24年間、お疲れさまでした
明日発売のMacFanが先程、届きました。
その巻頭に残念なお知らせ。
Mac誕生の1984年からMac用ソフトを出し続けてきたエルゴソフト社がパッケージソフト事業を終了するようです。
エルゴソフトと言えば、EGシリーズ、日本語入力ソフトのEGBRIDGEやワープロソフトのEGWORD。
昔は通信ソフトのEGTALKや、DTPソフトのEGBOOKなんていうのもありました。
(それに加えて、アメリカではEzTALKとか、EzWordといったソフトがあったので、昔はよくそこいらへんがこんがらがっていました)。
アメリカの大学に行ってすぐ、遠縁の大学関係者の家(日系アメリカ人)の家に遊びに行ったところ英語仕様のMac Plusが置いてあったのですが、ここでEGWordが動いていて、なんと英語仕様のMac上なのに、日本語の表示/入力ができていたのに驚かされました。あれはおそらく1987年前後。
当時のEGWordはといえば、巻物の様なウィンドウに縦書きで文字を入力するインターフェースでした。
長い間、特に学生を中心に愛され続けてきたEGWordは、Mac OS Xの登場で脚光を浴びます。
Mac OS Xのヒラギノ2万文字に、真っ先に対応したのがEGWordでした。
ちょうどその頃、一度、本社も訪問させていただきました。
EGBRIDGEは類義語変換機能とユニバーサルホイール機能がお気に入りで、愛用しています(日本語入力プログラムのショートカットって、他のショートカットにぶつかりまくるので、ユニバーサルホイールは目からうろこでした)。
ついでながら、現在、執筆中の本は、気分転換の意味も込めてEGWORDで書いていました(iPhoneショックはJeditで、「スティーブ・ジョブズ〜偉大なる...〜」は、最近、開発が止まっていたLightWay Textと、何で書くかは、その時の気分で切り替えています。次の本はUniversal Bibaryにも対応したWord 2008かな?)。
残念なニュースですが、同ソフトの開発にも関係していた山下道明さんのLightWay Textの開発が再開しそうだというニュースを聞いています。
Universal Binary化は、まだ先のようですが、日本初のMac用ソフトの火はぜひ灯しつづけていきたいですね。
ちょっと仕事が遅れ過ぎているので、これくらいで、いずれ、時間ができたら、どこかにたっぷり目に思い出を書かせてもらおうと思っています。