ニュースにならないニュースがおもしろい
昨夜、車で出かける時、ラジオをつけたら、何かいつもと様子が違う。
よく見たらバンドがAMに切り替わっていた。AM 594Hz、どうやらラジオNHK第1放送のようだ(594なので、コクヨの放送かと思ったー笑)。
ちょうどニュースがやっていたので「このままでいいや」と思って聞いていた。
耳を傾けていると、かなり長いことニュースをやっている。
メジャーなニュースもやっているが、Webでも、テレビでもあまり見聞きしていないニュースも多い。
特に「九州で実験的に始まったコンビナートに貯まった水素を家庭に送って燃料電池として使うというモデル実験」と「松山で始まった渋滞状況にあわせて信号の切り換えのタイミングを自動制御する実験」の話しはおもしろく、思わず車を止めてメモ(自分宛に携帯メール)してしまった。
帰宅してから、どこかのブログで話題になっているかと、technoratiやAsk、Googleのブログ検索を使って「プロファイル信号制御 松山」とか「九州 コンビナート 水素」で検索してみたけれど(ちなみに携帯メールで自分宛に送ったのも、この5つの検索用キーワードでした)、何もひっかからない。
通常のWeb検索をして、ようやく発見できたのが、以下のちょっと古い関連記事や報道資料でした:
どちらもおもしろそうなので、ウォッチリストに加えておこう。
どなたか、詳しい方いたら教えてください。
それにしても、この情報過多のネット時代、同じニュースは(あまり見たくないものも含めて)イヤというほど溢れて、しかも、何度も何度も繰り返されているけれど、実情はただ同じ情報がグルグル回っているだけという感じ。
その一方で、メジャー媒体では、ぜんぜん報道されていないニュースもたくさんあって、実はそういうニュースの中にもおもしろいものがたくさんある。
メディア側に視聴率競争や雑誌・本が売れない時代という漠然とした不安があって、みんな過去の成功とか、統計的に受けそうな話題ばかりを繰り返してしまうから、余計そうなってしまっているんだろうか。でも、実はそういうときこそ、信念を持って他と違うことをやった方が、いいように思えてしまう。
そんな偏屈な私は、最近、地上波のメインストリームのニュースは、一般の話題はNHKの7時または9時台あるいは45分くらいから始まるニュースくらい(映像に余計な脚色のBGMをつけたりするニュースはどうしても苦手で...)。あとはテレビ東京のWorld Business Sattelite(WBS)くらいしか見なくなってしまった。
これ以外で、見るのは東京MX TVのJETRO Global Eye(*)かな。
あと、たまに見るのが、「NHKの手話ニュース」。この番組、ある意味ユニバーサル・デザインなので、ろうの人だけでなくても、十二分に楽しめる。1つ1つのニュースをゆっくり紹介してくれるので、「ながら」でニュースを聞くのには最適です!
あと子供視点で時事を教えてくれる「週間こどもニュース」もお勧め。対面上、子供に説明する際の参考になるとかいいながら見ているけれど、この番組で学ぶことも結構多かったりして(笑)。既に知っていることでも、子供視点に立って、改めて見てみることで、見方が変わってくることも多い。
以前はそれに加えてNHKのBS放送のワールドニュースアワー(アメリカ・ABC,イギリス・BBC、ほか)を「ながら見」していたのですが、引っ越してBSが見れなくなってしまったのがショック...
これからは代わりに、AMのラジオNHK第1放送を加えるかな...
*)JETRO Global Eyeで、ちょっと気になったのは、この間の放送で、メキシコの扱い。先週の放送で、BRICsに入っていない注目国としてメキシコを紹介していたんですが、「中南米」扱いしているんですよね。メキシコはラテンアメリカではあるけれど、中米ではありません、北米です!中米の人は、実はそこいらへんをめちゃくちゃ気にしています。もっとも、あれはJETROの組織自体がそういう分かれかたになっているのかもしれないですね。