追記型アップデート vs 同期型アップデート
nobilog2を開くたびに、前のエントリーが表示されるのが苦痛なので、仕事をしなければだけれど、もう1エントリー書くことにした
(どうやら、私は一息ついて、なかなか次の仕事に向けてエンジンがかからない時にBLOGを更新することが多いみたいだ)。
Mac OS X v10.4 'Tiger'についてだ。
ーーなお、Tigerと言えば、米CNBC放送のTVレポートがなかなか凄かったので、まだ見ていない人はぜひご覧あれ!(情報提供:drikin via iChat AV)。
雑誌などではつい派手な新機能ばかりを紹介してしまうが、さすがに200の新機能があるというだけあって、実は地味ながら役立つ機能も多い。
例えば、Safari 2.0の新機能「このページの内容をメールで送信」というメニュー。これはWebページを見たままの状態でメール送信する機能だ。相手が同じくTigerのMailを使っていないとちゃんと、表示されないかもしれないが、上のCNBCのニュースレポートも、この機能で友人に知らせた。
あと、この記事のようなBLOGエントリーをWebページから入力しているときに、すごくうれしいのがフォーム入力でのUndo(取り消し)機能だ。1回だけでなく、かなり、前の入力までさかのぼることができる。
でも、このエントリーで取り上げたいのは、有料の.Mac会員でないと恩恵が受けられない「.Mac Sync」という機能で、これも使いだすとなかなかやめられない。
実はTiger発売の直前に、念願のPowerBook G4(15インチ)を手に入れたのだが、
その新PowerBookへの移行で、これがなんとも役に立ったのだ。
最近のMacには(そしてTigerそのものにも)「移行アシスタント」 というソフトがついている。
前から「今度、マシンを乗り換えたらぜひ使ってみよう!」と心に決めていたが、これはかなわなかった。
以前、このBLOGでも書いたが、私が前に使っていたPowerBook 12"はFireWireポートが壊れてしまっている(試作品の周辺機器を試していたときにそうなってしまった)。
だが、「移行アシスタント」はFireWireのターゲットモードという機能を使ってデーターの移行を行う。
そこで、私が取ったのが、まずPowerBook G5 15"をTigerにアップグレードし、(急ぎのTiger関係のムック記事を書き終えてから)、PowerBook G4 12インチにもTigerをインストールした。
そしてインストールが終わってから、まずはPowerBook G4 12インチで.Macの同期機能を使ってみたのだ。
同期完了後、今度は同じ操作をPowerBook G4(15インチ)で行ったところ、アドレスブックやメールの署名までもが移行できた。なぜかSafariのブックマークの移行はうまくいかず、面倒なので、前のPowerBookの初期設定フォルだ(~/Library)から直接、コピーしてしまったが、それ以外は完璧だ。
これは便利。
一度、不要なデーターも含めて全部コピーして、その上に上書きするのが従来の追記型アップデートだとすると、これはいうなればクリーンインストール+同期型アップグレードと呼べそうだ。
パソコンは使い続けると、ハードディスクや初期設定フォルダに余計なファイルが増えすぎて、それが不良動作やパフォーマンス低下につながることも多い。
OSメジャーアップデートの際は、一度、ハードディスクをフォーマットして、そこにOSを新規インストール(クリーンインストール)するくらいやった方が、調子がいい。
とはいえ、新規インストール後のいろいろな手間を考えると、なかなかそれは実行できないのだが、この.Mac Syncを使えば、新規インストールや新マシン移行の手間も大幅に軽減されるところ。
では、後は何が面倒かと言うと、アプリケーションの再インストールと、シリアル番号の入力だ。
オンラインで売っているソフトは、こういう時に強い。Webで検索して、最新版をダウンロードしてきて、シリアル番号を打ち込み直せば、それですぐに使える状態になる。
私はメールの管理が悪くて、シリアル番号が発見できなくなっていることも多いが、Spotlightの機能で、検索すればすぐに見つかる。
また、最近のシェアウェア料金支払いサービスがよくできていて、たいていはこのサービス側ですぐにシリアル番号の再発行を行ってくれる。
