iPhoneのアイコン、どうやって並べてます?
たまには仕事の合間の気分転換に軽い短めのネタを...
他のiPhoneユーザーの方は、ホーム画面のアイコンをどんな風に並べているんだろう?
最初はインストールされるがままに、ランダムに並べていて、
その後、位置情報系とか、写真系とか、ジャンル別に並べようかとも思った。
しかし、なんだかしっくりこない。
そもそもアイコンのデザインがバラバラなので見た目があまりよくない。
なので、大雑把だけれど色別に並べてみた(実際の画面はつづき以下で...)。
ついでに、同窓会でiPhoneを見せたところ、同窓生の1人が、
いっぱいインストールされたボタンを見て
「わ、なんだかiPhoneっていっぱい機能があって難しそう」といったのを受けて、
ホーム画面の1〜2ページ目は、ほぼ標準状態そのままにしてアイコンを減らすようにした。
持つべき物は、IT苦手の普通の友人で、こうした視点を言葉にしてくれると本当に参考になる。
以前からいくつかのインタビューや記事で、米国の一般ユーザーは、
iPhoneをまっ白なシンプルな状態から使い始めたからいいけれど、
日本のユーザーは、いきなりApp Storeがオープンしている状態から使い始めており、
ゆっくりとラーニングカーブをあげていっている余裕がない。
中にはiPhoneはアプリをダウンロードして楽しむものだと誤解している人もいる、
といったことを言ったことがあるが、この同窓会で、まさに私が心配した通りのことが起こっていることに気がつかされた。
iPhoneがクラッシュして、再びランダムに戻ってしまい、
その上、iPhoneで直接購入したアプリケーションをなくし、SMSとノートが消え、
お気に入りゲームのMotion X(これについては別記事でブログ予定)のスコアが消えてしまったのが、
とてもショックが大きいですが、アイコンだけは再びなんとか、色別に並べ直してみた。
ただ、これアプリケーションにアップデートがかかる度に、並びの順番が崩れてしまうだよなぁ...
今月はじめ、Macに詳しい人なら、一度は耳にしたことがある、ある世界的なデザイン会社の人と話しをする機会があった。日本企業のデザイン意識や、なぜデザイン戦略がうまく製品に反映されないのかなど、2時間ほどいろいろとレクチャーしたり、一緒にブレストしたりした。
その彼が、iPhoneのアイコンは「アメコミチックで、日本人の美的感覚にはあわないはずだ」って言っていた。なるほど、たしかにそうで、ちょっと色がどぎつ過ぎて、印象には残るけれど、決して美しくはない。
最初は「そうはいっても、最近の日本人はシナボンだって平気で食べるし、感覚が変わってきているかもよ」と反論していたが、「ハッ」と思い出して、このiPhoneのホーム画面を見せたら「なるほど、こうやって並べたら悪くないかも」の意見。
そういえば、日本人の美的感覚を模索したUIというと、昔、Mac OS 8というOSで外観を自由に変えられるアピアランス・マネージャーという機能が追加され、アップルの日本人スタッフが用意したテーマファイル(外観ファイル)があったなぁ。結局、スティーブ・ジョブズが判断を覆して、Mac OS 8はPlatinum以外の外観ファイルは添付せずにリリースされてしまったけれど。
和のデザイン、というと、真っ白なiMac Snowモデルは、ジョブズの親友のラリー・エリソンの日本庭園のある自宅の畳の間を使って、その空間に一番似合うiMacを模索してつくられた、という話しがあったよなぁ。