ツイッターで混乱広げないための、2ステップの工夫
Twitterでは、私宛の「 @nobi 」がついたつぶやきに加え、今回、つくったいくつかのリスト:
に加えて、各被災地のハッシュタグをチェックしています(すべて読んでるわけではなく、流し読みです): 宮城県: #save_miyagi 福島県: #save_fukushima 山形県: #save_yamagata 青森県: #save_aomori 秋田県: #save_akita 岩手県: #save_iwate 茨城県: #save_ibaraki
なお、Twitterの調子が悪く、ハッシュタグの情報が表示されないこともありますが、読むだけであればGoogle Realtimeというサービスで、かなり安定して読むことができます。 Google Realtime 検索窓に、上の #save_県名 を入力すれば見ることができます。
これらの情報を見て、これは広げた方がいいという情報があれば、 公式RTをしています(この災害時、リツイートの方法は重要です。公式RTといって、何のことかわからない方は、ぜひ、こちらの私の記事か、ITmediaのこちらの記事を読んで下さい)
被災地のハッシュタグのツイートを見ていると、たまに「〜〜さんが××に取り残されています。これが彼女のブログです。 http://〜〜〜」といった気になる情報があります。私もRTしようと思いますが、一歩、踏みとどまって、調べてみると、実は情報発信者は、とっくに救出されていたり、実は現地にいなかったりすることもあります。
そこで、私がRTをする前に、どのようにして情報の真贋を見分けているかの情報を共有したいと思います(といっても、私はどちらかと言えば、いい加減な人間なので、そんなに大した物ではありません。数秒で終わるような、非常に申し訳ないレベルのチェック方法です)。
1.それが最新の情報かを調べる
今、自分が広げようとしているツブヤキは本当に最新の情報かを、まず確認しましょう。 つぶやきの下についている時刻や時間を表す情報をチェックしましょう(あるいは、そのツブヤキの詳細情報を表示しましょう)
Twitterで、情報を発信している人の名前の部分のクリックを見て、一番、新しいツブヤキから、広めようとしているツブヤキまで、最近のツブヤキを遡ります。
Webページで見た場合や、iPhone、Android用のTwitter社の公式クライアントは、新しいツブヤキを優先表示しますが、他社のクライアントは、最後に読んだツブヤキを覚えていて、古いツブヤキを優先的に表示してしまうものが多いので、注意が必要です。
もし、ツブヤキがブログ記事などにリンクしている場合は、そのブログのトップページに移動します(ほとんどの、ブログは画面の上の「ブログ名」の部分をクリックすると、トップページ(目次ページ)に移動できます。そこで、もっと、新しい記事がないかを確認します。
なぜ、最新の情報でないといけないのか?
なぜ、最新の情報でないといけないのか。 例えば、Aさんの、こんなつぶやきをみつけたとしましょう。 A: ○○町で緊急の治療が必要な人がいる。 でも、実は、これはAさんの1日前のツブヤキかもしれません。それをRTして広めてしまうと、大事な救急の方を、誰もいない場所に送ってしまうことになるかも知れないからです。
2.誰が発信した情報か、Twitterのプロフィールや過去発言を確認する
自分が広げようとしているツブヤキはどんな人から出てきた情報か。そこに書かれている情報は、本当に、その人、自身が発信した情報か。これを、その方のプロフィール情報や、過去のつぶやきを見て、自分で考えて判断します。
なぜ、本人? なぜ、本人発の情報でないといけないのか。 それは、例えば、Bさんが、こんな風につぶやいていたとしましょう。
B: ○○町では、支援物資を必要としています。
もし、Bさんが現地にいて、実際にそのことで困っているなら、これは信憑性のある情報ですが、Bさんが、ぜんぜん、別のところにいて、テレビでコメンテーターが言っていた、昨日の情報を伝え聞いて、それをつぶやいていただけだとすると、これまたこれで間違った場所に支援物資を送ることになってしまうかも知れません。 Bさん自身も、できれば、現地からの生の情報を、情報の発信源がハッキリとわかる公式RTで広げた方がよかったわけです。
もちろん、こんな時期、悪意でつぶやいたりデマを広げようとしている人達の方が少ないわけですが、ちょっとした「情報の流れのしくみ」を理解すると、それだけで重要情報がよりスムーズに流れるようになると思います。
あと、つぶやくときには、そのつぶやきを、被災された方が見た時、どう感じるか、被災者になったつもりで読み返してみることも必要かも知れません。
私は、どっちかというといいかげんな方なので、もっとしっかりした方々には、ぜひ、下のコメント欄で、もっと、しっかりした確認方法を書いていただければと思います。
そして、余裕がある方には、そちらも読んでいただければと思います。
ただ、上の2つを行うだけでも、かなり、間違い情報の流布を減らせると思います。
ツイッターなんて、全然知らないという被災地の声も聞こえてきます。 近くに情報を必要としている方がいたら、ぜひ、ツイッター接続できる方は、情報を共有してあげましょう。
なお、地域によっては、今夜、停電があるということなので、ツイッターをするにしても、いざという時のために携帯電話/スマートフォンのバッテリーをセーブしながらつかう工夫も必要かも知れません。