アップル&インテル:CESで 気になった3つのスライド
いよいよ、明日はMACWORLD EXPO 2006のスティーブ・ジョブズの基調講演の日。
ハードも、ソフトもたくさんの製品が発表されそうです。
ハード側の発表でもっとも注目されているのがインテルCPU搭載のMacですが、すぐに出荷されるかどうかは別としても、明日はほとんどがこの話題になるのは間違いないでしょう。
ジョブズーアップルはDVD-R/CD-R両対応のSuper Driveの採用にしても、なんでも「業界初」にこだわってきたので、International CESで正式発表されたインテル社のCPU、「Intel Core Duo」についても、一番のりを果たすつもりではないでしょうか。既にCESではいくつものメーカーが「Intel Core Duo」搭載ノートを発表しており、そのいくつかが月内から来月頭にも出荷しそうです。
スティーブ・ジョブズならきっと「それよりも前にウチに」という契約を取り付けていそうな気がします。
ちなみにIntel Core Duoが発表されたCESでのインテル社Paul Ottelini氏の基調講演で気になるスライドが3つほどありました。
1つめはこちらで、なぜかCPUのパフォーマンスを紹介するスライドで、アプリケーションとしてiTunesを選んでいます。まあ、ユーザーが多いソフトなので適当な選択にも思えるけれど、なんだかアップルへの気遣いも感じてしまいます)。
もっと、おもしろいのはこちらのスライドでインテルCPUの搭載で、デジタルライフスタイルが広がるというスライドで、なぜかどうみてもPowerBookの写真が...
前の2つほど意味深ではないけれど、講演後に映し出されたのがコレ。
iPodを思わせるシルエット広告。なかなかうまくいかないインテル社の組み込み市場戦略、万が一、iPodにXscaleが採用されれば、インテルもかなりうれしいはずとか、いろいろ考えてしまいます。
明日の発表はとりあえずはPowerBookなりiBookなりインテルMac搭載のノートマシンが中心だろうけれど(*)、もしかしたらViiv(インテル社のデジタルメディア用プラットフォーム)採用のMac miniなんていうのもでてきそうな気がします。つまり、リモコン操作可能なメディアステーション型Mac miniで、Windowsプラットフォームで言うところのこんな製品と同じ位置づけの製品?
リモコン+Front Row(現在、iMacのみが採用しているリモコン用操作環境)で操作して、iTunes Music Storeでコンテンツを買って消費することが主眼の製品です。
つい最近ですが、アップルは「Big Ideas」というタイトルでこんなWebページの公開を始めています:
http://www.apple.com/macmini/bigideas.html
これってちょっとアップルとしては異例のページだと思います。
'97年に復活して以降のジョブズは、自分の考えに反していることでも、ユーザーの意見に結構耳を傾けているので「もしかしたらアップル公式のMac miniメディアステーションもありかと...」
その一方で、こういう製品の市場性は怪しいので、Front Rowをさらに改良しまくって、よほど完璧な製品ができない限り、新しい市場を確実に切り開ける自信がない限り、開発はしていても発表はしない、という気もしています。
いったい、どうなんでしょう。明日が楽しみです。
BGM for this article:
Doo uap, doo uap, doo uap / Gabin
*)
私の予想は月刊アスキー最新号の「私の連載」で書いています。特集には別の方による対照的な予想ものっているので比べながら読むとおもしろいかも。*まあ、どちらもまずはノート型という点は同じですが
同じ特集で私もiPodの予想を書いていますが、見出しや写真がBluetooth iPodなのは、たまたまそれが一番絵的に栄えるから。実際にBluetooth iPodをつくるとなったら大量の関連チップの発注があるはずですが、そのような情報は聞いていないし、もし採用するとしてももうちょっと先ではないかと思います。それ以前に今回のExpoで発表があるとしたらiPod shuffleの見直しと容量アップでしょう。
ハードも、ソフトもたくさんの製品が発表されそうです。
ハード側の発表でもっとも注目されているのがインテルCPU搭載のMacですが、すぐに出荷されるかどうかは別としても、明日はほとんどがこの話題になるのは間違いないでしょう。
ジョブズーアップルはDVD-R/CD-R両対応のSuper Driveの採用にしても、なんでも「業界初」にこだわってきたので、International CESで正式発表されたインテル社のCPU、「Intel Core Duo」についても、一番のりを果たすつもりではないでしょうか。既にCESではいくつものメーカーが「Intel Core Duo」搭載ノートを発表しており、そのいくつかが月内から来月頭にも出荷しそうです。
スティーブ・ジョブズならきっと「それよりも前にウチに」という契約を取り付けていそうな気がします。
ちなみにIntel Core Duoが発表されたCESでのインテル社Paul Ottelini氏の基調講演で気になるスライドが3つほどありました。
1つめはこちらで、なぜかCPUのパフォーマンスを紹介するスライドで、アプリケーションとしてiTunesを選んでいます。まあ、ユーザーが多いソフトなので適当な選択にも思えるけれど、なんだかアップルへの気遣いも感じてしまいます)。
もっと、おもしろいのはこちらのスライドでインテルCPUの搭載で、デジタルライフスタイルが広がるというスライドで、なぜかどうみてもPowerBookの写真が...
前の2つほど意味深ではないけれど、講演後に映し出されたのがコレ。
iPodを思わせるシルエット広告。なかなかうまくいかないインテル社の組み込み市場戦略、万が一、iPodにXscaleが採用されれば、インテルもかなりうれしいはずとか、いろいろ考えてしまいます。
明日の発表はとりあえずはPowerBookなりiBookなりインテルMac搭載のノートマシンが中心だろうけれど(*)、もしかしたらViiv(インテル社のデジタルメディア用プラットフォーム)採用のMac miniなんていうのもでてきそうな気がします。つまり、リモコン操作可能なメディアステーション型Mac miniで、Windowsプラットフォームで言うところのこんな製品と同じ位置づけの製品?
リモコン+Front Row(現在、iMacのみが採用しているリモコン用操作環境)で操作して、iTunes Music Storeでコンテンツを買って消費することが主眼の製品です。
つい最近ですが、アップルは「Big Ideas」というタイトルでこんなWebページの公開を始めています:
http://www.apple.com/macmini/bigideas.html
これってちょっとアップルとしては異例のページだと思います。
'97年に復活して以降のジョブズは、自分の考えに反していることでも、ユーザーの意見に結構耳を傾けているので「もしかしたらアップル公式のMac miniメディアステーションもありかと...」
その一方で、こういう製品の市場性は怪しいので、Front Rowをさらに改良しまくって、よほど完璧な製品ができない限り、新しい市場を確実に切り開ける自信がない限り、開発はしていても発表はしない、という気もしています。
いったい、どうなんでしょう。明日が楽しみです。
BGM for this article:
Doo uap, doo uap, doo uap / Gabin
*)
私の予想は月刊アスキー最新号の「私の連載」で書いています。特集には別の方による対照的な予想ものっているので比べながら読むとおもしろいかも。*まあ、どちらもまずはノート型という点は同じですが
同じ特集で私もiPodの予想を書いていますが、見出しや写真がBluetooth iPodなのは、たまたまそれが一番絵的に栄えるから。実際にBluetooth iPodをつくるとなったら大量の関連チップの発注があるはずですが、そのような情報は聞いていないし、もし採用するとしてももうちょっと先ではないかと思います。それ以前に今回のExpoで発表があるとしたらiPod shuffleの見直しと容量アップでしょう。