これはスマート!Macの画面ロックをApple Watch/iPhoneから解除
Macが他人に勝手に使われないように、しばらく放置すると自動的に画面ロックがかかるようにしている人は多いと思います。
ただ、ちょっと嫌なのが、この状態になってしまうと、例えばパソコンの周りを囲むように大勢人がいたとしても、その前でパスワードを打ち込まないといけないこと。
この問題を非常にスマートに解決してくれるMacIDというアプリがあります。
指紋認証機能TouchIDを搭載したiPhoneで、指紋認証をすればMacのロックが解除される、という非常にスマートなアプリですが、今回、このMacIDがなんとApple Watchにも対応しました!
画面ロックがかかった状態でパスワード入力画面が出ると、Apple Watchに通知が来ます。
Apple Watchの画面の「Authorise」のボタン(英国のソフトなのでつづりが英国なのも良いですね)を押すと、Macのロックが解除されます。
Apple Watchを使っていない人は、iPhoneは指紋認証をしているからいいけれど、Apple Watchはいきなり承認ボタンを押してしまって危険そう!と思うかもしれません。
しかし、実は大丈夫なのです。Apple Watchは、一度、腕から外してしまうとロックされてしまい、パスコードを打ち込まないと時計以外の機能は使えない状態になります。
もちろん、MacIDからの「承認してくれ」という通知も受信しませんし、ましてやボタンを押すこともできません。Apple Watchは腕にハメてパスコードを打ち込んである状態で、既に本人確認ができている状態なのです。
利用手順は以下のとおり:
[0]Macが対応しているか調べる
MacIDが利用出来るMacは:
Bluetooth Low EnergyというBluetoothに対応したモデルだけになっていますので、あらかじめ
アップルメニューから「このMacについて」を選び、「システムレポート」ボタンを押し、Bluetoothの項目で、「Bluetooth低エネルギー」が「はい」になっていることを確認しておいてください。
以下の機種は大丈夫です:
MacBook Air from 2011 and newer
MacBook Pro from 2012 and newer
iMac from 2012 and newer
Mac Mini from 2011 and newer
Mac Pro from 2013 and newer
[1]iPhoneにアプリをインストールする
(設定によってはこれで自動的にAppleWatchにもウォッチアプリがインストールされます)
MacID for iOS - Kane Cheshire
[2] Mac用のアプリをあらかじめダウンロードして起動しておく
こちらからダウンロードできます:
http://macid.co
[3]Mac用のアプリで、あらかじめパスワードを登録しておく
(MacIDは、iPhoneやAppleWatchで認証をすると、あなたに代わって高速にパスワードを打ち込んでくれているのです)
これ、本来はアップルにやって欲しかったですよね!
(いずれ、絶対にやると思います)
なお、iPhoneを持って、Macから離れると自動的にMacをロックする機能なども搭載しています。
これは昔、昔、その昔、iPhoenが登場する前にSalling Clickerという私も講演で「将来、携帯電話は万能リモコンになる」と言って、その実例で何度も紹介した本当に先見性のあるソフトでした。