日本のベクターは、早くからこのサービスを実践していた会社のひとつ。
どうやら、いつのまにかいろいろシステムが変わったみたいで、なんだか、毎回、5〜6分、サイトの中を探しまわらないと、見つからない(=ものすごくわかりにくい)が、今でもちゃんとシリアル番号再発行サービスは健在のようだ。
利用履歴確認・キー再送付
最近、利用が増えてきたesellerateも、メールアドレスを入力して、リクエストすると、過去に買ったソフトすべてのシリアル番号がまとめてメールで送られてきてた(これは便利)。
問題はesellerateのサービスを利用しているシェアウェア会社/作者は、あたかも自社のeコマースサイトのようなふりをしていることが多いので、なかなかどのシステムで購入したのかが思い出せないこと。また、アクセスしてもesellerateそのもののサポートページにリンクされていないことが多いことだ。
一方、kagi.comは、シリアル番号流出とかがないように配慮してなのかもしれないけれど、ちょっと厳しめだ。
メールアドレスとトランザクション番号または購入手段の詳細が必要になる。
とはいえ、クレジットカードは有効期限が過ぎたら前のカードの番号なんて覚えていないし、紛失や盗難で、番号が変わっちゃっていることもある。そう考えるとちょっと不便な気がする。
それにしても、いずれ、こうしたシリアル番号の情報もサーバー管理してくれるようになったら便利だと思えてならない。
.Macのホームページが、改訂され、ちょっとした情報ポータルになったのを見ると、ますますそう思えてしまう。
いや、一番、Macらしい方法は、シリアル番号をキーチェーンに埋め込んでしまうことかもしれない。
これなら.Mac Syncで同期できるし。
他の重要なパスワードとかの情報から切り離せないようにする仕組み、あるいは可視化できないしくみを用意すれば、不用意に人にあげたりするのを防ぐこともできるかもしれないし、なんとか実現しないかな...
とにかく、大変、便利な.mac syncだけれど、ちょっと残念なのはたまに同期が崩れてしまうことがあり、1度、エラーが出始めると、その後もエラーが頻発してしまうこと。
こちらもたまにサーバーの情報をリセットしてクリーンな状態にしてあげる必要があるようだ。
【mixiの日記に戻る】
(どうやら、私は一息ついて、なかなか次の仕事に向けてエンジンがかからない時にBLOGを更新することが多いみたいだ)。
Mac OS X v10.4 'Tiger'についてだ。
ーーなお、Tigerと言えば、米CNBC放送のTVレポートがなかなか凄かったので、まだ見ていない人はぜひご覧あれ!(情報提供:drikin via iChat AV)。
雑誌などではつい派手な新機能ばかりを紹介してしまうが、さすがに200の新機能があるというだけあって、実は地味ながら役立つ機能も多い。
例えば、Safari 2.0の新機能「このページの内容をメールで送信」というメニュー。これはWebページを見たままの状態でメール送信する機能だ。相手が同じくTigerのMailを使っていないとちゃんと、表示されないかもしれないが、上のCNBCのニュースレポートも、この機能で友人に知らせた。
あと、この記事のようなBLOGエントリーをWebページから入力しているときに、すごくうれしいのがフォーム入力でのUndo(取り消し)機能だ。1回だけでなく、かなり、前の入力までさかのぼることができる。
でも、このエントリーで取り上げたいのは、有料の.Mac会員でないと恩恵が受けられない「.Mac Sync」という機能で、これも使いだすとなかなかやめられない。
実はTiger発売の直前に、念願のPowerBook G4(15インチ)を手に入れたのだが、
その新PowerBookへの移行で、これがなんとも役に立ったのだ。
最近のMacには(そしてTigerそのものにも)「移行アシスタント」 というソフトがついている。
前から「今度、マシンを乗り換えたらぜひ使ってみよう!」と心に決めていたが、これはかなわなかった。
以前、このBLOGでも書いたが、私が前に使っていたPowerBook 12"はFireWireポートが壊れてしまっている(試作品の周辺機器を試していたときにそうなってしまった)。
だが、「移行アシスタント」はFireWireのターゲットモードという機能を使ってデーターの移行を行う。
