ウィンブルドンの名試合はiTunesで

今年のウィンブルドンも残すは2試合のみ。
日本時間の夜10時開始。
この大会、アガシ最後のウィンブルドンを戦ったラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーによる男子シングル決勝戦。
そしてもう1つが、女子ダブルスの決勝戦(例年のチャンピオン、杉山愛は今年は早々と敗退。その分、シングルで頑張ったが実らず)。

ところで、久々にUSのiTunes Music Storeを覗いてビックリ。
「TV Show」のコーナーで、これまでWimbledonで行われたテニス史に残る名試合が4.99ドルで売られていました。
楽しそうだよなぁ。アメリカのiTunes Music Store!
日本でもiTunes/iPodはそれなりに人気がありますが、最近、米国と比べるとシェアもやや下がり気味。
でも、それってiTunes/iPod本来の楽しさーーiTunes Music Storeのコンテンツの充実ぶりーーを押さえつけられた上での評価で、果たしてそれって本当にユーザーにとってメリットがあることなのか、と疑問に思ってしまう。
 日本のiTunes Music Storeのコンテンツが少ないのは、何もレーベルが協力的でないというだけでなく、iTunes K.K.の不手際(人手不足や日本の業界に精通している人が少ない)ということも聞く。

 でも、音楽レーベルの側にも、せっかく大きな可能性があるもの、勢いがあるものをのばして、業界全体を栄えさせよう、という姿勢がなく、なんとか関係の近い会社のサービスを成功させよう、という方に目がいってしまっている気がする。一方、テレビコンテンツを持っている会社は、「これからはワンセグ」という自己暗示にがんじがらめになっていて、やはり「もしかしたらチャンスになるかもしれない」ものが見えていない気がします。

ユーザーとしては残念な限り。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年07月09日 | Permalink