地球×アート×IT

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なんだか、最近、イベント案内ブログと化しているnobilog2、またしてもイベント情報です。
(実は明晩(8/31)も大きなイベントをしかけているのですが...後日、報告します)


地球とアート、そしてITを感じさせるイベントーー実は今月はそんなイベントがたくさんあります。
まずは

Earth Coding Meeting - 地球を実装せよ 」


Earth Coding - 地球を実装せよ
日時:9月1日(土)14:30-17:00 (展示は17日まで)
会場:日本科学未来館 1F シンボルゾーン 
参加費:入館料のみ(シンポジウムは無料)

何度かこのブログでも紹介している「TypeTrace」のアーティスト、遠藤拓己さんや伊藤穰一(Joi)さんも参加する注目イベント。私も予定を変更して急きょ、見に行くことにしました。
(できれば早めに家を出て、今度こそ、Panasonic Centerの話題のスポット:「RiSuPia」に行って、hiratomoさんの仕事ぶりを見てこようと思っています ;-)

イベントの「Earth Coding」ですが、14:30-15:55の第1部【Earth Codingプロジェクト・ショーケース】は遠藤さんらが参加するシンポジウム。
16:15-17:00の第2部は伊藤穰一さんやソニーCSLの北野さんらが参加する【特別対談 情報技術は地球を実装できるか? 】、どちらもおもしろそうです。

遠藤さんのTypeTraceは、今年のFooCampにて(まもなくレポート記事が某所に掲載される予定です)、デモをしてきたところ反響が大きく、「このアーティストに声をからめた作品も作って欲しい」と言われました。が、実は遠藤さんは声を使った作品もつくっているんですよね。
 初台のICCにも「Project Phonethica Installation "Rondo"」という作品が展示されていましたが、今回の「EarthCoding」では、その「Phonetica」のシリーズで「Phonethica:VoiceCosmos+Rondo-D」という作品が展示されるみたいです。

ところで、9月の地球×アート×ITなイベントは、これだけではありません。



2つ目は、9月15日の正午から24時間にわたって開催される「Worldwide Continuous Event」の

Mozilla24

が開催します。

こちらもなかなかおもしろそうです。

実は「Mozilla24」については、CNet Japanさんで開催前の関係者のインタビュー記事を書かせてもらっています。



第1回第2回は、Mozilla Japan代表理事の瀧田佐登子氏と奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 教授 兼 Mozilla Japan 理事の砂原秀樹の対談をお届けしました。
第3回第4回は、米国Mozilla Foundation 理事 兼 有限責任中間法人Mozilla Japan理事である伊藤穰一(Joi)さん。
 このインタビューをしていた頃から、具体的なプログラムも決まり始めて、私の方も盛り上がってきました。
 さらに、第5回の大川さんのお話を伺って、このイベントがその先に向かってもいろいろといい影響を与えてくれそうな気がしていました。

 ここ数年のIT系イベントって、ビジネスセミナー系に偏りつつあって、ややマンネリ化が始まっていたような気がします。
 たしかにそういうイベントも勉強になって「これから取材してみたい、新しい会社とかサービス」を知ることはできるんだけれど、インスピレーションやモチベーションをもらえることは少ない気がします。
 名刺交換はいっぱいするけれど、1年後くらいに、どこかのパーティーで「そういえばこの名刺どこかで見たことがある」という人にはあえても、何か一緒に新しいアクションを起こしていけそうなパートナーを見つけられることは少ない。
 今回の「Mozilla24」は、その当たりがこれまでのイベントと違う気がしています。
 ITの話もあれば、教育の話もある。Mozillaの話もあれば、Creative Commonsの話もある。
 お勉強モードのまじめなセッションもあれば、家族で楽しめるセッションもある。
 そして何よりもアート、音楽がある。
 しかも、音楽方面では、ソニー最大のカリスマの1人(と私が勝手に信じている)丸山茂雄さんが率いる247musicが全面的に参加。
 「iPodとかもアリだし、好きだけどさ、(股間をさして)ココに響かないじゃん。やっぱり、ライブだよ。」という丸山さんのmf247のアーティスト達をWebブラウザ経由ではなくライブで見れるという点でもかなり期待しています。
 もちろん、日頃お世話になっているWebブラウザのFirefoxの開発者の舞台裏にいる人達にもライブであえるわけです。
 しかも、これが日本だけの閉じられたイベントではなく、大川さんのチームが用意するインフラによって、アメリカやヨーロッパやアジア、そしてもしかしたらアフリカとも(インタビュー第6回で触れているはず。削られていなければ)つながるというあたりで、このブログ記事のタイトルである「地球×アート×IT」にもつながってきます。


 しかし、今月の伊藤穰一さんは忙しそうだ。おそらく今年も審査員としてArs Electronica(5−11日)にも参加するだろうし、月末には、「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007」も控えています。

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007



Joi_presentation


去年のイベントの模様は、nobilog2のレポート「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2006」やインプレスR&D刊の「WEB2.0の未来 ザ・シェアリングエコノミー WEB2.0への道 3」で読んでもらうことができます。

 IT業界にいるからといって、ただ技術ばかり、あるいはビジネスモデルばかりを考えていても長続きがしない。本格的な革新を生み出すことができない。
 今がいったいどういう時代で、世界は、市場は、人々はどういう方向に動いているのか、そのコンテクストを一緒に考える、このイベントは個人的にかなりオススメです。
 ちょっとアート色は少ないけれど、地球×ITにはなることでしょう!

9月はそれ以外にもオススメのイベントが目白押しだけれど、1度にあまりにたくさん紹介しても埋もれてしまうだけなので、これからはこまめに更新するようにします。






投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年08月30日 | Permalink