今日も二者択一
昨日は日本国内でライブドア vs 楽天。
野球は見ない私でも両者の対決や旧体制との闘いの構図はおもしろく関心が高いニュースでした。
他の多くの人同様に共感できたのはライブドア。
NTTが「日本はISDN」と主張する中、ワイヤレスブロードバンドやYahoo! BBといった黒船をしかけてADSL時代の扉を開かせたソフトバンクにしても、今回のライブドアにしても旧体制の固く閉ざした扉が開くきっかけをつくった人々を評価せずにはいられません。アップルという会社やその製品が好きなのもやはり、常にどこか破壊者であり、新しい地平を目指しているからだと思います。
ライブドア vs 楽天の二者択一で救いになるのは、どちらが勝っても日本の野球業界には大きなプラスになりそうなこと。
ライブドアが選ばれなかったのは、残念だけれど、その先にあるのが敗北とか旧体制への逆戻りではないし、楽天は楽天ありにがんばってくれそうなのでそれに期待したい(ライブドアはテニスを応援するつもりはないんだろうか?)
でも、今日の二者択一、アメリカ大統領選は世界を巻き込む大事件。しかも、どちらが勝つかで事情は異なる気がします。
今回の選挙、実はどっちが勝ってもそれほどよくも悪くもないという見方もあるし、実際、ケリーがそれほどいい候補かというと自信が持てません(実際、Yale時代にはブッシュと一緒の秘密クラブに入っていたりと怪しいところもいっぱいあるし)。
とはいえ、とりあえず「ブッシュではない」という理由で、ケリーに勝って欲しい気持ちが強いのも確か。
東京から不在者投票している友達も大勢いるけれど、彼らのvoteはちゃんとcountされるのだろうか。
中東からはわざわざビン・ラディン氏もブッシュの応援演説に駆けつけたようで、アメリカ対中東の憎悪の増幅、嫌悪感の連鎖を続けたい人々にはブッシュ続投が望ましいことでしょう(それは、アメリカへの憎悪を増幅させたいビン・ラディンにとっても同じでしょう)。
でも、平和を望む人には、ケリーの方がいく分ましな候補なのではという期待があります。
フロリダなどいくつかの選挙人の多い州での集計が出ていないとはいえ、11:30AM時点でブッシュ優勢なのは不安でなりません。
米国民が責任を持って賢明な選択をしてくれることを祈ります。