日本進出に向け前進のiPhone、その秘策とは..!?

本日、一番の話題と言えばやはりこれ:
Reuters(via CNet Japan): アップル、「iPhone」日本投入でドコモとソフトバンクと交渉

朝、auケータイに表示されるEZニュースフラッシュを見た家族に「iPhoneはドコモと組むことになったみたいね」と言われて、慌てて起きて上のニュースを確認しました。

 これは本格的な交渉が始まったということでしょうか。
いずれにしても、上の2社に加えて、auも非公式には話をしている(メールや電話での連絡?)という話しは私も聞いており、明日発売になる書籍「iPhoneショック」で書いています。

 さて、交渉が難航している一因として、キャリアからアップルに対して上納金を支払うという仕組みがあることがあげられていますーー実際、多くの方がこれまで、「この上納金をとるのをやめない限り、日本での実現は難しい」と指摘されていました。

 ところが、今回、「iPhoneショック」執筆に当たり、実はある条件が整えば、キャリアにとって毎月1顧客あたり1000〜1500円の上納金を渡すことは苦ではないことが、あるキャリア役員さんの匿名取材でわかりました。アップルは、この条件を崩すことはないはずなので、そういう意味では、日本でも、キャリアからアップルへ上納金を支払うこと自体は難しくなさそうです(このカラクリ、ぜひ!「iPhoneショック」を読む際の楽しみとして、ご覧になってください)。

 では、今、アップルとキャリア2社が話し合っているのは、上納金の額ではないかと思っています。
 新聞などに「ドコモ優位」などと出れば、ソフトバンクからいい条件が引き出しやすくなるし、逆もまた真。どんどん、値段をつり上げていって、片方かが競り負けて、勝負が決まり、MACWORLD EXPO/2008で正式発表、という形でしょうか?
なお、「iPhoneショック」発売を記念して、ちょっと遅いですが、2008年1月30日〜2月1日開催のITpro Expoで、20分くらいのショートプレゼンテーションをやることになりました。
(1月30日、15:00-15:20)
iPhoneの実物を御覧になりたい方などは、ぜひお立ち寄りいただければと思っています。

iPhoneショックについては、こちらのブログで紹介されています。
ネット購入の予定があれば、以下のブログのリンクから!

iPhone FAN:久々のiPhone本、林 信行著「iPhoneショック」発売。

Information Design?!:iPhoneショック

MacBook Pro & Co.:ジョブズの本が17日に出る!

SPOTLIGHT:スティーブ・ジョブズ 偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡


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さらにこちらの超有名ブログでも:
みたいもん:スティーブ・ジョブズは何をどう考えているのかがわかる本が出ますよ!
ちなみにいしたにさんがネタフルのコグレさんと共著した「クチコミの技術」は、amazonに「読み遅れるな、売れているビジネス書はこれだ!」と言って紹介されたそうです。

404Blog Not Foundの小飼弾さんには、早々と書評も書いていただけました:
iPhone本の真打ち - 書評 - iPhoneショック
その小飼弾さんは現在、アルゴリズムの本を執筆中だそうで、こちらも楽しみです。


そうそう、「スティーブ・ジョブズ〜偉大なるクリエイティブ・ディレクターの軌跡」(アスキー刊)もよろしくお願いします(宣伝は、しつこくなりすぎないように、これくらいでやめるようにします)



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2007年12月19日 | Permalink