面白ニュースがすぐわかる「ブログ・ミームズ」 × 成功するWebサイトの条件
仕事が行き詰まると、上にロゴが表示されているtrackfeedというサービスを使って、nobilog2の来訪者がどんなところからこのページにやってくるのかを見ることがある。
実はさっきも見ていたのだが、これまで見たことないWebサイトを発見。
「ブログ・ミームズ」
なんだろう?見てみると、エッジなブロガー(最先端のブログ利用者)に定評があるニュース共有サイト、「digg」の日本語版ともいえるサービスだった。
簡単に説明すると、登録利用者がブログやニュースサイト(そしてYouTube)で見つけ、「おもしろい」と思ったニュース(や映像)のタイトル、URLそして要約を登録する。
すると、これが同サイトに最新ニュースとして表示される。
それを見て「おもしろい」と共感した他の利用者は、そのニュースに投票(クリック)する。
投票が増えると、そのニュースは上位の方に表示される。
こんな感じで、このページを見ると最近、Webで話題になっているニュースが一目で分かるのだ。
ニュースにはタグ・キーワードをつけることもできる。
このブログ・ミームズを見て、気に入ったのがページのデザイン。
本家diggと比較してみても、こちらの方がずっと楽しそうな雰囲気がある。
なんだか、ブレイク前のmixiと同じような匂いを感じた(mixi並みにブレイクすると言うつもりはない)。
SNSが次々と出てきていた時代、他のSNSは次から次へと新しい機能を追加することばかりに追われていた。
mixiも新機能の追加には熱心だったが、機能を追加した後でも、
ちゃんとWeb画面が破綻しないように要素を整理している。
何かを足した後はちゃんと削れるところを削るなどして、コンサイスさを保っている。
これは他のSNSと大きく違うところだった。
Mac OS Xもそうだ。Mac OS Xはメジャーアップデートされる度に100や200の新機能が追加される。
5つめのメジャーリリースである現行のMac OS X v10.4 "Tiger"は、機能の総合商社、
メニューだらけ、ボタンだらけのOSになっていなければならない。
なのに、Mac OS XのFinderのメニューは、相変わらず画面の半分より上に収まっていてシンプルだ。
印象に残る色も重要な要素だと思う。
mixiはあのオレンジ基調がすぐに頭に焼き付いた。
Aqua(水)のインターフェースを持つMac OS Xは、あのブルーのデスクトップが印象的だ。
ブログ・ミームズとtechnoratiは、グリーンのWebページとして記憶に残る。
何気に重要だと思うのは、Mac対応。
GREEとmixiもここが違った(現在はGREEも対応)。
市場シェアでみるとMacユーザーは圧倒的に少ないが、
だからといってMacユーザーをターゲットにするのが意味がないというのは早計だ。
ThinkPadやVAIOのユーザーページ、あるいはWIndowsのユーザーページを探してみて欲しい。
その後、Macのユーザーホームページを探してみると、その数の多さに圧倒されるはずだ。
CNet Japanを見ても、ITmediaを見ても、
AppleやMac関係のニュースは常に人気記事の上位にランクインしている。
Macのユーザーは、Web上でもアクティブな人が多い。
ApacheなどのWebサーバーをつくっている人から始まり、
ブログジャーナリズムやCreative CommonsなどWebを使った新しいトレンドを生み出している人などもそうだ。
同じ予算で宣伝するなら、その後のクチコミ効果とかも考えると、
もしかしたら、Windowsユーザーよりも、Macユーザーをターゲットにした方がいいんじゃないかと思うときさえある。
話しが広がりすぎた。
本題に戻ると、ブログ・ミームズも最初からちゃんとMac対応を唱いSafariなどでの設定を載せている。
「当サイトについて」を読むと、ブログ・ミームズは「「AKARRU」というオープンソース・ソフトウェア」を利用しているようだ。リンク先の日本語版の他に英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語版もあるようだ。
これからちょくちょくチェックして使ってみたい。
ユーザーが増えてきた時に、どうスケールするかが勝負かなぁ...
(mixiやFlickrはここがうまかった。fotologはここがダメだった)。