変わりゆく日本のケータイ
iPhoneの登場で、日本の電話は危機的な状況と言う人がいるし、
自分でもそうとられるような記事を書いている。
iPhoneなんか日本ではぜんぜん売れない、という予想もある。
答えはどっちでもいい。
でも、昨年1月にiPhoneが発表されてからというもの、
日本の携帯電話業界は大きな様変わりを果たした。
いい変化もあれば、まだいいのか悪いのかわからない変化も、あきらかに改悪という変化もある。
ただの通話とちょっとした文字情報(そしてグラフィック)を扱うだけの存在だったケータイが、
なんだか春モデル、夏モデルと、毎年2回、なんだか無理矢理 機能追加をしている
印象が出始めていたケータイ電話業界の慣習に、そろそろみんなが
「このままで本当にいいのか?」と疑問を持つようになり始めた。
この変化はiPhoneなんかの影響じゃなくって、FMCやら、販売奨励金撤廃やら、
WiMAXやLTEといった、これまであった努力が表面化してきただけだという人もいるだろう。
確かにそれもあるだろう。
でも、大事なのは原因の究明ではなくって、
この新しい時代のコンテクストの中で、どんな未来を描けるか、ということなんだと思う。
ケータイメーカーもキャリアも、今こそ一度、立ち止まって、
これまでの進化の失敗を分析すると同時に、
これから一体、どんな未来をつくりだせるかをポジティブに考えてみるべきだと思う。
'08.07.09 初台のNTTのICCのカフェにて
ICCカフェで、Mzone(ドコモの公衆無線LANサービス)を使って、インターネットにつなごうとしたら、ログイン画面が新ロゴにあわせて変わっていたので、なんか、それにインスパイヤされてしまった。それにしてもNTTグループには、ぜひ、このMzone系のサービスとNTT-BP系のHOTSPOTで、せめてローミングをして欲しい。たまにしか使わないのに2つアカウントを持っているのはバカバカしい)。