Bose、SoundDockに驚いた理由
のまのしわざを読んで思い出した。
BOSE社からiPod専用スピーカーシステムのSoundDockが発売されている。
この製品を最初に見かけたのはApple Expo Paris。騒々しい会場でしっかりと音質を確認できるようにわざわざ試聴室をつくっての出展だった。
いち早くブースを発見した私は、パリ在住の版画家で最近は版画の手法を取り入れたコラージュ作品をつくっているアーティスト、Rudi金井氏と一緒に試聴した。
高音とかの抜けもよさそうだし低音もしっかりしている気がする。安ヘッドホンとかではぼやけてしまいそうなバックコーラスとかも明瞭に聴き取れるし...でも、これって本当にそれほど音質がいいのだろうか?実は後からデモンストレーターに聞いてみたところデモに用意されていた音源は、決してビットレートも高くないMP3圧縮だった。音質の上限がどのあたりなのかはよくわからなかった...
でも、このSoundDockで音質以上に驚いたのがその展示台のしかけ。
「そこでBOSE社が満を持して発表するのが、このSoundDockです」というデモンストレーターの声の後、BGMのオーケストラー演奏のピッチがだんだんと上がってきて、クライマックスに達したところで、それまでiPodの背景を覆い隠していたベールが取れるというしかけ。
上のサムネールをクリックするとそのムービーが見れます(音無し)
SoundDockとは、その後、CEATECとかWPC Expoで再開できると期待していたけれど、私はどちらでも見かけなかった。
でも、その代わりに見かけたCompanion3にはかなり惹かれ始めている。
そういえばTOKYO GAME SHOWには、ボーズとは別会社というボーズ感性工学リサーチ株式会社が出展して定価60万円くらいのラジカセ(というかラジMD)、BOSE VIAを、「今だけ、ここだけの特別価格、22万円」で限定発売していた。
うるさい会場で、試聴室なしだけれど、側面に手を当てればその音の迫力のすごさが振動で伝わってくる。
こちらもたしかに音はよさそうだったけれど、じっくり聞いていないし、その場で22万円の買い物を即決する勇気もなかったので今回は写真だけ撮ってパスした。
帰宅して調べてみたらARTIFACTさんとかでも過去に話題になっていたようだ。しかし、1年前以上前から実売価格20万円台で売っていて、ちっとも限定販売じゃないのに、「限定だ」、「定価60万円だ」はちょっとなしだよなぁ...
押し切られて買わないでよかったと今さらながらちょっと胸を撫で下ろす今日この頃(まあ、もともと買うつもりなしだったけれど...ポイント貯まらないし)