Mac史上、もっともバリエーション豊かなラインアップ?
今日の講演、新機種に触れないわけにも行かず、冒頭、5分ほどで昨日の発表のまとめを行った。
アップル社のWebページではなかなか総覧ができないので、
昨日の発表で一新されたアップル社のノート型全ラインアップをスライドにまとめてみるとこんな感じになる。
(よくスライドを見返したら、製品名をいれているスライドがなかったので、価格で許してください)
エントリーモデル(MacBookホワイト)と最上位モデル(17インチMacBook Pro)、そしてMacBook Airは旧来通りの外観で、間に挟まれたMacBookとMacBook Proだけが、iMacに似たガラス液晶とガラス製のマルチタッチ・トラックパッドを採用するという、なんともチグハグの構成だ。
かつて、たくさんあった製品ラインを、iBookとPowerBookの2モデルだけに「シンプル化」したのと同じ会社の戦略だとは思えない。
同じ時期に発売されている製品でも、モデルによって操作インターフェース(トラックパッド)も、ディスプレイアダプタ(mini DVI、miniDisplayPort、DVI)も異なるのだ。
MacBookホワイトとMacBook Pro 17インチに関しては在庫一掃中、というイメージもなくはないが、これまでのMacBook ホワイトやMacBook Pro 17インチも、十分魅力的な製品だったことを考えると、これらの製品をそのまま残してくれたことを喜ぶユーザーも少なからずいるはず。
今回のラインアップは、あらゆるユーザーのわがままに答えるべく揃えた
アップル史上もっとも多様なノート製品ラインアップと取ることもできるはず。
ちなみにガラス製マルチタッチ・トラックパッドに憧れるけれど、すぐには新機種が買えない人達に朗報。
私がたまにプレゼンでも使うiPhone用ソフトの「PaD」は、iPod touch/iPhone 3Gを遠隔操作可能な無線LAN接続のマルチタッチトラックパッドに変えてくれるアプリケーションだ。
ちゃんと拡大/縮小などの操作にも対応している。ソフト的には新しい4本指操作にも対応可能かもしれない。
今朝発見したのだが、おもしろいことにアップル社が、このPaDの最新版の登録を承認してくれないらしい。
困った作者は自信満々の最新版をJailbreak用として提供する始末。
PaDホームページ
アップルがなぜ、このソフトを認めないかは実に興味深い。
遠隔マルチタッチトラックパッドは、使い心地がよく、アップル自身が製品化する可能性もないとはいえない(ハードになるか、iPhone用アプリになるかはわからないが)。
このあたり、もう少し探りをいれてみる必要がありそうだ。
なお、これから行う新MacBook/MacBook Pro担当マネージャーのインタビューはITmediaにて記事を掲載予定。またブログはしばらく止まってしまうかもしれないが、それまでの間はそちらの記事を楽しんで欲しい。
最後にMacZoo in Kansai '08の私のセッションに来てくださった方々、ありがとうございました。
あわただしくてスミマセンでした。言い忘れていましたが配布資料の右上に私のメールアドレスを書いてあるので、返事は遅いですが、何かあればメールをください!
インタビュー後、ITmediaの記事アップ前にブログを更新するのは問題ありそうなので、この記事はインタビュー前の林の個人的憶測だけで書いています。