Bluetooth携帯でPCをリモコン操作
*先週は(台風を含めて)イベント盛りだくさんの忙しい1週間だった*
* 只今、その模様をダイジェストで振り返り中 *
幕張で開幕されていたCEATECで、Salling ClickerのWindows版とも言えるソフトを発見した。
東芝製Bluetooth携帯電話のA5504Tを使って、パソコンの音量を変えたり、PowerPointのプレゼンテーションスライドをめくったりできるのだ。展示されていたのはKDDI社のブースのauコーナーだ。
説明員は東芝の人ではなくauの人だった。
「また、携帯電話を胸にいれたままパソコンから10m離れると、自動的に音楽の再生が止まったりとか、活用方法はアイデア次第でいっぱいです。いいと思いません」説明をしていたのは東芝ではなくauの方だったが、その語り口がどうにもSalling Clickerを紹介する時の私にそっくり...
実はA5504Tが発表された直後、MacPeopleの編集者と共に東芝に取材に行った。
取材の一番の目的はA5504TがBluetoothのどのプロファイルをサポートしているかを調べること、そしてSalling Clickerのようなアプリケーションを開発していないか、を聞くことだった。
「Bluetoothについてはなかなかアプリケーションがないが、とりあえず、運転中通話に罰金が課せられるようになったことでハンズフリー通話がキラーアップになるのでは」という話だった。Salling Clickerについてもまったく知らないと言う(実は東芝には他にBluetooth関連の部署があり、そこにはMac好きの東芝社員の人がSalling Clickerのことを話しているはずだった...)。
「おもしろそうだけれど、A5504TはBluetoothのクライアント機能しか持たず、Bluetooth機能はかなり限られている。実現はできないだろう」というのがその時の話だった。
でも、CEATECのauデモで使われていたのはA5504T。どうやって。
「プロファイルはシリアルポートプロファイルを使って通信しています」
なるほど。
今や欧米のMacユーザーはKeynoteのプレゼンテーションをめくる際にも当たり前に携帯電話を使っている。
ここからスタートして、今後、携帯電話で東芝製の電子レンジやら洗濯機までリモコン操作できるようになったっておかしくない。
desktop2号の座談会はユーザーに一番近い存在であるリモコンから家電を発想していこうという内容になった。私はその中で、今後、携帯は万能のリモコンになるべきだと語らせてもらった。
携帯電話がリモコン代わりになれば、リアルタイムで直接機器を操作するインターフェースも電話網やIP網を通してリモートで操作をするインターフェースも1つにまとめることができるだろう。これは家電にとって革命的なできごとになると思う。
東芝にはそのあたりでも頑張って欲しい。
ちなみに私はこの東芝訪問前にも、NTTドコモの内覧会で富士通に同じ熱弁を振るってきた。
富士通にも、このようなBluetooth利用を広げる努力をして欲しいところだ。
* 只今、その模様をダイジェストで振り返り中 *
幕張で開幕されていたCEATECで、Salling ClickerのWindows版とも言えるソフトを発見した。
東芝製Bluetooth携帯電話のA5504Tを使って、パソコンの音量を変えたり、PowerPointのプレゼンテーションスライドをめくったりできるのだ。展示されていたのはKDDI社のブースのauコーナーだ。
説明員は東芝の人ではなくauの人だった。
「また、携帯電話を胸にいれたままパソコンから10m離れると、自動的に音楽の再生が止まったりとか、活用方法はアイデア次第でいっぱいです。いいと思いません」説明をしていたのは東芝ではなくauの方だったが、その語り口がどうにもSalling Clickerを紹介する時の私にそっくり...
実はA5504Tが発表された直後、MacPeopleの編集者と共に東芝に取材に行った。
取材の一番の目的はA5504TがBluetoothのどのプロファイルをサポートしているかを調べること、そしてSalling Clickerのようなアプリケーションを開発していないか、を聞くことだった。
「Bluetoothについてはなかなかアプリケーションがないが、とりあえず、運転中通話に罰金が課せられるようになったことでハンズフリー通話がキラーアップになるのでは」という話だった。Salling Clickerについてもまったく知らないと言う(実は東芝には他にBluetooth関連の部署があり、そこにはMac好きの東芝社員の人がSalling Clickerのことを話しているはずだった...)。
「おもしろそうだけれど、A5504TはBluetoothのクライアント機能しか持たず、Bluetooth機能はかなり限られている。実現はできないだろう」というのがその時の話だった。
でも、CEATECのauデモで使われていたのはA5504T。どうやって。
「プロファイルはシリアルポートプロファイルを使って通信しています」
なるほど。
今や欧米のMacユーザーはKeynoteのプレゼンテーションをめくる際にも当たり前に携帯電話を使っている。
ここからスタートして、今後、携帯電話で東芝製の電子レンジやら洗濯機までリモコン操作できるようになったっておかしくない。
desktop2号の座談会はユーザーに一番近い存在であるリモコンから家電を発想していこうという内容になった。私はその中で、今後、携帯は万能のリモコンになるべきだと語らせてもらった。
携帯電話がリモコン代わりになれば、リアルタイムで直接機器を操作するインターフェースも電話網やIP網を通してリモートで操作をするインターフェースも1つにまとめることができるだろう。これは家電にとって革命的なできごとになると思う。
東芝にはそのあたりでも頑張って欲しい。
ちなみに私はこの東芝訪問前にも、NTTドコモの内覧会で富士通に同じ熱弁を振るってきた。
富士通にも、このようなBluetooth利用を広げる努力をして欲しいところだ。