1GB nano登場! shuffle vs nano、どっちがお得?
突如、iPod nanoに1GB版が登場した。価格は1万7800円。
当面はiPod shuffleと並売されるようで、これにあわせてiPod shuffleの価格は512MB版が7900円と1万1900円に下げられている。
1GB版のnanoと1GB版のshuffle、この6000円の価格差で、手に入るものは何か?
- まずはきれいなカラー液晶で曲名やアルバムアートが楽しめるようになる
- これにあわせて曲を聴きながらマイレートをつけることができるようになる
- また楽しい写真表示機能が使えるようになるーーこれは本当に楽しい。写真を入れればいれるほど病みつきになる
- さらにカレンダーや
- 所録がみれて、
- ちょっとしたゲームも楽しめる。
ここまではアップルが公式に唱う機能の差異だがこれだけではない。
- nanoだと、オーディオブックやPodcastを聞く楽しみも増す(ShuffleにもオーディオブックやPodcastを入れることはできるが、他の曲と混ぜてシャッフルするわけにも行かないし再生順を覚えるのも面倒で、操作がしづらい)
- オプションのApple Radio Remoteを使えばラジオを聴くこともできる(shuffleでは使えない)
- さらに写真表示の切り替えが高速なので、これを使ったアニメーションやパラパラ漫画といったコンテンツも楽しめる
- ボイジャー社では電子書籍を読めるようにするソフトも出している
- そういえば、この間のMACWORLD EXPO/SAN FRANCISCOでは、液晶画面にエクササイズのメニューを表示するPumpPod.comなんていう新製品も展示されていた。
6000円という価格差には、これだけの楽しみが詰まっているのだ。
というわけで、私が知っている人、iPodを知っている人には、1GBのshuffleを買うくらいなら、ぜひとも6000円だけ奮発してnanoを買って欲しいと思う(その一方で、nanoを買うくらいなら、やはり圧倒的に楽しい動画機能がついたビデオiPodを買って欲しいとも思う。)
もっとも、アップルがshuffleをとりあえず継続販売している理由もわかる。
風の噂によればshuffleはとんでもない数が売れているようで、ここまで人気の製品は、さすがのアップルでもなかなかきれなかったようだーーあるいは、大きな需要に応えるべく、大量生産しすぎてしまったのかもしれない。大量の1GBフラッシュメモリを抱え込みすぎたのだとすれば、突如1GBのnanoをつくった理由も説明しやすい。
なんだか、そんな予想を裏付けるように、ちょっぴり株価も下がっている。
いずれにしても、interFMのキャサリンさんには悪いことをした。
2週間前の番組の後、友達のバースデー用に音楽プレーヤーを選びたいというので相談にのっていたのだが、条件が3つあって(1)Windowsで使えるもの、(2)曲名を液晶で確認したい、(3)予算は1万5000円前後、ということだったので、さんざん悩んでiRiverになった(私とKCは、それでもnanoを買うべきと一応、勧めてはいたが、予算は1万5000円〜7000円くらいまでとかっちり決まっていたのだ)。
この間はiRiverを買って、うれしそうに「ありがとう」とか言っていたけれど、iPod nanoが1万7800円で買えるというのは彼女にとってはbad newsかもしれない。
P.S.私はアップル系の記事を書くので、なんでもアップル製品を無理矢理押し付けているように思われがちだが、基本は、製品の正直な情報をお伝えして、最終的な決断は本人に任せるのがスタンスを取っている。もちろん、それで本人がアップル製品を自分の判断で買ってくれれば、それはそれでうれしい。
BGM: Mas Que Nada (Featuring Black Eyed Peas)
[Sergio Mendes & Black Eyed Peas/Timeless ]
昔からロックとクラシックの融合とか民族音楽とフォークの融合とか、異なるDNAの音楽が混じって新しいエネルギーを生み出すのが好き。サンバ×ヒップホップもなかなかいいかも。ちなみにBlack Eyed Peaといえば、最初のシルエット広告の曲、「Hey Mama」を唱ったグループ。あの「La la la la la」のフレーズも入っています。
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