古賀さん、バルマーを食う
今朝はマイクロソフト社CEO、スティーブ・バルマーの来日にあわせて、
「Windows Liveサービス」正式版の発表が行なわれた。
さすがのバルマーも日本のプレスを前にして「マスミディア!マスミディア!マスミディア!マスミディア!マスミディア!マスミディア!マスミディア!...マスミディア!」などと言うわけもなく、プレゼンテーションは、ところどころ強気を見せながらも淡々とした様子。
マイクロソフトも箱売りのアプリケーションビジネスだけでなく、サービスにも本格的に取り組んでいるとアピールするものだった:
MSのバルマーCEOが来日。「Windows Liveでソフト+サービスを実現」
「Androidを評価するのは難しい」--MSのバルマーCEO来日
Windows Liveが「ソフトウェア+サービス」の方向性を示す、バルマーCEO
ソフト+サービスはGoogleより上──MSバルマーCEOが来日
そんな中、バルマー氏よりも個人的にインパクトが強かったのがパートナー企業の代表としてただ1人登壇したNTT東日本の古賀さん。
私には今でもフレッツADSLの発表をした古賀さんのイメージが強く、あまりいい印象はなかったけれど、マイクロソフトの発表会にきてバルマーの前で、あれだけ強気で好き勝手言える心臓は「さすが」というか頼もしく思った。
録音していなかったので正確なQuoteはできないが...
マイクロソフトさんも、パッケージにCDと緩衝剤と空気を詰めて、何万円を巻き上げるビジネスをやめて、世界でもトップレベルの光ファイバーインフラの上で提供されるアプリケーションの1つとして料金を徴収するようなモデルに徐々にシフトしていって欲しい
といった内容(と口ぶり)。ちょっと痛快だった。
少なくとも今のところ日本ほど光ファイバーのインフラが整備されている国はないので、それを使って頑張って欲しい。
この部分も大きくうなずける。
実際、過去数年にあってきたアメリカ人のベンチャー達も、「日本にはこれだけ整備されたインフラがあるのに、それをうまく生かそうとするようなベンチャーがなかなかない。だから、我々がやってやる」くらいの強気の姿勢でいた。
今年、日本法人をつくったBitTorrentにも、同じ考えがあるのだと思うし、実際にそういっていた
(すみません。インタビューの原稿、もう少しだけ待ってください。某担当編集者様。書籍の方の原稿、もうあとヒトイキです)。
彼らが実際に成功したかどうかというと別問題だが、そんなことは関係ない。
この恵まれた環境をいかして、世界がこのレベルに達した時にスゴいことになりそうなビジネスを築き、それを(長い目で)育てて、いずれアメリカなどでも光ファイバーが普及した時に、「世界の〜〜〜社」といえるような会社。そろそろ日本からでてきて欲しいと思う。
今日、感じた熱い思いがさめないうちに、とりあえず久々にブログ更新(仕事の息抜き&気分転換&眠気覚ましに....)