羽ばたけ日本のアーティスト
坂本龍一さんについては、今更、世界に紹介するまでもないかもしれないけれど...
これで、これまで狭い日本市場でしか活躍できなかったアーティスト達が、世界に市場を広げ、大成できたらいいですよね。
アーティストの方々には、
細かなお金の折り合いのことでいつまでもごたごたしているレーベルにいつまでも居残るべきか、自分自身の力で世界への扉を開いてみるか、検討し直してみてもいいのでは?
もちろん、これは万が一にもそんなひどいレーベルがあったら、という前提の話ですが...
自分の曲をiTunes Music Storeで売って欲しいのに、売られていない...
そんなアーティストは、ぜひレーベル側になんでそうなのかを問い正してみるべきでしょう(もちろん、PVについても)。
まだ無名でレーベルに頼らずにはやっていけないアーティストの人も大勢いると思いますが、本当に将来のことを考えたら、少しづつ自立の準備も進めていくべきではないでしょうか。
個人的にiTunes K.K.には、もっとインディーズ系の人を扱って欲しいと思います。彼らの中から世界的サクセスストーリーができれば、もっと自分の売り方を真剣に考えるアーティストが増えるはずです。
今、見たらiTunes Music StoreのUSだとパフィーとかも大人気でベスト盤みたいなアルバムもちゃんと1曲0.99ドルで売っているんですよね。
でもって、日本のiTMS-Jで調べてみると、これがない。
そのうち下手をすると、日本の曲を買うにも、アメリカのストアから買った方がいいなんていう状況になりそうで心配です。
以前、海外で売られている安い日本の音楽CDを逆輸入することを禁ずる還流防止とかの動きもあったけれど、そういうことを防止する前に、まずは自分達の商品を買いやすくするように工夫することの方が大事なんじゃないかと思います。
たっぷり儲けたいっていう気持ちはわからないでもないけれど、それよりも今ある勢いや追い風を行かして、市場そのものも活性化するという考え方もあるはず。
日本の市場規模がどうこうという意見もあるかもしれないけれど、それは企業の論理。
そうじゃなくって、そもそも消費者に買いやすい形で商品を提供するには、組織をどのようにするべきか、といった方向で発想していかないと...
何はともあれ、「Music of the World: Japan」が良い成果を出すことを祈っています。