強いのは既知の友人が多いSNSか!?
Social Networkでは、参加者の数も重要けれど、1ユーザーが1日当たりどれくらいの時間をそこで費やすか、どれだけそこに依存しているかも重要な要素だと思う。
いや、もしかしたら、それはそのSNSが何を目指しているのかによって違って、例えば特定の仕事のパートナーを検索する時にだけアクセスしておしまい、というサービスもありかもしれない。また、特定の広告メッセージが、ターゲット層にとりあえず届けばそれだけでビジネスとして成功、というところもあるのかも知れない。
ただ、依存度が高まり、利用時間が長くなるとそれによって利用者の心の中でのそのSNSの存在が大きくなってくる。
この「Social Networkへの依存度」を高める上でやはり最強のツールはコミュニティー(グループ)だと思う。
中でもとりわけ重要なのは既に築かれた既知の友人同士によるコミュニティーをいかに取り込むかが重要な気がする。
私の周囲にあるコミュニティーを例にあげると、fotologのコミュニティー、関心空間のコミュニティー、Mac関連のコミュニティーそして自分では参加していないが友達がいっぱいいるフットサルチームのコミュニティーといったものがそれにあたる。
実は今、これらすべてのコミュニティーがmixiにできてしまったため、最近ではすっかりmixiiへの依存度が高くなり、友達の動向をチェックすべく、かなりの頻度でアクセスするようになってしまった。
でも、コミュニティーをはじめに採用したのはOrkutだし、mixiは日本の他のSNSと比較してもかなり採用は遅かった方の部類だ。それなのに、なぜ自分のまわりはmixiなのかを考えてみると2通りのパターンがある。
1つは、日記機能にハマった人。BLOGという言葉に難しそうなイメージを抱いていた人、世界中の人に読まれるということに抵抗があっ何人かの友人がmixiで日記をはじめ、職場の仲間を引き込み、日々、お互い会社では交わさなかった話に花を咲かせている。
もう1つのパターンはMacユーザー。fotologや初期の関心空間にしても、Macユーザーはいいものを発見すると人に広めたがる傾向が強く、コミュニティーをつくりやすいのかもしれない。驚くほど増えた日本のSNSだが、実はMac(のWebブラウザー、Safari)にもしっかりと対応してるものは意外に少ない。この点、mixi(やEchoo!)は最初からMacにしっかり対応していた。つまり、パソコンのOSなんかを気にせずに楽しめた。
ちなみに対応していないSNSというのは、決してMacからは利用できない、というわけではない。レイアウトが崩れたり、メニューやボタンの操作がしづらかったりというだけで、ほとんどのSNSのほとんどの機能はMacからもちゃんと利用できる。ただし、そこはもともとノートパソコンの底面の見栄えにもこだわる人が多いMacユーザー、崩れたレイアウトの画面ではどうしても満足しきれない。
Macフレンドリー&独自のBLOG/日記機能と言えば、Echoo!もこれにあたるけ。おまけに一般の人はいきなりSNSだ、日記だ、コミュニティーだと言われてもなんだかわからず敬遠するのが普通なので、より敷居が低い「指とま」からの移行組が期待できるEchoo!にも他のSNSでは、見かけない新規ユーザー獲得の点では期待してしまう。
元同級生には言葉不要の強いつながりがあり、Echoo!を覗けば、音信不通の友達の近況が分かるというのであればそれはそれで大きな強みだ。
もちろん、Echoo!も同級生だけでなく、今後、まだSNSへの移行を果たしていない既存コミュニティーをうまく取り込んでいけばそれはそれで大きな強みになるだろう。
ただ、既に他のSNSにできたコミュニティーがそのまま移行するかと言えばこれはよほど画期的な(それでいて真似できない)新機能でも用意しない限り難しいだろう。1人のユーザーを別のSNSに移行させるだけでもかなりの労を要する。
ネット上だけでのつながりはもろくて壊れやすい。実はこれを強調していたのはGree.jpで、爆発的な成長よりも、友達の紹介文をしっかり書き込んで、強い絆をじっくりと育てていこうとしている印象があった。奇しくもそのGree.jpが小回りの良さもあって、ダントツの成長率でユ−ザーを獲得していったのはおもしろい。今度の日曜日には参加者1万人突破のパーティーが行われるようだけれど、そこで実際に顔を突き合わせることで、ユーザー間の絆が深まれば(またはSNS上ではまだ出会っていなかった、おもしろい出会いに遭遇すれば)それはそれで今後のgree.jpの強みになるかもしれない。
(このパーティー、私もぜひ行きたいが、他の予定があって今のところ参加できるかは不明だ)。
今後もなんだかんだいって全部のSNSをチェックし続けるとは思うが、とりあえず今は既知の友人が多いということでmixiの利用率があがってしまっている。でも、できるだけいろいろなSNSのいろいろな新機能、サービスを使って新しい可能性、発展性を検証していきたい
P.S.月刊アスキー最新号の記事でいろいろ取材をさせてもらったが、もしかしたら、インタビューの中でmixi運営者、笠原健治さんが語っている「エンターテイメント性重視」の部分が自分の周りの人間にはヒットしたのかもしれない...
