メール自動受信間隔を1時間に
私は一部では「メールを送るとすぐ返事が来る」人物として有名でした。
でも、今日からしばらくは、そんな自分を捨てて、メールの返事が遅い人物を目指そうと思います。
さっき、メールの受信間隔を「1時間」に設定し直しました。
変に素早く返事を返すと、半リアルタイムのチャットのようなメールになってしまい、整理しなければならない余計なメールが増えるだけだし、何よりも頻繁にメールを受信していると、仕事がどんどん遅れていく気がしてなりません。
私は、その昔、ダイアルアップ接続の時代も1時間に数回の割合で接続してはメールをチェックしていました(電話代高かった!)。
それがNTTのテレホーダイ・サービスがはじまり、常時接続時代に突入すると5分、2分、1分とメールチェックの確認が短くなっていきます。
その上、パソコンの前に座っている時間も長く、我流ながらタイピングも速い(*1)、なので丁寧な挨拶が不要な親しい相手へのメールは、受信してから1分以内に返事を返すこともよくあります。
しかし、最近、メール量が急増し、そうもいかなくなりました。それどころか、もしかして自分はメールを受信することによって仕事がどんどん遅れているのではという気がしてなりません(←責任転嫁)。
重要な人からのメール(=アドレス帳に登録済みの人からのメール)が来たときだけは音がなるようにしていて、それ以外のメールは私を邪魔せず勝手にバックグラウンドで受信しているのですが、メールは5分に数通の割合で増えています。
つまり、重要な人からメールが来た時には、既に十数通のメールが貯まっていて、それを数分放置しておくと、さらに他のメールが貯まっていく。
すぐに切り替えて返事を書かないと、重要なメールが他のメールにどんどん埋もれていってしまいます。
時間があくと、迷惑メールフィルターを漏れて受信箱に入ってしまった十数通の迷惑メールを、ダーっと一斉選択して、迷惑メール指定しているのですが、メール数が多いと操作がもたついたり、表示が崩れたりしてしまい、たまに重要なメールを迷惑メール指定してしまうこともしばしば...
それだけに、貯まる前に返事を書かなきゃいけないと言う状況ができあがってしまいました。
とはいえ、仕事のメールも来るときは結構、頻繁に来るので、その都度、返事を書いていると、仕事が寸断してばかりで進まなくなってしまいます。
そこで、今日からしばらく1分おきになっていたメール受信間隔を1時間に変更して使ってみようと思います。
1時間おきに休憩時間(拷問時間)を取って、そこでまとめてメールの仕分けと返事書きをしようというわけです。
(ただし、下手をするとそのまま次の1時間は返事か気になっちゃうかも...)
本当に急ぎの用事がある人は電話かInstant Messagingで話しかけてくれればいいわけだし(ただし、私は携帯電話は前回、外出時の上着のポケットにイレッパなしのことが多いので、かなり執拗に、出るまで鳴らしてもらわないと気がつかない可能性があるので、理想はInstant Messagingかな)、これでも支障がないはず。
とにかく、世の中に迷惑メールなんていうものを送る人がいるために、既に電子メールはコミュニケーションツールとしての役割を果たせなくなっています。
これからは機能的にはまだまだですが、mixiとかのソーシャルネットワークの安全なメール機能や、インスタントメッセージング(チャット)、電話と言ったものを賢く使い分けていくしかなさそうですね。
いずれ、誰かがもっと安全かつ便利な形で電子メールを復活させてくれることを祈ります。
ところで、実はこの1時間おきメールチェック作戦、以前、ダイアルアップから常時接続に切り替わった当時に、やはり同じ悩みで実践したことがあったのですが、「せっかち」という性格と当時、メール中毒気味だったことが災いして、長続きしませんでした(結局、数分置きにメールに切り替えて手動受信してしまう)。
今はメールと言うものがほとほといやになりかけているので、なんだかうまくいきそうな気がします。
*1)1980年代のパソコン通信では、メールなどをオフライン(接続を切った状態)で書くことができなかったため、素早くタイプしないと通信費がかさむという問題がありました。もっとも、モデムも300bpsとかだったので、あまり早くタイプしても通信回線の方がおいついてくれなかったのですが...
