今月後半の予定
原稿を待たせている編集者の方々向けに、半ば業務連絡的に今月後半の予定をまとめます。
春頃からは、執筆よりも講演活動をメインにしてきたが、
書籍の執筆をするために、今月は少しスローダウンしている。
(が、なかなか進まず、各方面にはご迷惑をおかけしております...)。
もっとも、講演を止めてしまったわけではなく、
これまで週に1〜2回だったものを、2週間に1回にペースダウンしているというのが実態。
また、これまではどちらかというとメーカーの管理職やエンジニアを対象としたセミナーでの講演が中心だったが、先月末からは、少しずつ違った層向けの講演も始めている。
明日は、いつも第2の仕事場としても活用している六本木ライブラリーにて、ライブラリートークを行う。これは同会員制ライブラリーのメンバー向けのイベントだ(同伴者1人まではOKなので、直接メンバーでなくても知り合いがいれば入場可能だ)。
タイトルは「黒船iPhone来航後の ビジネスを考える 」で、携帯電話事業者やメーカーといった視点だけに留まらず、より幅広い業種の人向けの内容にするつもりだ。
これからiPhoneやAndroid、あるいは今後、登場するそれに類する携帯電話が普及してくることで、人々の暮らしぶりがどのように代わり、それによってどのようなビジネスチャンスがでてくるのかを紹介する内容になる。
トークそのものはもちろんだが、終わってから他のライブラリーメンバーの方々と接することを楽しみにしている(理由は後述)。
26日には、大塚商会主催のイベント、MacZooにて開幕直後の特別講演という大役を授かかった。
「iPhoneは人々の暮らし、社会、ビジネスをどう変えていくのか」というタイトルだ。
お話をいただいたのが、かなり前だったので、やや漠然としたタイトルにしてしまったが、大塚商会のセミナーなので、ビジネスの現場で、iPhoneをどのように活用できるのか、より実践的な内容に重点を置くことになると思っている。
ちなみに9月は、5日に、Macお宝鑑定団さんの働きかけで「Apple User Group Meeting In Kumamoto」に参加、そして8日に東京商工会議所で、そして25日には日経BP系のイベントで話す予定だ(15日から5日ほどはパリにて取材予定)。
ちなみに明日、講演を行う六本木ライブラリーは、田中長徳さんの本やブログにもよく登場する会員制のライブラリースペース。
ちょっと雰囲気を変えて仕事をしたい時や、人との打ち合わせのときによく使わせてもらっています。
このライブラリーの一体、何が素晴らしいかというと。
東京を見下ろす眺望や本棚に並んだ本も素晴らしいけれど、
それに加えて「類は友を呼ぶ」の言葉通り、親しい友人や、パーティーなどで知り合った「あの人はおもしろい。もっと深く知りたい」と思うような人が、まるで示し合わせたかのようにして、ここの会員になっていることに驚かされる。
よく記事を書いている会社の元取締役も、主要取引先の元会長や現役役員、そして日本で起業して海外で話題になっている某ベンチャー起業の代表も、いつもおもしろいしかけで私をあっといわせる某アート集団の人も、背後に秘められた深い思想でうならせるアート集団も、某大手メーカーの3つのグループ会社の名刺を持って謎の活動を続ける親友やら、テレビでパソコンの使いこなしを解説している方、Perlの世界では有名なエンジニアの方や、オープンソースの世界で有名で、今はいろいろとおもしろいイベントの仕掛人としても注目度が高いあの人物、iPhone関係の記事で活躍中の同業ジャーナリストやら、今、ちょっと思い返しただけでも、ものすごく幅広い分野の、ものすごく優秀な方々が、同じ時間にいることはなくても、皆、緩やかにこのライブラリーを通してつながっている、という事実には本当に驚かされてしまう。
このライブラリーに私の本を寄贈するにあたって、ディレクターの小林麻美さんらと話しをすることができたが、これでライブラリーがますます好きになった(散髪前の髪がひどくボサボサに伸びた私と小林さんの対談の模様は、ここで読むことができる:「六本木ライブラリーで、最先端のヒトやモノから刺激を受けています」)。
この時、話してわかったことは、やはりライブラリー運営者の側も、このライブラリーを、そうした趣味や価値観の近い人々が集まってくる「場」にすることを、最初から意図していたということ。
そして、そうやって集まってきた人に、この「場」をうまく利用して、所属企業や業種を超えた人のつながりをつくり、そこから何かを生み出して行きたい、と考えているようで、この考え方にはものすごく共鳴できた。
実際に8月7日にもライブラリーメンバー同士の交流イベントがあって行きたかったのだが、この日は、ちょうど某有名インダストリアルデザイン会社の人とじっくり話しをする予定が入ってしまって、参加できなかった(このときの話しについても、いずれ相手が特定できない程度に、このブログで話をしたい)。
いずれにしても、この講演をこなしつつ書籍も執筆するとなると、今すぐにでも早朝型ワークスタイル、それもオリンピックゲームが観たくてもみれないライブラリーで仕事をするように切り替えないとまずいかもしれない。