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Re:一変した日常に思う
日本に住んでいて当たり前だと思っていたことが当たり前でなくなった。海外から日本に来た人が、よく驚くことが三つある。ひとつはnobiさんも書かれている列車運行の正確さ。二つ目は停電の少なさ(電力供給の安定性)。そしてもうひとつは飲用に適した水道水だ。
しかし、この大震災で三つすべてが神話にすぎなくなってしまった。当たり前が当たり前でなくなった今、たしかに何かを見直すチャンスなのかもしれない。当たり前を支えていた数知れない人々の努力に対する感謝の気持ちを忘れていなかったか。自然の力への畏敬の念を忘れ、人知はなんでも可能にするという驕りはなかったか。地球上には、そんな当たり前を享受できない人々が何億人もいるという事実に目をつぶってはいなかったか。考えるべきことはいろいろとあると思う。