていたら、どこかの2人連れの方が
「光ってこうやって使うんだなぁ。」としみじみ。
「だって、これで真っ暗だったり明るかったりしたら、ただの理科の実験だもんな。」
まさにその通り。

幻想的な展示なので、見に行くなら人の少ない時間がお勧め。
静寂の中で見ると、まったく別の作品として酔いしれることができるはずです。

というわけで、平日の午前中を狙っていたのですが、帰り際、ニコラさんの奥さんでCURIOSITYプロデューサーの宮本玲子さんに「13時にオープンです」と言われてしまった。
ついでに、外の光を遮断できないので、日中は外光が入ってしまうようです。
なので、天気の悪い平日の午後早めの時間が狙い目かもしれません。



招待状をちゃんと読んでいない私にとってサプライズだったのは、
部屋の奥の方に「LIGHT-FOOD」という食べられる「LIGHT-LIGHT」があったこと。
通常の「LIGHT-LIGHT」は、ピンポン球を使っていますが、
こちらはピンポン球の代わりにメレンゲを球状に固めたものを浮かび上がらせていました。
で、これをうまく空中キャッチして、口に放り込むと、甘くてなかなか上品な味わい。
イベントの詳細を見てみると「協力」として「HENRI CHARPENTIER」がクレジットされていました。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年03月25日 | Permalink