滅多に見れない異様な光景、湯島聖堂へ急げ!

他にブログしたいこと、しなきゃならないことは山ほどあるけれど、
こればかりは今日(2/8の日曜日)でおしまいなので、短めに書いておこう。

何はともあれ、この異様な光景を写真で見て欲しい。

Yoichiro Kawaguchi exhibition


この異様な光景をリアルに見たければ、チャンスは今日だけ。
お茶の水駅からすぐの湯島聖堂に行って欲しい。

この光景、日本を代表するCGアーティスト、河口洋一郎氏の研究室の作品を一堂に集めた
「表現科学」という展覧会の様子だ。

Yoichiro Kawaguchi exhibition

アートやファッション関係のイベントに現れては、
ピシャリと厳しく的確な論評を残していく正徳 円生土さんに「行くべき、行くべき」とさんざん勧められ、先日、文化庁メディア芸術祭で河口さんご本人にも紹介をしていただいたこともあり、今日の午後、ようやく行ってみたが、正徳さんに感謝することしきり。

一瞬、「湯島聖堂に妖怪現る!」みたいな異様な雰囲気がなんともたまらない。
この展示を知って訪問した客も、知らずに訪問した客も、皆、声をあげて感激していた。
(なんか昔あった「Cosmology of Kyoto」というCD-ROMを思い出してしまった)。
Yoichiro Kawaguchi exhibition

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年02月08日 | Permalink

Mac誕生から四半世紀

  1. Mac
「iPhone 3G販売から半年」の記事につづいて、振り返りもの...

DSC00001

On January 24th,
Apple Computer will introduce
Macintosh.
And you'll see why 1984
won't be like "1984".

この伝説のCM通り、
スティーブ・ジョブズが初代Macを発表したのが、
今からちょうど四半世紀前の今日1月24日。
発表は上の写真の場所、アップル本社からほど近いDe Anza CollegeのFlint講堂で行われた。
(ちなみに写真はMac誕生15周年の1999年に、同じ講堂でiMac DVが発表されたときの写真)

四半世紀、1世紀の4分の1がもう過ぎたのかと思うと正直驚くところがある。
最初のMacが発表された当時、私はまだ高校生だった。

アップルはMac発表の前年にLisaというマウスを使ったコンピューターを発表していた。
誰でも20分で使えるようになる未来からやってきたビジネスコンピューター。
そんな印象のLisaがあっただけに、Macの印象は、その廉価版(しかも、ソフトの互換性無し)。
日本では伝説のCMが流れたわけでもなければ、Lisaも初代Macも
(いや、それどころか国内で売られていたApple IIシリーズでさえも)手が届かない存在だったし
そういう意味ではMacの最初の印象は、それほど衝撃的なものではなかった。

でも、初期のMacの販促に使われていたグラフィックやCMは、いずれも凝ったもので、
アップルが、この製品にかなり本気である様子だけは肌で感じていた。

その後、一部のパソコンショップにMacが置かれるようになり、
私も頻繁に触るようになった。
なんといっても衝撃を受けたのがStudio Sessionというソフト。
初代MacのOS開発にも関わったSteve Cappsのつくった音楽ソフトだが、
なんとも楽しいつくりに、そしてMacがグラフィックだけでなく音の扱いにも優れたパソコンである事実に圧倒された。

ちなみに、この「Studio Session」の後継ソフト、「Super Studio Session」は現在、ネット上で無料公開されている:
Super Studio Session

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年01月24日 | Permalink

iPhoneの国内発売から半年


大きな地図で見る

日本でのiPhone 3G発売開始から、今日でちょうど半年。
ソフトバンク表参道が3日間だけ、iPhone 3G専門店となったのも、
表参道から渋谷の電力館まで伸びる長い行列ができたのも半年前。

「iPhoneは買わない。でも、買うとしたら、白の16GB」と言っていたdrikinが、徹夜で並ぶことになって、自分の順番までに16GBがすべて売り切れとわかったとき「そうだ、僕が欲しかったのは8GBだった」という名言をTwitterに残したのも、ちょうど6ヶ月前だ。

