その名はペンギラン!?
GQに載っていたブルネイ皇太子結婚のニュースが目に留まった。
花嫁の名前はサラ・ペンギラン・サレー...
実はブルネイ王室に友達がいる。大学時代の同級生だ。いや、同級生でもないか、一緒にクラスを取ったことはないや。でも、なぜかたまにつるんで遊んでいた。
王位継承権はかなり低かったと聞いているけれど立派な王族とのこと。私自身は実際にブルネイに彼を訪ねに行ったこともないし、帰国後は絵ハガキを1通もらっただけ。筆無精な私は返事もしていない...
でも、誕生日プレゼントにお城をもらったり、お兄さんのコレクションがフェラーリだったり、
本人のコレクションが(少なくとも'90年代中頃までに出ていた)全音楽CDだったりとなかなか常人とは違う暮らしぶりをしていたことだけは確かだ(ただし、私が時々するみたいに同じアルバムの日本版とアメリカ版、イギリス版、ドイツ版を買いそろえるといったマニアックな買い方をしていたかまでは知らない)。
アメリカではいたって普通の留学生ならぬ遊学生だったけれど...
私や他の友人は彼をサレーと呼んでいたが、国民はペンギランと呼ぶしきたりになっていたらしい。
花嫁の名前、「ペンギラン・サレー」を見て彼を思い出さずにはいられなかった。
ちなみにサレーやペンギランは彼の名前のほんの一部だ。
ブルネイ王室では祖先の名前をひきついでどんどん重ねていくしきたりがあるらしい。
つまり代を追えば追うほど名前が長くなっていく。
サレーの本名はたしか、サレフディン・カマルディン・ペンギラン・・・・
フルネームを書き出すとA4の紙にして2〜3ページにはなる。
実はアメリカで暮らしていく上で必須のSocial Security Number(社会保障番号)をつくるとき、そのオフィスに私の車で連れていったのだが、そのやりとりがおもしろかった。
事務員「ここにフルネーム、ここに生年月日、ここに現住所を書いて...」
サレー「フルネーム?」
事務員「そう、フルネームよ、決まっているでしょう?」
サレー「この枠には収まらないと思うんだけれど」
事務員「多少、小さな字で書いてもいいから」
サレー「そうじゃなくって、別紙が必要になると思うんだけれど...」
事情を説明するのに数十分かかって、結局、異例の事態にどうしていいのかわからず紙を2枚渡されてそこにフルネームを書いて、事務員の人はそれをホチキスで止めるだかなんだかしていたと思う。
サレー元気だろうか?
結構、日本好きだったみたいだし表向きは石油関係の会社の役員か何かだから案外、日本にもよく来ているのかも...
ちなみによく話のネタに使ってしまうが、クラスメートにも有名人が1人いる。日本で特に有名なオリンピアードの妹で顔もそっくり。実は本人もオリンピアードだったと聞くが、その後は、なんだったかのスポーツ番組でスポーツジャーナリストとして長嶋一茂氏とTV出演しているのを見た。長嶋さんがTVで「ヘイ、キャロル!」と呼んでいたのは、カール・ルイスの妹のキャロル・ルイス。校内でもめちゃくちゃ有名だったらしいけれど、私はしばらくなんで有名なのかわからなかったけれど、ある日、じーっと顔を見ていてわかってしまった。
同級生で有名人というともう1人、同じクラスになったことはないけれど松田洋治とも同じ中学だった。背丈や髪形が似ていたのでよく背後から迫ってくるテニス部の女子に「松田先輩!あ、なんだ違った」と間違えられていたっけ...「撮影で〜す」といって2クラス合同の柔道の授業を抜け出していたのは正直ちょっとうらやましかった(笑)。
Googleしたら公式ホームページがあって日記をつけていました。