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トラックバックを頂いた「風に語りて part IV:メールの数を減らす」にはを読んで、説明不足に気がつきました
上の記事で私が目指したのは、メールの数を減らすことではありません。
仕事が頻繁に寸断するのを避けるべく、受信しちゃうと気になるし、返事せずにはいられないので、受信頻度を下げてその分、仕事に集中しようというのが狙いです。
実はさらに、それをBLOGに書いちゃうことで、急用のメールを送ってきても、以前の自分のようにはすぐに返事をしないぞ、という意思表示にしたかった、という背景もあります。
実はこんなやりとりがよくあります。
「すみません、入稿のデッドラインがあと数時間後に迫っています。お忙しいですが、添付の書類、急いで確認よろしくお願いします」
数時間後
「すみません。もう間に合わないので確認無しで入稿しちゃいました」
こちらがいつもメールの返事が早いからといって、それを大前提にして期待されてしまうと、困ってしまいます。
上記のような場合は、やはり電話なり、チャットなりできっちりと伝えて欲しい。
メールを以前のような、早くて、便利で、確実なコミュニケーション手段として捕らえては欲しくないのです
(メール受信量の急増によって、もはや、それを保つのは困難になってきました)。
では、メールの数を減らせばいい。
それにはジャンクメールを減らして、メーリングリストも減らす。
実際に、最良の手段をとっているかどうかは別として、この2つは一般的な方法で実践しています。
ただ、急ぎの用件があるメーリングリストについては、ダイジェストモードにしても、結局、私だけccでメールが来る(つまりMLのダイジェストとリアルタイムのccメールで2回、同じ内容を受け取る)になってしまったので、あまり意味がなかったかもしれません。
ちなみに本文中の「重要な『人から』」というのは、結局、メールソフトが内容を判断してくれるほどインテリジェントではないので、アドレスブックに登録した人物のメールははじかないという設定にするしかないという意味でした(わかりにくかったので直しておきます)。
私の場合、メール量がばかみたいに多い原因の1つが、メールアドレスが簡単すぎた、というのがあると思います。
アドレスもドメイン名も4文字。
こういう単純なメールアドレスだと、メールアドレスをランダム生成するSPAMが送ってこられることが多いのです。
おまけに、私のアドレスは某国民的人気漫画の登場人物(と無関係ですが)の名前に似ていることから、イタズラされることも多く(例えばサービスに、偽名として漫画のキャラクターの名前を使い、アドレス欄には知ってか偶然か私のアドレスを書いてしまうとか)。
メールアドレスを変えるのが、メール数を減らす一番の近道という気もしますが、これまで十数年間名刺に刷り続けてきたこともあり、それもなかなかできません...
でも、今日からしばらくは、そんな自分を捨てて、メールの返事が遅い人物を目指そうと思います。
さっき、メールの受信間隔を「1時間」に設定し直しました。
変に素早く返事を返すと、半リアルタイムのチャットのようなメールになってしまい、整理しなければならない余計なメールが増えるだけだし、何よりも頻繁にメールを受信していると、仕事がどんどん遅れていく気がしてなりません。
私は、その昔、ダイアルアップ接続の時代も1時間に数回の割合で接続してはメールをチェックしていました(電話代高かった!)。
それがNTTのテレホーダイ・サービスがはじまり、常時接続時代に突入すると5分、2分、1分とメールチェックの確認が短くなっていきます。
その上、パソコンの前に座っている時間も長く、我流ながらタイピングも速い(*1)、なので丁寧な挨拶が不要な親しい相手へのメールは、受信してから1分以内に返事を返すこともよくあります。
しかし、最近、メール量が急増し、そうもいかなくなりました。それどころか、もしかして自分はメールを受信することによって仕事がどんどん遅れているのではという気がしてなりません(←責任転嫁)。
重要な人からのメール(=アドレス帳に登録済みの人からのメール)が来たときだけは音がなるようにしていて、それ以外のメールは私を邪魔せず勝手にバックグラウンドで受信しているのですが、メールは5分に数通の割合で増えています。
つまり、重要な人からメールが来た時には、既に十数通のメールが貯まっていて、それを数分放置しておくと、さらに他のメールが貯まっていく。
すぐに切り替えて返事を書かないと、重要なメールが他のメールにどんどん埋もれていってしまいます。
時間があくと、迷惑メールフィルターを漏れて受信箱に入ってしまった十数通の迷惑メールを、ダーっと一斉選択して、迷惑メール指定しているのですが、メール数が多いと操作がもたついたり、表示が崩れたりしてしまい、たまに重要なメールを迷惑メール指定してしまうこともしばしば...