あれからApp Storeで大成功した日本人が出たり、世界中の人が心を一つにして演奏するアプリケーションが出てきたり、もしかしたら世の中を変えてしまうほどのパワーがあるんじゃないかと思わせるデモが行われたり、初期の任天堂DSを上回る勢いのiPhone 3Gに、大手ゲームメーカーが次々と大型タイトルを繰り出してきたり、といろいろとあり、とても半年間のできごととは思えない。

一部では、日本では売れていないと言われているiPhoneだが、
実は一部の報道よりはかなり多く売れている、ということも聞く。
実際、この半年間、人々に目から鱗が落ちる思いをさせた携帯電話関係のニュースを20個あげろと言えば、確実に20個中の15個まではiPhone関連のニュースになるはずだ(iPhone以外の1個は、Yahoo!とSHARPの連携、もう1個はGoogle Android端末の発売開始、そしてさらにもう1個はNokiaの日本撤退だろう)。


今、私はMacworld Expoの取材を終えて、
今後の講演やコンサルティング向けの勉強としてラスベガスで開催中のCESに来ている。

実はMacworldでは取材をするだけでなく、
日本のiPhone開発社を海外のプレスに紹介するイベントを、山崎富美さんやAndrew Shuttleworth、外村仁さんやdrikinらの協力も得て、とりおこなった。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年01月11日 | Permalink

ブログは会話 + 情報のディスカバリー

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007: DAY 2

「ブログは会話」これは伊藤穣一さんがよく言う言葉。

ブログの記事に1点の間違いもない完璧なものを求められていたら、堅苦しくて何も投稿できない。
 ある程度、思い込みや勘違いもコミコミにして、ある程度は「エイヤ!」で投稿するからこそ自分の意見が言える。それだけにブログでは記事そのものだけではなく、コメント(や場合によってはTrackback、人によってはdel.icio.usやはてなブックマークも)での対話までも含めて1つのコンテンツと捉えて欲しい。

 ただ、今日のブログが至らないところは(そしてSNSの方が進んでいる部分)、自分が書き込んだコメントに対して返信があっても、再びそのブログを訪問しないとわからないところ。
 この問題を解決すべく、しばらく、coCommentを試したが、残念ながら期待した変化は得られなかった(サービス自体はよくできているので、今後、また機会をつくって再挑戦したい)。
 そんな中、昨年末、Six Apart社がTypePad Connectというサービスを開始。これに衝撃を受けた。

 TypePadのブログに、TypePad ConnectのIDでログインしてからコメントを書き込むと、そのコメントに対して、返信があったときに、それがメールで送られてくる。しかも、そのメールに返信する形で、メールソフト(あるいはiPhone)からコメント返しができるのだ。
 これは「ブログの会話化」を、さらに一歩、押し進める革新的技術だろう。

 さて、昨日のブログにいしたにさんからトラックバックがあった。
みたいもん: すべてが記録される時代のログ:私的原体験編

 この記事で私の記事と一緒に平田さんの記事が紹介されている。

dh memoranda:次になにをするべきなのか

この平田さんの記事を読んで、いくつか「Web 2.0 in your pocket」的な視点で思い出したことがある。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年01月02日 | Permalink

WBS 2.0での講演がYouTubeに

今、たまたままったく別のことを検索していたら、YouTubeに昨年12月はじめ、
Apple Store Ginzaで開催されたWeb Business Shuffle 2.0 Vol.37での
私の講演がアップされているのを発見しました(そういえば、撮っていたし、アップするといっていましたよね。チェックし忘れていました!)

ボソボソとした声の上に早口。
昨年、どれだけの人に拷問のような時間を過ごさせたかを気づかされて改めて反省。
今年はボイストレーニング頑張ります。

もっとも、お正月で、辛抱強くみる余裕がある人は、
ぜひ、御覧になってみてください。
1つ前のエントリーで書いた「Web 2.0 in Your Pocket」についても触れています。
(4/5で、本当はGPSとWeb 2.0 in your pocketを絡めたおもしろい事例をいくつか紹介しているはずなんですが、そこは録画が止まっていたみたいです。iPhoneの良さが、一番伝わる部分だっただけに、ちょっと残念)。

WBS講演:1/5



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2009年01月02日 | Permalink