WWDCレポート@MacPeople
drikin.comでは遊んでいる写真ばかりが写っているようですが、それは1日の間のほんの1〜2時間で、それ以外の時間はほとんどホテルに缶詰で仕事をしています。
今回、一番時間をかけたのが、MacPeople誌のWWDCレポート。
WWDCの開催は28日ですが、MacPeople誌の発売は29日で、WWDCでの重大ニュースを伝えることができない。これではわざわざ同誌を買ってくれた人に申し訳が立たないし、なんとか発売日を変えられないかと粘ったものの、それは出版社的にどうしてもできないことらしい。
それなら、なんらかの形で同誌を買った人だけが読める形で速報を提供しようと提案してやることになったのが今回の速報。
明日も朝が早いのに、朝5時まで原稿を書いていると、提案したことをちょっぴり後悔しないでもないが、何通か暖かいメールをいただけたことにかなり勇気づけられて最後の原稿をしあげることができました。
ちなみに私は最初の提案だけでどんな体裁になるのかわからなかったのですが、PDF形式で配られることになったようです。Webページでもない、紙でもないPDFという媒体が、これまでのMacPeopleの記事とはちょっと違ういい感じを出している気がします。
普段のMacPeopleの速報では、紙面スペースの都合で絶対にカットされるようなディテールがしっかり盛り込めるし、Webに比べて文字の表示もきれいだし、高解像度の写真も使えているようです(ただし、ファイルサイズは10MB超とかなり巨大なようです。ブロードバンド大国日本だからこそ成り立つメディアでしょうか。ホテルでは1MBのファイルを送るだけでも数分かかりイライラしています)。
私の方でも、ちょっと原稿の書き方に工夫をしてみました。
おそらく速報ニュースは既にいろいろな媒体で出ているはず。その一方で、アップル社のWebページに詳細な情報が載っています。
Web媒体の方々は、どこの方もそれぞれの個性をいかして大変いい取材をしていらっしゃいます。それと競い合うというのはWeb上では意味のないことであり、できれば、他の報道とアップルの公式情報の間を埋めるような情報が提供したかった。そして何よりもジョブズの基調講演のおもしろさや臨場感を伝えたかった。
そこで今回のレポートではジョブズの表情や、製品説明の行間にこめられた「含み」の部分に重点をおいて記事にさせてもらいました。
本当はまだまだレポートしたいことがあるのですが、時間の関係で、続きは7月末売り号の誌面にてお届けすることになりそうです。
興味のある方、MacPeople最新号を既にお持ちの方は、おそらくCD-ROMの解説ページかどこかに、購読方法が書いてあるはずなので、お暇な時に読んでみて頂ければ(そしてアンケートなどで意見を頂ければ)幸いですーーMacPeople編集者はなぜかiChatを使わないので聞けません...
アップルのハードとOSはどんどんイノベート(革新)しています。
Macの雑誌もついつい同じような記事を繰り返しがちですが、もっとイノベートできるはずだと思います(←私はいつもあまりに突拍子もない企画を出しているので、それはそれでほとんど企画が実現しませんが...)