解決策は一片の紙
フライーランサーには負担が過大な海外取材、今年はmac24さんにスポンサーになっていただいたので、Expo関連の記事はそちらに執筆しています。
この後も、まだ数本の原稿を掲載予定なので、ぜひそちらをご覧ください。
ところで、今年はじめ、私の友人のmixi日記で、米国のApple Store(直営店)で日本のクレジットカードが使えない、ということが話題になっていました。
実は私も1〜2年前から同じ問題で困ったことが数回。
急に日本のカードが使えなくなったのは、国別に市場をわけようとするアップルの政策の一環か、などといろいろ想像を巡らしていました。
とにかく、4〜5種類のカードを試しても、どれもうまくいかない。
結局、最後はお決まりのパターンで、「あれはどこにあるんでしたっけ?」と 、手動のクレジットカードのインプリント機がレジ下の引き出しから取り出されます。
最近の店員の中には、この機械の使い方がわからない人も多くて、そのうちストアマネージャーを呼んでの大騒ぎに発展、なんていうことも。
でも、Macworld Expo後のApple Store San Franciscoに足を運んだとき、この問題がついに解決しました!
レジの順番が回ってくると、店員の男性が、横の女性になんだかこそこそと話をしています。
男:「これはもしかして、あのタイプか?」
女:「そうみたいね」
男:「じゃあ、あれを使うの」
女:「そうね、あれを使いましょう」
2人がもったいつけて出した秘密兵器は、何の事はない手元に落ちていたただの裏紙。
クレジットカードより一回り大きいサイズに四角く切られていました。
男がクレジットカードの磁気テープと反対側にこの紙を密着させた状態で、読み取り機の溝でスライドさせます。
緊張の一瞬。
数秒の沈黙の後、「ピっ」と機械がなって液晶画面に金額の確認画面が表示されました。
どうも、Apple Storeに置いてあるクレジットカード読み取り機は、読み取りの溝の幅がありすぎるのか、日本のクレジットカードだと厚みが足りなくて認識できない、ということが問題だったようです。
今度、米Apple Storeで、この問題に遭遇した人は、ぜひ店員にこの技を教えてあげてください。
もっともApple Retail Storeなら、今頃はこのへんの知識共有できていそうだけれど。
余談:手動のクレジットカードのインプリント機(通称:ガッチャン)
ガッチャンといえば、昔、アメリカに住んでいた頃を思い出します。あの頃は、ピザや中華の宅配も、配達の食べ物と一緒に、このガッチャンを持ち歩いていたものです。そのおかげで、玄関先でクレジットカード清算ができた。アメリカはつくづくクレジットカード社会。持っていると、何事も便利でした)。