早過ぎたガジェット達をじっくり使い込んでみる
週に2回、編集会議でアスキーに行く。
いつも出社はぎりぎりの時間。
だから、会社への行き方は一通りしかない。
でも、家への帰宅方法は頭にぱっと思い浮かぶだけで6通りはある。
今日は新宿でラベルプリンタのインクリボンを買って、そこから大江戸線(なんと、ここでM@BlogのMatthewに遭遇)で六本木へ。ツタヤで最新雑誌の表紙だけチェックして、DVD返却と新作を2泊3日でレンタルしてからマキアート片手に麻布十番駅へ。そこから南北線(/目黒線)に乗って帰宅した。
南北線のどこの駅だったろうか、乗ってきた男性の耳にはiPod用ではないヘッドホン。
もしかしたら隠れiPodユーザーな〜んて思いながらコードの先を辿ると、彼の手には懐かしい曲線の物体が。
それはNTTドコモとシャープが共同開発したあの名作ガジェット「eggy」だった。
新しいガジェットを使っているのはは当たり前だ。
でも、その中であえて機械式リアルホイールの初代iPodやeggyといったちょっと古くて、それでいて今でも十分実用になるガジェットを頑なに使い続けている姿勢はどこかかっこいい。
「いやー、今となっちゃあ古いけれど。やっぱり、コイツがよくってね」みたいなこだわりが伝わってくる。
日立のMP-EG 1あたりも、今更、使っているとかえって渋みが出るのかも知れない。
Well agingなガジェット(いい歳の重ね方をするガジェット)って実際に時間が経ってみないとわからないものなんだろうか。
それにしても気になるのが南北線の彼だ。
M-Stage Visualの放送は終わっていると思うし、一体、なんの動画コンテンツを見ていたんだろう。
もし、最新のハードディスクレコーダーとかで録画した番組を、CFカードに移して、それを見ていたというなら、それまたそれでテッキーな感じがいいかも。でも、できればスクリプトなどを使って作業をスマートに自動化していることを期待。
あとで気がついたのだけれど、確か横にいた人もPALDIOの古いシャープ製端末を使っていたし(341Sとかそこいらへん?)、それ系の業界の集団だったのだろうか?
それにしても旧NTT Personalとシャープはいいシナジーを生み出していた。出す機種、出す機種すべてがある意味、名機だった気がする。
「PHSはダメ」というNTTドコモ(非NTTパーソナル組)の人達の触れ込みの効果もあって、PHSは今やすっかりデーター通信専用とか偏ったイメージが定着してしまっている(そういえばNTT Personal吸収前のDoCoMoが家電量販店に「PHSの欠点を列挙して携帯の販促をするように」という指示書を出していたというニュースもあったっけ...)。
でも、米国とかではPHSとほぼ同等規格のPCSがなかなか健闘していたり(きっと人にはGSM勧めちゃうけれど)、最近ではまもなくウィルコムに名称変更するDDI PocketがPHSもっと頑張ります宣言をしていたりと、PHSもまだまだぜんぜん捨てたもんじゃない。
いずれはeggyもeggy hi-resなんていう名前で再登場して欲しい製品だけれど、こういう実験的製品って復活はありえないんだろうなぁ...シャープとウィルコムで組んでeggy 2をつくったりできたら(名前は使えないだろうけれど)、それはそれで良さそう。
P.S.「eggy」は、発表直後からかなり気になる存在だったけれど、初めて実物を触ったのはBS Fujiの幻の名番組、お台場トレンド株式市場だった。iPodだかなんだかを紹介する回で出演したら、渋谷康人さんが紹介するアイテムとしてスタジオにあったのだ。その後、自分用にも値段がかなり安くなってから購入した。ただ、うちにはP-inがないのでケーブルでPHSにつなぐというスタイル。しかも、その後も何度かPHSを機種変更しているので今の最新型はつながらない...これがシャープの単独開発だったらファームウェアアップグレードで、WiFiカード通信とかももしかしたらありかもしれないのだけれど。やっぱり、開発にキャリアを巻き込むのは弊害が多いような気がするのですが、いかがでしょう?