「ドリオ」正式公開!
友達や仕事での日常的やりとりにまだ電子メールを使っている人!
最近、私の周りではInstant Messengerやチャット(そして非公開のブログ)を使うケースが圧倒的に増えている。
中でも飛び抜けて多いのがSkypeチャット機能の利用者ーー音声チャット(通話)ではなく、文字による対話。
実はこのSkypeチャットを、さらに便利にするソフト、「ドリオ」が満を持して公開された!
でもドリオの話の前に、まずはちょっとSkypeチャットの話。
Skypeチャットが便利な理由は11月29日発売のMac People '07年 01月号 [雑誌]誌の単発記事などでも触れているが、もっとも大きいのは相手がインターネットに接続していなくても、とりあえずメッセージを書き置きできること。
従来のチャットのような、相手に即時返答を押し付ける感じの負荷の大きいコミュニケーションは仕事や生活の支障になりかねないが、Skypeチャットの「書き置き型」コミュニケーションは、電子メールとInstant Messengerの長所を併せ持ったような良さがある(昔、これにちょっと似た、「書き置き」型コミュニケーションを実現するyabumiというソフトがあった。結構好きだった)。
この良さに最初に気がついたのは、最近、私の目利きとなっているドリキン。その強引なエバンジェリズム(笑)で、周囲に一気に広まった。おまけに使い始めると確かに便利なので、そのまま定着していった。
現在、私のMacでは、常に4〜5個のチャットルーム(複数人が参加して、常に会話が進行している部屋)と20近くのプライベートチャネル(特定個人との間の会話)が開きっぱなしになっている。
さて、そのドリキンが、このSkypeチャットをさらに便利にするソフト、「ドリオ」を開発し正式リリースした。
Mac専用のソフトだが、これでSkypeチャットはますます手離せないコミュニケーション手段となった。
(実はドリオ、前に一瞬だけ、このブログで紹介した。しかし、その後、仲間内から「歩調を合わせて一斉公開しよう」、という呼びかけがあり一時、これを取り下げた経緯がある。こちらがその時の記事だ:「チャットログ、再び...」。記事の中では作者のdrikinを、空々しくインタビューしているので、そちらも楽しんで欲しい)
もっとも、MacPeople誌の欄外まで注意深く読んでいた人は、既に「ドリオ」の存在は知っていたはず。実はこの記事の出版にあわせて完成を急がせたところがあるーー結局、間に合わなかったけれど ;-) )。
「ドリオ」はSkypeをいろいろ便利にしてくれる補助ソフトだ。
とはいっても、実は「ドリオ」自体にはなんの機能もない。このソフトはプラグインを追加することでいろいろなことができるようになる。
微力ながら私も暫定マニュアルを書く形で開発に協力した(雑誌も出ているので早く公開して欲しかったけれど、マニュアルの準備だけ、まったくできていなかった)。そのマニュアルでは、かわいらしい犬アイコンの世界観にあわせて、このことを 「ドリオ」に「芸(=プラグイン)」を覚えさせるというアナロジーを使わせてもらった。このアイディア、結構、気に入っている(なので、次のアップデートでは、プラグインは「骨」のアイコンに>drikin)
いくつか標準プラグインが用意されているが、Skypeチャットのヘビーユーザーにとって一番便利なのは「NotifyMail」のプラグインだろう。
Skypeもある程度以上、利用率が高まり、いくつかのチャットを同時進行で行うようになると、すべての部屋の会話を追うのが大変になる。私も未読のメッセージが3桁たまると、そのまま読みもせずに流してしまうことが多い。
とはいえ、読み逃したくないメッセージもある。
「林さん、例の件、どうなりました?」といった「私」個人に宛てて発せられたメッセージならなおさらだ。
そこでNotifyMailプラグインの登場となる。このプラグインは、自分が参加しているいずれかのチャットルームで登録したキーワード(例えば自分の名前)を検出すると、その後、1分間のログ(セリフの記録を)自分宛にメールで送信してくれる。送信先は2つまで登録可能なので、片方は携帯電話のメール宛にしている。これで電車に乗っていてもチャットに返事ができるようになった。
もっとも、そうするためにはパソコンを常に家などに置きっぱなしにしてSkypeにつなげて置くか、1台別のパソコンと別のSkypeアカウントを用意して、そのアカウントを常に自分と同じチャットルームに加えておかなければならないが....
