星空を見ながらiPodについて考える
昨晩は、ここに名前をあげていいのかわからない怪しい人と目黒界隈での飲み会を主催した。
メーカー系、Web系、出版系の人間が集う飲み会で、オフレコ情報が吹き荒れる中、実は隣のテーブルにいた人達も、関連会社だった可能性が高く...
会にいらした方の一人は学研、大人の科学の編集長。9月26日に、私の誕生日を祝って発売される「大人の科学マガジン9 」の付録は小型のピンホール式プラネタリウム。
このページで、部屋いっぱいにうつしだされた1万個の星を見たら、あなたも絶対に欲しくなるはず(価格はなんとたったの2200円)。
東京で見えないはずの満天の星空が、雨の日でも部屋の中で楽しめるなんてなんとも素敵ではないか。
でも、この1万という数をみて、ふとあることに気がついた。
昨四半期のiPodの出荷台数は600万台...
累計出荷台数は2100万台...
数字として書いても、なかなかその重みは伝わってこないけれど、これってまさに星の数ほど...
いや、銀河系やその向こうにはiPodの数を上回る、いわゆる天文学的な数の星があることはわかっている。
でも、そういう認知できない星はおいておいて、大人の科学マガジン9の星は、これだけでも「星の数」といっていいくらい、十分たくさん見える。
おそらく、これを買った人の中でも、本当に1万個あるか1つ1つ数える人は、ほとんどいないだろうし、いたとしても途中で挫折してしまうのがオチだ...
でも、世の中に出まわっているiPodの数は、この「星の数」のさらに600倍、いや、それは昨四半期に追加された数で、実際には2100倍。
道理でどこの駅のホームにいってもあれだけのiPodユーザーがいるわけだ...
今日、3つあった打ち合わせの1つ、SIBaccessの冨沢さんはそうした数学的な話が大好きなようで、ソーシャルネットワークや、人のつながりが指数関数的に伸びることにも話が及んだ。
なんだったか、思い出せないが、会社の会計監査だったか、なんだったかの書類が米国とかでは、もはや2次元的な紙の書類で提出してはならない、という話も伺った。企業の不正が行われるのは四半期とかの区切れ目、そういったところで不正とかが行われているかいないかを、コンピューターで3次元的だかに処理をすれば一目でわかるそうだ(もしかしたら誤解しているかも)。で、エンロン事件以降はその3次元処理したデーターを提出しなければならないことになっている、とかいう話だった(時間がないので確認も何もせずに書いているーーきっと、hitoshiさんがフォローしてくれるはず>他力本願)。
数や統計というものの認知について考えさせられた2日間だった...
と、ここまっで書いて、今、私を一番悩ませている数字は、ロンドン出発まで残り「27時間」...
フランスに持っていくおみやげを買いにいく時間はあるのだろうか...
こちらのエントリーも長くなってしまった。最後に大事なことをまとめよう(一部、上では書いていないこともついでに書いちゃえ)
- 私の誕生日は9月26日
- 私が帰国するのも9月26日
- その9月26日にApple Store Ginzaで、ブログ 世界を変える個人メディアの著者、ダン・ギルモアが講演予定
- また1つ歳をとり、時差ぼけにも弱くなった私は一度、帰宅してから銀座に向かう予定
- 同じ9月26日、「大人の科学マガジン9 」が発売
- 付録は星が1万個映し出されるピンホールプラネタリウム
- iPodの昨年の出荷台数は600プラネタリウム
おあとがよろしいようで...
そろそろパッキングを開始すべきだろうか?
それとも睡眠優先?
そういえば、髪の毛も切りにいきたかった...
メランジさん、深夜営業してくれたら明日の夜中に伺うのですが...玉越店長いかがでしょう(宣伝しておきました↑)
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