iPhoneキラーではなかった、iPod touch
1つ前の記事、「iPhoneキラーはアップル自身から、iPod Touch登場!」は、昨日未明、スティーブ・ジョブズCEOの講演ストリーミングを見る前に、さまざまなチャット中継サイトの情報を元に書いた。
その後、数時間の睡眠を経て、講演の全容を見て、iPod touchの実機を触った今、この意見を180度変える必要が出てきた。
単純な製品発表のようで、実はこれだけ奥深いのもアップルの製品戦略のすごみだろう。
iPod touchは
iPhone マイナス 携帯電話機能(とモバイル端末機能)
とみることもできるが、iPhoneを基準に見た場合だ。
逆にiPodユーザーから見れば、iPod touchは、iPhoneライクなもっとも先進的なiPodということになる。
実際にiPod touchの発表は、非常に意義のある製品発表だ。
この発表によって、アップルの考えるところの「iPod」がなんであって、「iPhone」がなんであるかが、これまで以上に明確になった。
この当たりの詳細は、もうまもなくascii.jpに掲載される予定の筆者の記事を読んで欲しい。
このブログ記事の最初の執筆時点では、前編しかあがっていないが、後で中後編のリンクも用意します:
新ラインアップに“iPod”の真髄を見た(前編)
【UPDATE:中編が追加されました】iPod touchは、機能限定のiPhoneじゃない
【UPDATE:後編が追加されました】iPhoneはなぜ200ドル値下げされたのか
仕上げるアウトラインが2つ、提出する写真、提出する原稿が3本、それなのに打ち合わせも5つ以上、おまけに睡眠不足。
そんな状況だったので、実はascii.jpに記事執筆をするつもりはなかった。
ただ、昨日のApple Special Eventの後、ascii.jpの記者にインタビューをされた。
夜くたくたになって帰ってくると、そのインタビューの校正原稿があがっていて、メールには「でも、インタビューだと、なかなか私の声が伝わらない」といったことが書かれている。
実際に校正していると、ちょっと物足りない気がしてきて、どんどん加筆。
「これなら原稿として書き起こしたほうが早い」ということになってしまった。
かくして睡眠時間を削って前・中・後編からなる長いレポート記事ができあがってしまった。
なんだかすっかり担当編集者にハメられたかっこうだ。
なお、ascii.jpは、おおらかなニュースサイト。
世の中がSEOだ、なんだと騒いで、1つのURLへのリンクを集中させることに躍起になっている中、「細かなことは気にしない」といわんばかりに、同じ記事がwww.ascii.jpで始まるURLとascii.jpで始まるURLの2種類が選べてしまう。それだけに「はてなブックマーク」をするときに、いつもはてブユーザーが多い「www.ascii.jp」でブックマークするか、文字数が少なくて便利な「ascii.jp」にするか悩むところだが、やっぱり、少しでもURLは短いほうがいい、ということで、これからは後者で統一するつもりだ。
そうそう、宣伝ついでに最近のその他の仕事を紹介。
まずは雑誌。
小学館DIMEの最新号にちょっとだけコメントが載っています。海外携帯電話の記事。
続いて、Web。
ついにインプレスWATCHデビューを果たした。
これから「家電WATCH」にて家電における工業デザインの話をインタビューの形でお届けする。第1回は、あの無印良品のデザインの秘密に迫った。
家電業界デザイナーインタビュー
第1回:無印良品
~モノの“原形”を突き詰めるデザイン
こちらの記事もヨロシク!
最近、メインの活躍の場となりつつあるITmediaの原稿は書きかけの状態のものが3つ。来週前半の掲載を目指します。
一方で、来週から某サイトにて短期集中の新連載がスタート予定(スタートしたら報告します)。
さらに、近々、別の某サイトにFoo Campの詳細なレポートが掲載される予定だ。日本のIT業界に身を置く肩にはぜひ読んで欲しい、という思いで書いたので、こちらも、ぜひ気にかけておいて欲しい。
今月はイベントも盛りだくさんで、書きたいことがたくさんありすぎる。
秋の夜長というけれど、本当に夜の時間が2倍になってくれないと、予定をこなせそうにない。