「頑張れニッポン」の思いを抱いてWWDCへ出発

SF MoMA
ブログ、書きたいことはいっぱいあるが、時間切れ。

3G版iPhoneの詳細や次期Mac OS Xなどの話題が発表されるアップル社のWorldwide Developers Conferenceに出発します。
出発ギリギリまで数ヶ月遅れの原稿を書いていたのですが、結局、これは検証が間に合わず、さきほど品川駅のホームに自分が乗る成田エクスプレスと同時に到着。
現在、飛行場に向かっています。
(こうしてブログが更新できるのはWM WifiRouterと、E-MOBILEのネットワーク、そして極度に電源は入れにくいが長時間バッテリのオプションが豊富なEM-ONEのおかげ。この電源スイッチだけは、今後、絶対に使わないか、かなり使い方を工夫してくださいね)。

飛行場につくまでのわずかな間で、
この数週間、ブログに書こうと思っていたことを駆け足でいくつか...

1つめは、日本発のものが結構、海外で頑張っているという話。

日本生まれのアート情報サイト、Tokyo Art Beatのシステムは、その後、関西に進出してKansai Art Beatを生み出し、ついには海外にも進出。
New York Art Beat
が(今や数ヶ月前ですが)誕生しています。
これって凄いですよね。もっと応援してあげていい。
共同設立者はフランス人+日本人だけれど、東京のアパートの(うるさいからという理由で)トイレに置いてあったサーバーから始まったサービスが、今や世界進出。
これ、もっといろいろなメディアで応援してあげて欲しい(スポンサーという形での協力もぜひ!今、彼らはWebだけでなく、Tokyo Art Mapという紙の配りものもつくっていますー隔月刊)。

最近、週刊ダイアモンドが、これからの日本ではいかに外人客をつかむかが大事かといった記事を書いていたけれど、Tokyo Art Beatは、そういう視点からも注目。

最初からバイリンガルのサイトとして運営されているだけに、これまでのAnniversary partyも、本当にいい日本人と日本在住外国人のmixが集まっている。

TAB First Anniversary Party@Roppongi Super Deluxe, '05/10/09

ちなみに、もはやスタートアップとは呼べないけれど、Googleでも、日本の六本木ヒルズで始まったiGoogle Cafeの試みが、その後になってからアメリカとかでも行われているので、あれも「日本発」っていっていいんじゃないかなぁ...

と、本当は長く書くつもりの記事をあっさりと書いてしまった(実はこれくらいがちょうどいい?)。

2つ目は日本での「iPhone」について。





投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2008年06月06日 | Permalink

3G版iPhone、今晩か来月か?そして日本では?

P1160044

ところで、先月のミラノ滞在中、驚いたのが、そこかしこでiPhoneユーザーを見かけたこと。
アップル関係のニュースを細かく追っている人なら、お気づきかもしれないが、iPhoneは、まだイタリアでは発売されていない(最近になって、ようやく噂サイトで、「アップルがイタリアでは、TIMとVodafoneという2つのキャリアと組んでiPhoneを展開するようだ」という話題が出てきた状態だ。

それにも関わらず、ミラノサローネの展示会場にいっても、Duomoの近くに行っても、やたらとiPhoneユーザーを見かけた。

 世界的な携帯電話のネットワーク網、GSMがない日本にいるとなかなか実感できないが、(GSMのない)日本と韓国の外の世界では、iPhoneが本当に「世界的現象」になっているのだと肌で感じることができた。

 そもそも初日に、駅から乗ったタクシーの運転手も熱狂的アップルファンで、iPhoneユーザーだった。
Malpensaエクスプレスで、市内のカドルナ駅についた後、タクシーに乗って、まずは家電WATCH編集者の伊藤さんをホテルで降ろし、その後、取材期間中泊めてもらった妹の家を目指したのだけれど、私がiPhoneで妹の住所を確認していたところ、「お前もiPhoneか?俺もだ!」という話で盛り上がった。

 MacBook Airは持っている、あのマシンは買った、いや、このマシンはどうだ、とか、MACWORLD EXPOでのiPhone発表のときの様子はどうだったかを聞かれたり、着いた後もしばらく止めたタクシーの中でiPhone/Mac談義に花が咲いた。見ず知らずの人が、いきなりこれだけ親しくなれてしまうというのは、アップルというブランドの持つ素晴らしさの一つかもしれない。

話がそれたので元に戻そう。

iPhoneに、間もなく3G対応版が出るという噂がある。

米国と英国のApple Storeでは、既にこれまでのiPhoneの発売が中断されている。

 筆者は発表があるとしたら、来月9日から開催されるWorldwide Developers Conferenceでだと思っていたが、毎日1万台以上は売れるiPhoneを、2週間以上もせき止めておくのは得策とは思えない。

