Parallels vs VMware Fusion:第1幕
さっき仕事をしていたらParallels社のBenjamin Rudolphが声をかけてきた。
「MACWORLDに出展するので、ぜひ遊びにきて欲しい」、という挨拶。
ブース番号:1643
それにしても最近、周囲では
Parallelsの新ベータと、ついに登場したVMwareの公開β版、VMware FUSIONが大きな話題となっている。
夏にVMwareの本社を訪問して取材してきたが、その時点では明らかにVMwareが優位に見えた。
(VMwareの当時のβ版の動作模様はMacFanのCD-ROMに収録してもらっている)。
Intel Core Duoの両コアをサポートし、USB 2.0をサポートし、ウィンドウリサイズにあわせてWindows環境の解像度が自動的に調整される。
当時はどうみても「とりあえずWindowsが動きます」のParallelsよりも、VMwareの方が先を行っていた。
ところが、Parallelsは最近リリースされたβ版で、機能も使い心地も進んだ。
この当たりはVirtual PCや、そのかつてのライバル、SoftPC(SoftWindows)なんかではかなり前から実現していた機能で、これらのソフトからVirtualに移行したことで「失った」機能あるいは「不便になった」機能でもあった。
しかし、今回、これらがいきなり解決されたことで、Parallelsの便利さが一気に向上。
USB 2.0もサポート、パフォーマンスも良好。
私からもリクエストを出していたBootCampのディスクパーティションから起動する機能もサポートされた。
(これでDirect Xを使う場合はBootCamp、それ以外はParallelsで作業すればよくなる。ノート型では重要なハードディスクスペースを大幅に節約できる)。
このβ版が先にリリースされてしまったことで、
VMwareは待たせていてわりにはサプライズの少ない、という印象を拭えなくなってしまった。
もっとも、夏にインタビューした時点では、VMwareの方々は、公開ベータでの反応を見ながら製品の方向性や機能を決めていくといっていたので、まだまだこれで勝敗を決めるのは性急すぎる。
(それに今のVMwareにはOLPCのOSが動くことや、デュアルコア環境をエミュレートしているといった強みは残っている)。
それにしてもParallels、突然のあそこまでの機能強化...
もしかしたら、Virtual PCやSoftPCの開発者とかが絡んでいるんじゃないかと聞き出そうとしたんだけれど...
あっさりとかわされてしまった。
Parallels vs VMware
やはり、ソフトウェアは好敵手がいると元気に育つもの。
この2つのソフトには、ぜひともVirtual PC vs SoftWindowsの時の熱狂ぶりを再現して欲しいと思う。
Parallels日本語ページ
VMware Fusion
「MACWORLDに出展するので、ぜひ遊びにきて欲しい」、という挨拶。
ブース番号:1643
それにしても最近、周囲では
Parallelsの新ベータと、ついに登場したVMwareの公開β版、VMware FUSIONが大きな話題となっている。
夏にVMwareの本社を訪問して取材してきたが、その時点では明らかにVMwareが優位に見えた。
(VMwareの当時のβ版の動作模様はMacFanのCD-ROMに収録してもらっている)。
Intel Core Duoの両コアをサポートし、USB 2.0をサポートし、ウィンドウリサイズにあわせてWindows環境の解像度が自動的に調整される。
当時はどうみても「とりあえずWindowsが動きます」のParallelsよりも、VMwareの方が先を行っていた。
ところが、Parallelsは最近リリースされたβ版で、機能も使い心地も進んだ。
- Windows環境で端までカーソルを持っていくと自動的にMacのカーソルに切り替わる
- WindowsのデスクトップとMacのデスクトップの間でファイルをドラッグ&ドロップで移動できる
- Windows環境とMac環境でファイルのコピー&ペーストができる
この当たりはVirtual PCや、そのかつてのライバル、SoftPC(SoftWindows)なんかではかなり前から実現していた機能で、これらのソフトからVirtualに移行したことで「失った」機能あるいは「不便になった」機能でもあった。
しかし、今回、これらがいきなり解決されたことで、Parallelsの便利さが一気に向上。
USB 2.0もサポート、パフォーマンスも良好。
私からもリクエストを出していたBootCampのディスクパーティションから起動する機能もサポートされた。
(これでDirect Xを使う場合はBootCamp、それ以外はParallelsで作業すればよくなる。ノート型では重要なハードディスクスペースを大幅に節約できる)。
このβ版が先にリリースされてしまったことで、
VMwareは待たせていてわりにはサプライズの少ない、という印象を拭えなくなってしまった。
もっとも、夏にインタビューした時点では、VMwareの方々は、公開ベータでの反応を見ながら製品の方向性や機能を決めていくといっていたので、まだまだこれで勝敗を決めるのは性急すぎる。
(それに今のVMwareにはOLPCのOSが動くことや、デュアルコア環境をエミュレートしているといった強みは残っている)。
それにしてもParallels、突然のあそこまでの機能強化...
もしかしたら、Virtual PCやSoftPCの開発者とかが絡んでいるんじゃないかと聞き出そうとしたんだけれど...
あっさりとかわされてしまった。
Parallels vs VMware
やはり、ソフトウェアは好敵手がいると元気に育つもの。
この2つのソフトには、ぜひともVirtual PC vs SoftWindowsの時の熱狂ぶりを再現して欲しいと思う。
Parallels日本語ページ
VMware Fusion