新たな可能性を切り開く、Bluetooth携帯の本命
auのA5504Tという端末で4月中旬の発売予定。さすがBluetoothの東芝だけあって、何が必要かちゃんとわかっている。RBB Todayがいち早く報じていた。
これまで日本にもBluetooth対応携帯電話やPHSがあるにはあったが、アダプターが必要だったり、サポートしているのがダイアルアップとファイル/データー転送だけだったりと、お粗末な内容だった。
それでいて、キャリアやメーカーの側が、せっかくBluetoothを搭載したのに売れない=>Bluetoothは不要と判断していたのが実情ではなかろうか。
富士通がDoCoMo向けに開発中のF900iTもまだ対応プロファイルを公表していないが、消極的サポートの臭いを漂わせている。
だが、海外ではこれに加えてBluetoothヘッドセットのサポートも当たり前、さらにMacユーザーの間では、スウェーデンのプログラマー、Jonas SallingがつくったSalling Clickerと言うソフトがまったく新しい可能性を切り開き長らく話題になっている。
それは携帯電話を使ってパソコンを遠隔操作すると言うものだ。携帯のポインターを使ってMacのカーソルを操作したり、パソコンから(携帯を持って離れると)音楽の再生を停止したり、と同ソフトにこらされた創意工夫は携帯電話のあり方そのものまで考えさせる深みを持つ。
A5504TはBREWからプログラミング可能と言う事なので、ぜひSalling Clickerにも対応して、日本のBluetooth携帯電話を新時代へと導く道標になってほしい。