 そう考えると、統計的に見てもアップルの新製品発表が多い、日本時間の火曜日の午後9時半前後(つまり、今晩)にも、新iPhoneが発表されるのかもしれない。

 昨日から再開したPodcast番組、「nobi-taro podcast」、5月の第1回目では、その当たりのことを話した(もし、発表があれば、緊急でエピソードを追加する予定だ)。

 ところで、3G版iPhoneが登場するとしたら、もう1つ気になるのが日本版iPhoneが出るか否か。そして、出るとしたら、どこのキャリアからでるか、という話題だ。
 これについては、Prediction.jpというサイトで、仮想の通貨を使った賭場を用意したので、興味のある人は参加してみて欲しい:

Prediction.jp:6月、日本版iPhoneが発表される


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2008年05月13日 | Permalink

日本進出に向け前進のiPhone、その秘策とは..!?

本日、一番の話題と言えばやはりこれ:
Reuters(via CNet Japan): アップル、「iPhone」日本投入でドコモとソフトバンクと交渉

朝、auケータイに表示されるEZニュースフラッシュを見た家族に「iPhoneはドコモと組むことになったみたいね」と言われて、慌てて起きて上のニュースを確認しました。

 これは本格的な交渉が始まったということでしょうか。
いずれにしても、上の2社に加えて、auも非公式には話をしている(メールや電話での連絡?)という話しは私も聞いており、明日発売になる書籍「iPhoneショック」で書いています。

 さて、交渉が難航している一因として、キャリアからアップルに対して上納金を支払うという仕組みがあることがあげられていますーー実際、多くの方がこれまで、「この上納金をとるのをやめない限り、日本での実現は難しい」と指摘されていました。

 ところが、今回、「iPhoneショック」執筆に当たり、実はある条件が整えば、キャリアにとって毎月1顧客あたり1000〜1500円の上納金を渡すことは苦ではないことが、あるキャリア役員さんの匿名取材でわかりました。アップルは、この条件を崩すことはないはずなので、そういう意味では、日本でも、キャリアからアップルへ上納金を支払うこと自体は難しくなさそうです(このカラクリ、ぜひ!「iPhoneショック」を読む際の楽しみとして、ご覧になってください)。

 では、今、アップルとキャリア2社が話し合っているのは、上納金の額ではないかと思っています。
 新聞などに「ドコモ優位」などと出れば、ソフトバンクからいい条件が引き出しやすくなるし、逆もまた真。どんどん、値段をつり上げていって、片方かが競り負けて、勝負が決まり、MACWORLD EXPO/2008で正式発表、という形でしょうか?

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年12月19日 | Permalink

iPhoneキラーではなかった、iPod touch

are you a phoner or a podder?

1つ前の記事、「iPhoneキラーはアップル自身から、iPod Touch登場!」は、昨日未明、スティーブ・ジョブズCEOの講演ストリーミングを見る前に、さまざまなチャット中継サイトの情報を元に書いた。

その後、数時間の睡眠を経て、講演の全容を見て、iPod touchの実機を触った今、この意見を180度変える必要が出てきた。

単純な製品発表のようで、実はこれだけ奥深いのもアップルの製品戦略のすごみだろう。

iPod touchは
iPhone マイナス 携帯電話機能(とモバイル端末機能)

とみることもできるが、iPhoneを基準に見た場合だ。
逆にiPodユーザーから見れば、iPod touchは、iPhoneライクなもっとも先進的なiPodということになる。

実際にiPod touchの発表は、非常に意義のある製品発表だ。
この発表によって、アップルの考えるところの「iPod」がなんであって、「iPhone」がなんであるかが、これまで以上に明確になった。

この当たりの詳細は、もうまもなくascii.jpに掲載される予定の筆者の記事を読んで欲しい。

このブログ記事の最初の執筆時点では、前編しかあがっていないが、後で中後編のリンクも用意します:
新ラインアップに“iPod”の真髄を見た(前編)

【UPDATE:中編が追加されました】iPod touchは、機能限定のiPhoneじゃない
【UPDATE:後編が追加されました】iPhoneはなぜ200ドル値下げされたのか


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年09月07日 | Permalink

iPhoneで動画回転できます

iPhoneの「iPod」機能で動画を再生しようとすると、有無を言わさず横長表示。
ソフトによって、画面の回転ができたりできなかったりと統一性がない、といった批判もあれば、動画の回転は性能的に難しいんじゃないか、なんていう人もいますが,,,,

今日、ある方法を試したところ、ちゃんと動画を再生画面も滑らかに回転させる能力があることはわかりました。


どうやって、やっているのかって?

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年07月22日 | Permalink