「ドリオ」には他にもいくつか便利なプラグインがある。
「TIDLYLOG」はSkypeでの会話をスタイルシート対応のHTMLとして記録してくれるプラグイン(将来の夢はセリフをiChatのような吹き出し表示にすること)。
「dorio」プラグインは、チャットにちゃちゃを入れてくれる。
「SearchCommand」は、主要検索エンジンを使った検索用URLを表示してくれる。そしてURLLoggerは会話の中にでてきたURLを記録して表示してくれる。
でも、これはまだまだほんの序章に過ぎない。現在、ドリキン以外にも何人かがドリオ用プラグインを開発中。
その中にはかなり便利そうなプラグインもいくつか控えている。
チャットソフトの機能としてはGoogle Talkもかなりいい線を行っていて、最近、Skypeチャットの最大の強みであった不在相手向けのメッセージ発信にも対応した。とはいえ、 「ドリオ」の登場で、Skypeチャットがまた少し優位に立ったかな。
まだ、Skypeチャットを試したことがない人、ぜひ、これを機会に始めて見て下さい。
そして、既にSkypeチャットの魅力にハマっている人。
もしMacユーザーなら、今すぐ 「ドリオ」をダウンロードしよう!
ちなみにこのソフト、まもなく仕様も公開予定なので、開発者の方にはぜひ「ドリオ」用プラグインの開発にも挑戦して欲しい。
なお、作者のdrikinは会社勤めがあって、余暇を潰してこのソフトをつくっている。
まだ検証が不十分で、動作がおかしいところもあるかもしれないが、そこは公式サイトにコメントを書くなどして報告して、暖かく見守ってあげて欲しい。
ドリオ公式ホームページ
drikinからの正式アナウンスメント
Skypeを便利にするその他のアイテム達:
最近、私の周りではInstant Messengerやチャット(そして非公開のブログ)を使うケースが圧倒的に増えている。
中でも飛び抜けて多いのがSkypeチャット機能の利用者ーー音声チャット(通話)ではなく、文字による対話。
実はこのSkypeチャットを、さらに便利にするソフト、「ドリオ」が満を持して公開された!
でもドリオの話の前に、まずはちょっとSkypeチャットの話。
Skypeチャットが便利な理由は11月29日発売のMac People '07年 01月号 [雑誌]誌の単発記事などでも触れているが、もっとも大きいのは相手がインターネットに接続していなくても、とりあえずメッセージを書き置きできること。
従来のチャットのような、相手に即時返答を押し付ける感じの負荷の大きいコミュニケーションは仕事や生活の支障になりかねないが、Skypeチャットの「書き置き型」コミュニケーションは、電子メールとInstant Messengerの長所を併せ持ったような良さがある(昔、これにちょっと似た、「書き置き」型コミュニケーションを実現するyabumiというソフトがあった。結構好きだった)。
この良さに最初に気がついたのは、最近、私の目利きとなっているドリキン。その強引なエバンジェリズム(笑)で、周囲に一気に広まった。おまけに使い始めると確かに便利なので、そのまま定着していった。
現在、私のMacでは、常に4〜5個のチャットルーム(複数人が参加して、常に会話が進行している部屋)と20近くのプライベートチャネル(特定個人との間の会話)が開きっぱなしになっている。
さて、そのドリキンが、このSkypeチャットをさらに便利にするソフト、「ドリオ」を開発し正式リリースした。
Mac専用のソフトだが、これでSkypeチャットはますます手離せないコミュニケーション手段となった。
(実はドリオ、前に一瞬だけ、このブログで紹介した。しかし、その後、仲間内から「歩調を合わせて一斉公開しよう」、という呼びかけがあり一時、これを取り下げた経緯がある。こちらがその時の記事だ:「チャットログ、再び...」。記事の中では作者のdrikinを、空々しくインタビューしているので、そちらも楽しんで欲しい)
