mooカードの次はPoken?
実は表参道のWinged Wheelでつくっていたお気に入りの傘のデザインの名刺は、
最初から刷れる枚数が決まっていて、そろそろその枚数を刷り終わってしまう。
新しいデザインを用意したいが、なかなかそれができずにいる。
それではどうしているかというと、
最近は「パーティー用の名刺」と称して、mooカードを配っている。
これは以前、CNetなどにもとりあげられたことがあるイギリスの名刺サービス。
写真共有サイトFlickrにあげた自分のお気に入り写真を100枚選ぶと、
それをミニ名刺にしてくれる英国のサービス(最近は普通サイズの名刺もつくれる)。
なんと、ちゃんと日本語の名前の印刷にも対応している。
これ、ブロガーの間では、数年前に大流行し、今ではすっかり定着しているものなのだが、
それでも人に渡すと「え?すごい。これどこでつくってくれるんですか?」と聞かれることが多い。
なので、この際、ここで紹介しておこうと思って書いた。
だが、先週の金曜日、私が大阪のApple Store Shinsaibashiで初めてのイベントをやっている最中、
東京の原宿で行われていた、今、東京でもっとも熱いパーティー「Tokyo CGM Night」にて、
このmooカードの次のトレンドとも言える、すごいモノが発表された。
(友人のフランシス恩田氏に教えてもらい。しかも、1個いただいてしまった。彼のブログにはPokenの詳しい解析も載っている:恩田フランシス秀樹の日常)。
その名は「Poken(ポーケン)」。
こんな感じのデバイスだ。
これまで大型のパーティーがあると毎晩、数十枚〜100枚単位で名刺が増え管理に困っていた。
ある程度、名刺がたまると、その中で特に重要なものはScanSnapを使ってiPhotoに取り込みiPhone転送していた(こちらで紹介されている技だ:ScanSnap + iPod touch)。
とはいえ、日々、半端でない数の名刺が増え、もらった数分後には、どの名刺がどの人だったかが
わからなくなっているのも事実。
そもそも、これまでパーティーで名刺をもらった後、どうするかといえば、
名刺をもらった後で、その後も本当にコンタクトを取りそうな人は、
帰宅後、とりあえずTwitterにいないか検索をしたり、
友達づきあいならfacebook(かmixi)、ビジネスづきあいならLinkedInといったSNSでつながっておくというのが、最近、もっともよくあるパターンだ。
mixiだと顔写真があがっていなかったり、ニックネームだけで本名がわからないこともあり不安だが、
facebookやLinkedInにいる人ならほぼ確実に本人だと確認できるし、相手によっては住所や電話番号も確認できるので、後日、遊びやビジネスでコンタクトを取りたくなったときに便利なのだ。
で、これをやる際、名刺に刷られている情報で必要なのは、せいぜい本名とメールアドレス、あとは会社名くらいで、後の情報は不要なのだ。
それだけのことに、毎回、大量の紙をやりとりしするのもいいけれど、
結局はどれが誰のものだったかわからなくなるくらいなら、何かもっと効率がいい方法がないかというのは、おそらく誰もが思っていたところだろう。
dynodexというシステム手帳連動型サービスや、PaperPortというスキャナー、OCRソフト、
そしてCardScanというOCR+SNS連携機能を持ったサービスが出てくる度に「今度こそ」と思ったが、
なかなか、脱名刺が実現しなかったが、今回、発表された「Poken」が
再びその夢をみせてくれた。
しかも、今回は、それを実際に人々が使うための礼儀作法や商品としての広がりまで含めて非常によく考えられている。
簡単に説明すると、この旧iPod shuffleほどの小さなデバイスの胴体部分を手に持ち、
まずは自分のPokenと相手のPokenの目を向かい合わせる。
つづいて、両方のPokenの手をあわせるようにすると、
緑色のライトがついて、情報交換が完了する(タッチする、またはPokenする、という)。
帰宅後、Pokenの手の部分を取り外すとUSB端子が露出するので、
これを自分のパソコンにさして、中にあるHTMLファイルをダブルクリックすると、
その日、自分がPokenした人の情報が、ズラズラっと表示され、
1クリックで、その人のTwitterのページやfacebookのページそしてLinkedInのプロフィールページなどが表示できるというものだ。
ちなみに、パーティーに来る人は自分と馬があいそうな人ばかりではない。
用心深い人は、とりあえずPokenをDiscreteモードという状態にしておく。
すると、相手には必要最低限の情報(場合によっては情報を一切渡さないことも可能)だけが伝わり、
帰宅してパソコンにつないで相手のプロフィールなどをみてから、
本当にプロフィール情報を共有するか吟味することもできる。
スイスで誕生したPokenだが、既にオランダではテレビにとりあげられるほどの人気ぶりだ。
実は、米国への進出の直前に、先週、まずは日本でのデビューを果たしたわけだが、
まだ、Webページの日本語化が完璧でなかったり、1度に情報交換できる相手が64人までだったりと、
まだまだ問題もあるにはあるが、
このなんだかかわいらしいマスコットのようなつくりも含めて、
個人的にかなり応援したいニューテクノロジーの1つに浮上している。
[追記:
私がPokenを知り、調べ、感動し、恩田フランシスさんにもらい、その後、Pokenの創業者をインタビューし、さらに好きになった模様は、Twitterで振り返ることができます。
Search Twitter: Poken Nobi
]
既に日本のAmazonでも売り始めているので、興味のある人は、
次のIT系パーティーに行く前に、ぜひ、1個、購入してPoken仲間を捜してみて欲しい。
(もしかしたら、これからはPokenオーナーが、ただPokenしたいがために集まるパーティーが増えそうな予感。まあ、それはそれで楽しいか ;-) )。
というわけで、Poken、興味をもたれた方は、ぜひ、Amazonか公式ページから!
(ちなみに公式ページで買った分も、ちゃんと、日本の営業所から発送されるようです)。
Pokenは、現在、以下の5種類のパターンが選べます(+非売品のゴリラもあります):
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1人で持っていてもつまらないという人は、友達の分も一緒に購入:
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