いや、もしかしたら、それはそのSNSが何を目指しているのかによって違って、例えば特定の仕事のパートナーを検索する時にだけアクセスしておしまい、というサービスもありかもしれない。また、特定の広告メッセージが、ターゲット層にとりあえず届けばそれだけでビジネスとして成功、というところもあるのかも知れない。
ただ、依存度が高まり、利用時間が長くなるとそれによって利用者の心の中でのそのSNSの存在が大きくなってくる。
この「Social Networkへの依存度」を高める上でやはり最強のツールはコミュニティー(グループ)だと思う。
中でもとりわけ重要なのは既に築かれた既知の友人同士によるコミュニティーをいかに取り込むかが重要な気がする。
私の周囲にあるコミュニティーを例にあげると、fotologのコミュニティー、関心空間のコミュニティー、Mac関連のコミュニティーそして自分では参加していないが友達がいっぱいいるフットサルチームのコミュニティーといったものがそれにあたる。
実は今、これらすべてのコミュニティーがmixiにできてしまったため、最近ではすっかりmixiiへの依存度が高くなり、友達の動向をチェックすべく、かなりの頻度でアクセスするようになってしまった。
でも、コミュニティーをはじめに採用したのはOrkutだし、mixiは日本の他のSNSと比較してもかなり採用は遅かった方の部類だ。それなのに、なぜ自分のまわりはmixiなのかを考えてみると2通りのパターンがある。
1つは、日記機能にハマった人。BLOGという言葉に難しそうなイメージを抱いていた人、世界中の人に読まれるということに抵抗があっ何人かの友人がmixiで日記をはじめ、職場の仲間を引き込み、日々、お互い会社では交わさなかった話に花を咲かせている。
もう1つのパターンはMacユーザー。fotologや初期の関心空間にしても、Macユーザーはいいものを発見すると人に広めたがる傾向が強く、コミュニティーをつくりやすいのかもしれない。驚くほど増えた日本のSNSだが、実はMac(のWebブラウザー、Safari)にもしっかりと対応してるものは意外に少ない。この点、mixi(やEchoo!)は最初からMacにしっかり対応していた。つまり、パソコンのOSなんかを気にせずに楽しめた。
ちなみに対応していないSNSというのは、決してMacからは利用できない、というわけではない。レイアウトが崩れたり、メニューやボタンの操作がしづらかったりというだけで、ほとんどのSNSのほとんどの機能はMacからもちゃんと利用できる。ただし、そこはもともとノートパソコンの底面の見栄えにもこだわる人が多いMacユーザー、崩れたレイアウトの画面ではどうしても満足しきれない。
Macフレンドリー&独自のBLOG/日記機能と言えば、Echoo!もこれにあたるけ。おまけに一般の人はいきなりSNSだ、日記だ、コミュニティーだと言われてもなんだかわからず敬遠するのが普通なので、より敷居が低い「指とま」からの移行組が期待できるEchoo!にも他のSNSでは、見かけない新規ユーザー獲得の点では期待してしまう。
元同級生には言葉不要の強いつながりがあり、Echoo!を覗けば、音信不通の友達の近況が分かるというのであればそれはそれで大きな強みだ。
もちろん、Echoo!も同級生だけでなく、今後、まだSNSへの移行を果たしていない既存コミュニティーをうまく取り込んでいけばそれはそれで大きな強みになるだろう。
ただ、既に他のSNSにできたコミュニティーがそのまま移行するかと言えばこれはよほど画期的な(それでいて真似できない)新機能でも用意しない限り難しいだろう。1人のユーザーを別のSNSに移行させるだけでもかなりの労を要する。
ネット上だけでのつながりはもろくて壊れやすい。実はこれを強調していたのはGree.jpで、爆発的な成長よりも、友達の紹介文をしっかり書き込んで、強い絆をじっくりと育てていこうとしている印象があった。奇しくもそのGree.jpが小回りの良さもあって、ダントツの成長率でユ−ザーを獲得していったのはおもしろい。今度の日曜日には参加者1万人突破のパーティーが行われるようだけれど、そこで実際に顔を突き合わせることで、ユーザー間の絆が深まれば(またはSNS上ではまだ出会っていなかった、おもしろい出会いに遭遇すれば)それはそれで今後のgree.jpの強みになるかもしれない。
(このパーティー、私もぜひ行きたいが、他の予定があって今のところ参加できるかは不明だ)。
今後もなんだかんだいって全部のSNSをチェックし続けるとは思うが、とりあえず今は既知の友人が多いということでmixiの利用率があがってしまっている。でも、できるだけいろいろなSNSのいろいろな新機能、サービスを使って新しい可能性、発展性を検証していきたい
P.S.月刊アスキー最新号の記事でいろいろ取材をさせてもらったが、もしかしたら、インタビューの中でmixi運営者、笠原健治さんが語っている「エンターテイメント性重視」の部分が自分の周りの人間にはヒットしたのかもしれない...