そこで、私が取ったのが、まずPowerBook G5 15"をTigerにアップグレードし、(急ぎのTiger関係のムック記事を書き終えてから)、PowerBook G4 12インチにもTigerをインストールした。
そしてインストールが終わってから、まずはPowerBook G4 12インチで.Macの同期機能を使ってみたのだ。
同期完了後、今度は同じ操作をPowerBook G4(15インチ)で行ったところ、アドレスブックやメールの署名までもが移行できた。なぜかSafariのブックマークの移行はうまくいかず、面倒なので、前のPowerBookの初期設定フォルだ(~/Library)から直接、コピーしてしまったが、それ以外は完璧だ。
これは便利。
一度、不要なデーターも含めて全部コピーして、その上に上書きするのが従来の追記型アップデートだとすると、これはいうなればクリーンインストール+同期型アップグレードと呼べそうだ。
パソコンは使い続けると、ハードディスクや初期設定フォルダに余計なファイルが増えすぎて、それが不良動作やパフォーマンス低下につながることも多い。
OSメジャーアップデートの際は、一度、ハードディスクをフォーマットして、そこにOSを新規インストール(クリーンインストール)するくらいやった方が、調子がいい。
とはいえ、新規インストール後のいろいろな手間を考えると、なかなかそれは実行できないのだが、この.Mac Syncを使えば、新規インストールや新マシン移行の手間も大幅に軽減されるところ。
では、後は何が面倒かと言うと、アプリケーションの再インストールと、シリアル番号の入力だ。
オンラインで売っているソフトは、こういう時に強い。Webで検索して、最新版をダウンロードしてきて、シリアル番号を打ち込み直せば、それですぐに使える状態になる。
私はメールの管理が悪くて、シリアル番号が発見できなくなっていることも多いが、Spotlightの機能で、検索すればすぐに見つかる。
また、最近のシェアウェア料金支払いサービスがよくできていて、たいていはこのサービス側ですぐにシリアル番号の再発行を行ってくれる。
日本のベクターは、早くからこのサービスを実践していた会社のひとつ。
どうやら、いつのまにかいろいろシステムが変わったみたいで、なんだか、毎回、5〜6分、サイトの中を探しまわらないと、見つからない(=ものすごくわかりにくい)が、今でもちゃんとシリアル番号再発行サービスは健在のようだ。
利用履歴確認・キー再送付
最近、利用が増えてきたesellerateも、メールアドレスを入力して、リクエストすると、過去に買ったソフトすべてのシリアル番号がまとめてメールで送られてきてた(これは便利)。
問題はesellerateのサービスを利用しているシェアウェア会社/作者は、あたかも自社のeコマースサイトのようなふりをしていることが多いので、なかなかどのシステムで購入したのかが思い出せないこと。また、アクセスしてもesellerateそのもののサポートページにリンクされていないことが多いことだ。
一方、kagi.comは、シリアル番号流出とかがないように配慮してなのかもしれないけれど、ちょっと厳しめだ。
メールアドレスとトランザクション番号または購入手段の詳細が必要になる。
とはいえ、クレジットカードは有効期限が過ぎたら前のカードの番号なんて覚えていないし、紛失や盗難で、番号が変わっちゃっていることもある。そう考えるとちょっと不便な気がする。
それにしても、いずれ、こうしたシリアル番号の情報もサーバー管理してくれるようになったら便利だと思えてならない。
.Macのホームページが、改訂され、ちょっとした情報ポータルになったのを見ると、ますますそう思えてしまう。
いや、一番、Macらしい方法は、シリアル番号をキーチェーンに埋め込んでしまうことかもしれない。
これなら.Mac Syncで同期できるし。
他の重要なパスワードとかの情報から切り離せないようにする仕組み、あるいは可視化できないしくみを用意すれば、不用意に人にあげたりするのを防ぐこともできるかもしれないし、なんとか実現しないかな...
とにかく、大変、便利な.mac syncだけれど、ちょっと残念なのはたまに同期が崩れてしまうことがあり、1度、エラーが出始めると、その後もエラーが頻発してしまうこと。
こちらもたまにサーバーの情報をリセットしてクリーンな状態にしてあげる必要があるようだ。
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