もっとも、MacPeople誌の欄外まで注意深く読んでいた人は、既に「ドリオ」の存在は知っていたはず。実はこの記事の出版にあわせて完成を急がせたところがあるーー結局、間に合わなかったけれど ;-) )。
「ドリオ」はSkypeをいろいろ便利にしてくれる補助ソフトだ。
とはいっても、実は「ドリオ」自体にはなんの機能もない。このソフトはプラグインを追加することでいろいろなことができるようになる。
微力ながら私も暫定マニュアルを書く形で開発に協力した(雑誌も出ているので早く公開して欲しかったけれど、マニュアルの準備だけ、まったくできていなかった)。そのマニュアルでは、かわいらしい犬アイコンの世界観にあわせて、このことを 「ドリオ」に「芸(=プラグイン)」を覚えさせるというアナロジーを使わせてもらった。このアイディア、結構、気に入っている(なので、次のアップデートでは、プラグインは「骨」のアイコンに>drikin)
いくつか標準プラグインが用意されているが、Skypeチャットのヘビーユーザーにとって一番便利なのは「NotifyMail」のプラグインだろう。
Skypeもある程度以上、利用率が高まり、いくつかのチャットを同時進行で行うようになると、すべての部屋の会話を追うのが大変になる。私も未読のメッセージが3桁たまると、そのまま読みもせずに流してしまうことが多い。
とはいえ、読み逃したくないメッセージもある。
「林さん、例の件、どうなりました?」といった「私」個人に宛てて発せられたメッセージならなおさらだ。
そこでNotifyMailプラグインの登場となる。このプラグインは、自分が参加しているいずれかのチャットルームで登録したキーワード(例えば自分の名前)を検出すると、その後、1分間のログ(セリフの記録を)自分宛にメールで送信してくれる。送信先は2つまで登録可能なので、片方は携帯電話のメール宛にしている。これで電車に乗っていてもチャットに返事ができるようになった。
もっとも、そうするためにはパソコンを常に家などに置きっぱなしにしてSkypeにつなげて置くか、1台別のパソコンと別のSkypeアカウントを用意して、そのアカウントを常に自分と同じチャットルームに加えておかなければならないが....
「ドリオ」には他にもいくつか便利なプラグインがある。
「TIDLYLOG」はSkypeでの会話をスタイルシート対応のHTMLとして記録してくれるプラグイン(将来の夢はセリフをiChatのような吹き出し表示にすること)。
「dorio」プラグインは、チャットにちゃちゃを入れてくれる。
「SearchCommand」は、主要検索エンジンを使った検索用URLを表示してくれる。そしてURLLoggerは会話の中にでてきたURLを記録して表示してくれる。
でも、これはまだまだほんの序章に過ぎない。現在、ドリキン以外にも何人かがドリオ用プラグインを開発中。
その中にはかなり便利そうなプラグインもいくつか控えている。
チャットソフトの機能としてはGoogle Talkもかなりいい線を行っていて、最近、Skypeチャットの最大の強みであった不在相手向けのメッセージ発信にも対応した。とはいえ、 「ドリオ」の登場で、Skypeチャットがまた少し優位に立ったかな。
まだ、Skypeチャットを試したことがない人、ぜひ、これを機会に始めて見て下さい。
そして、既にSkypeチャットの魅力にハマっている人。
もしMacユーザーなら、今すぐ 「ドリオ」をダウンロードしよう!
ちなみにこのソフト、まもなく仕様も公開予定なので、開発者の方にはぜひ「ドリオ」用プラグインの開発にも挑戦して欲しい。
なお、作者のdrikinは会社勤めがあって、余暇を潰してこのソフトをつくっている。
まだ検証が不十分で、動作がおかしいところもあるかもしれないが、そこは公式サイトにコメントを書くなどして報告して、暖かく見守ってあげて欲しい。
ドリオ公式ホームページ
drikinからの正式アナウンスメント
Skypeを便利にするその他のアイテム達: