歩きながらUSTREAMができるWiMAX登場で、drikinは後悔?
ちょっと遅いニュースですが、先週、UQコミュニケーションのWIMAXサービスの開通式に行ってきました。
日本はADSLや光ファイバーが、異常なくらいに普及した世界最先端のブロードバンド環境が整備された国ですが、今度はその先進ブロードバンド通信が、モバイルの世界にも広がろうとしているようです。
既に私が愛用している日本通信のb-mobile 3Gや、最近、Macに対応したというNTT DoCoMoのデータ通信ソリューションなどが採用しているHSDPAや、eモバイルの一部の製品が採用しているHSUPA(そういえば、ソフトバンクもeモバイルと提携して、データ通信サービスを提供しますね)。
都内の地下鉄の各駅に用意された公衆無線LANなど、モバイルブロードバンド環境は充実の一途をたどっています。
そんな中、私がWiMAXで期待するのは上り回線の速さ。下り回線は条件が良ければ6〜10Mbpsほど(悪ければ2〜4Mbpsほど)で、これもすごいですが。
これだけだと、ただのこれまでのb-mobile 3G/e-mobileよりちょっとWebページの表示が早くなるくらいの実感しか持てません。
WiMAXの登場で一番、期待できるのは、上りが速いことGizmodo曰く3.5Mbpsほど出たそうです。
Gizmodo: 真のモバイルブロードバンド「UQ WiMAX」を体験してきた
これによって、これまでのHSDPAでは、できなかったUstreamなどを使っての、動画番組の放送局として活用が可能になります。
実際、私も開通式でまっさきに試したのがこれ。私の近くにあったDELLのNetBookを使って、Ustreamの中継をしてみました。
被写体が私だけで、しかも、あまり動いていないので、あまり公開したくなりませんが、こんな感じです。音声をとるのは失敗していますが、決して悪くない感じですよね?
Ustreamといえばdrikin、drikinといえばUstreamで、
昨日も新規に購入したMac miniの開封式を自宅からUstream中継していたようです
(彼はその昔、自宅のMacの横にライブカメラを設置していたくらいの、自分放送好き)。
今はSan Franciscoに行ってしまったdrikinですが、彼は昔、最寄り駅から自宅までの徒歩15分ほどの距離を、17インチのMacBook Proにeモバイルをぶらさげて、Skypeでテキストチャットしながら歩いていた、という周りの人からはどうみても怪しい行動をとっていた人物です(暗い夜道、MacBookの液晶のバックライトで彼の顔だけが浮かび上がって、しかも、カチャカチャキーボードを叩いていた様子を想像すると...)。
そんな彼も、もし、この春に日本にいてWiMAXを使用していたら、両手を休めて、Ustreamしながら帰宅をしていたのかもしれませんね。e-mobileもない、San Franciscoに行ってしまったことを後悔しているのでは?
私はWIMAXに関して言えば、その成り立ちにも、技術にも疑念を持っている部分はあります:
ITmedia: 立ちはだかった予想外の壁
ITmedia: 本当にモバイルWIMAXでいいのか?
どちらの記事もPR記事ではありますが、Qualcommの方々は、かなり真摯な姿勢で話しをしていらっしゃいました。
まあ、でも、WiMAXに決まっちゃったものはしょうがない。
あとは、この規格が当初言われていたように、本当に第3者の参入がしやすいオープンな形で運営されるのかなども含めて、じっくり見守っていきたいところです。