【更新】iPhone 2.0.2アップデートは要注意!
このブログのコメント欄やmixiとtwitterにていくつか情報が集まってきたので(はてブ頑張れ!)、ちょっとだけアップデートします:
2.0.2で同じ症状という人も大勢いる中で、2.0.1で同じ症状が出ていて、2.0.2で直ったという人もいるようなので、一概に「2.0.2が有害」とは言えないかもしれません。
いずれにしても2.1待ちなのかもしれません。私はこの更新を書きつつ、今日、2度目の復元中です。
詳しくはこちらも参照:「iPhone問題、2.0.2だけに限らず」
】
iPhoneはパソコンに近い感覚のケータイ。
なので、これまでの日本の携帯電話と比べて高い頻度でOSのアップデートがある。
iPhone 3Gが発売された7月11日以降、既に2.0.1、2.0.2の2つのアップデートが出ている。
ただし、この2つ目のアップデートで、予想外の問題が広がっている。
すべてのユーザーに起きているわけではなく、無事に使えている人も多いが、
運悪くこの問題が発生してしまうと、かなりタチが悪い。
(私はこの運が悪い方のグループに入ってしまった)
アップル社も、この問題は認知しているようで、
米国ではApple Insiderがスティーブ・ジョブズの社内メモを公開し、
「アップルがこの問題を認知していること」や「対策が9月までにリリースされること」が明らかになった。
しかし、問題が起きてしまった人はおよそ9月まで待てるものではない。
こうした危険を避けるために、まだ運良く2.0.2のアップデートをしていない人は、
もうしばらく様子見をする、あるいは2.0.2のアップデートをスキップして
9月までOSをアップデートしないことをお勧めしたい。
以下では簡単に症状と原因の予想を解説しよう。
(写真は本文にはまったく関係ありません。妹がロンドンの友達に出産祝い兼おみやげでもらったiPhoneプリントの子供用Tシャツ)
【症状】
1)この症状になると、サードパーティー製のアプリケーションが一切起動できなくなる
アプリのアイコンをタップすると、アプリの起動画面がズームアップ表示されるが、その後、すぐに一切の操作ができないまま勝手に終了してしまう
ii)iPodの内容が消える
iPhoneに音楽や動画をたくさんいれていて、実際にそれがiPhone上では「容量○GB」として見えていても、iPhoneでiPodのアイコンをタップすると「内容がありません」と表示されてしまう。
【私の場合】
私はこの症状が(今のところ)2回出ている。
2回目の症状が出たのは、アプリのインストール中だった。
App Storeでアプリを購入したところ、インストールがあまりにもいつまでたっても長いこと終わらないので、iPhoneの電源を落としてみた。電源再投入後、この症状が起きた。
第1回目の時も、たしかアプリケーションのインストールまたはアップデートの直後だったと記憶している。
【対応策】
この症状が出た場合の対策がいくつか提案されている。
人によっては新しいアプリケーションをインストールしただけで直ったという人もいる。私はダメだった。
友人で技術にはめっぽう詳しいマシュー・スカルムは、iTunesの「Store」メニューから「コンピューターを認証」を選び、同期するだけで直ったという。私はダメだった。
いろいろ試したが私の場合はどれもダメで結局、本体を復元するしか方法がなかった。
しかし、復元後も、インストール済みのアプリが使えるというだけで、
新しいアプリケーションをiPhoneで直接購入した場合は、症状頻発の恐れがある。
今度、復元したらiTunesでアプリを買ってインストールする方法を試してみようと思う。
(試しましたがNGでした。iTunesで無料の曲を買おうとしても最後にエラーが出て「パソコンと同期してください」と表示されます。
【原因の予想】
iPhone Atlasでは、「アプリケーションの入れ過ぎが原因?」と予想しているが、
私はこれはDRMが原因だと思っている。
マシュー・スカルムの解決法が、利く人が大勢いるのだとしたら、なおさらその可能性が高い。
アップルのDRM技術、「FairPlay」は、一部には「緩い」と批判されたが、
悪いことをする人はどうせ悪いことをするの発想で、それよりは(反応速度なども含めた)ユーザーの利便性を最優先させた。
しかし、iPhoneがJailbreakされて以降、アップルはより厳しいセキュリティー対策を迫られることになった。新OS 2.0で、Jailbreakはなくなったかと思われたが、以前と比べてJailbreakをする「うまみ」はなくなったが、Jailbreak行為そのものはなくなっていない。
もし、今回の問題が、こうしたJailbreakとのイタチゴッコの結果だとしたら残念でならない(そうでなくても残念だけれど)。
もっとも、これはiPhoneの次のアップデートが出れば、
アッサリと解決してしまう問題でもある(そうでないと困る)。
つまり、3ヶ月後もすると、
既に「ああ、一時期そんな問題もあったよね」と言われる程度の問題であって、
その頃には「iPhone bug」で検索すると、もっと他のバグがひっかかって、
このApp Crash Bugの情報を見つけることの方が困難になってしまっていることだろう。
ただ、それでもあえてブログに書いたのは、既にiPhoneを買ってしまった人が、
残りの夏の貴重な時間を変な復元作業や修復への試行錯誤で無駄にしないで済むようにと思ってのこと。
そういう意味では、日本時間の今晩iPhoneが発売開始する約20カ国がちょっと心配です。
買った状態でOSが2.0.2で、この問題が頻発したら、いきなりでばなでの評判をくじかれそう...
これとは別に、また復元で戸惑ったら、
アップルは「とりあえずバージョン2.0.1を2.0.3として再リリースするべき」という意見を英語ブログの方に書いてみようと思う。