2012年のお気に入りその2:「Livescribe Sky WiFi Smartpen:未来からやってきたデジタルペン」

「Livescribe社のスマートペン」と聞いてピンと来ない人は、百聞は一見に如かず、とりあえずダマされたと思って最初の数秒だけでいいので、次の動画を再生してみて欲しい。衝撃を受けるはずだ。

Livescribeを知っている人も、あることに驚くはずだ。
そう、ペンが(英語ではなく)日本語を話しているのだ!


Livescribeのペンをこのブログで紹介するのは初めてではない。旧製品を紹介した「21世紀を感じさせる魔法のLiveScribeペン」という記事は今なおアクセス数が多いこのブログの人気記事で、日本からの売り上げにも相当貢献したようだ。


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2012年12月30日 | Permalink

2012年のお気に入りその1:「パロットZik:美しさと最先端の融合」

このままではブログの更新が年1ポストで終わってしまう!それでは本ブログをホストしてくれているCPIサーバー(突然、大量のアクセスがあっても落ちない堅牢性を持つ)にも、世界に誇れる日本生まれの先進ブログシステム、a-blog CMSにも申し訳ないので、年賀状も書いていないけど、急遽、ブログを更新することにした。

1つ目はしばらくブログ離れをしていた身体にブログ更新を馴染ませるために、あまり考えずに書ける記事「2012年、私のお気に入りアイテム」。

 実はここ数年はモノを買うことに興味が持てなくなった。
 TEDでも講演をしているEdward Burtynskyの映画「Manufactured Landscapes」の影響かも知れない(大量生産によって山などが削られていくことを紹介したドキュメンタリー。予告編だけで憂鬱になれます。)。
 この映画を見た後からは、ただ売り上げを立てるためだけに浅い考えで企画され、過剰に大量生産された商品にはちょっとした嫌悪感すら抱くようになった。一気に量販店からも足が遠のいた。

 でも、そこは21世紀人、新しいものが一切、欲しくない訳ではないし、それなしで生きられる分けでもない。
 ただ、今みたいにモノが大量に乱造される世の中ではなく、本当によく考え抜かれたモノだけが必要な量だけつくられるのが理想だと切に思う。

 実はアップルのiPhoneはその点でも素晴らしいと思う。今では1年で日本の人口と同じくらいの台数が出荷されるiPhoneだが、1年につくるモデルは1種類だけ。
 考えに考えに考え抜いて企画し、素材を厳選し、それをどのような形で成形し、どのように流通させるかまでしっかり考えて売り、しかも、1度、販売したら、その後、数年間、売り続ける。
 実際、私のブログを読むIT寄りの人はiPhone 5にしか注目しないかも知れないが、今でも2011年開発のiPhone 4Sも現役なら、2010年開発のiPhone 4も現役だ。最近、シリコンバレーに行くと、ショッピングモールに中古携帯電話の査定をしてくれる自動販売機が置いてあるが、これで予想金額を調べてみても他のスマートフォンは新品同様でも数十ドル(数千円)なのに対して、iPhoneだけはきれいな状態であれば数万円の価値がつく(Samsung製もiPhoneよりは安いがそれなりの価値がつく)。半年も経たないうちにどんどん旧機種に成り下がってしまう他のスマートフォンと、じっくりとつくられ、何年も売られ続けるiPhoneでは、まったく別の種類のスマートフォンと言っても過言でないだろう。


 そういう意味では、今年のお気に入りアイテムの筆頭にあげるべきは「iPhone 5」かも知れないが「iPhone 5」や「iPad mini」の話はITmediaやascii.jpにたっぷり書いてきたので、ブログではそうした媒体ではなかなか紹介されない逸品に触れられればと思う。

 今年は運良くいくつか本当に気に入り、肌身離さず持ち歩く気になれる自慢のアイテムをいくつか手にすることができた。あまりテクノロジーを感じさせず、見た目にも美しさを持ち、それでいて使っていてウキウキする

 今年は運良くいくつか本当に気に入り、肌身離さず持ち歩く気になれる自慢のアイテムをいくつか手にすることができた。あまりテクノロジーを感じさせず、見た目にも美しさを持ち、「アッチの製品よりイイ」の論理でつくられたのではなく、そのモノ自体がオリジナルであり、新しさを感じさせ、使っていてウキウキし、所有していることを誇りに思える、そんな製品達だ。



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2012年12月30日 | Permalink