それだけに、貯まる前に返事を書かなきゃいけないと言う状況ができあがってしまいました。
とはいえ、仕事のメールも来るときは結構、頻繁に来るので、その都度、返事を書いていると、仕事が寸断してばかりで進まなくなってしまいます。
そこで、今日からしばらく1分おきになっていたメール受信間隔を1時間に変更して使ってみようと思います。
1時間おきに休憩時間(拷問時間)を取って、そこでまとめてメールの仕分けと返事書きをしようというわけです。
(ただし、下手をするとそのまま次の1時間は返事か気になっちゃうかも...)
本当に急ぎの用事がある人は電話かInstant Messagingで話しかけてくれればいいわけだし(ただし、私は携帯電話は前回、外出時の上着のポケットにイレッパなしのことが多いので、かなり執拗に、出るまで鳴らしてもらわないと気がつかない可能性があるので、理想はInstant Messagingかな)、これでも支障がないはず。
とにかく、世の中に迷惑メールなんていうものを送る人がいるために、既に電子メールはコミュニケーションツールとしての役割を果たせなくなっています。
これからは機能的にはまだまだですが、mixiとかのソーシャルネットワークの安全なメール機能や、インスタントメッセージング(チャット)、電話と言ったものを賢く使い分けていくしかなさそうですね。
いずれ、誰かがもっと安全かつ便利な形で電子メールを復活させてくれることを祈ります。
ところで、実はこの1時間おきメールチェック作戦、以前、ダイアルアップから常時接続に切り替わった当時に、やはり同じ悩みで実践したことがあったのですが、「せっかち」という性格と当時、メール中毒気味だったことが災いして、長続きしませんでした(結局、数分置きにメールに切り替えて手動受信してしまう)。
今はメールと言うものがほとほといやになりかけているので、なんだかうまくいきそうな気がします。
*1)1980年代のパソコン通信では、メールなどをオフライン(接続を切った状態)で書くことができなかったため、素早くタイプしないと通信費がかさむという問題がありました。もっとも、モデムも300bpsとかだったので、あまり早くタイプしても通信回線の方がおいついてくれなかったのですが...
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トラックバックを頂いた「風に語りて part IV:メールの数を減らす」にはを読んで、説明不足に気がつきました
上の記事で私が目指したのは、メールの数を減らすことではありません。
仕事が頻繁に寸断するのを避けるべく、受信しちゃうと気になるし、返事せずにはいられないので、受信頻度を下げてその分、仕事に集中しようというのが狙いです。
実はさらに、それをBLOGに書いちゃうことで、急用のメールを送ってきても、以前の自分のようにはすぐに返事をしないぞ、という意思表示にしたかった、という背景もあります。
実はこんなやりとりがよくあります。
「すみません、入稿のデッドラインがあと数時間後に迫っています。お忙しいですが、添付の書類、急いで確認よろしくお願いします」
数時間後
「すみません。もう間に合わないので確認無しで入稿しちゃいました」
こちらがいつもメールの返事が早いからといって、それを大前提にして期待されてしまうと、困ってしまいます。
上記のような場合は、やはり電話なり、チャットなりできっちりと伝えて欲しい。
メールを以前のような、早くて、便利で、確実なコミュニケーション手段として捕らえては欲しくないのです
(メール受信量の急増によって、もはや、それを保つのは困難になってきました)。
では、メールの数を減らせばいい。
それにはジャンクメールを減らして、メーリングリストも減らす。
実際に、最良の手段をとっているかどうかは別として、この2つは一般的な方法で実践しています。
ただ、急ぎの用件があるメーリングリストについては、ダイジェストモードにしても、結局、私だけccでメールが来る(つまりMLのダイジェストとリアルタイムのccメールで2回、同じ内容を受け取る)になってしまったので、あまり意味がなかったかもしれません。
ちなみに本文中の「重要な『人から』」というのは、結局、メールソフトが内容を判断してくれるほどインテリジェントではないので、アドレスブックに登録した人物のメールははじかないという設定にするしかないという意味でした(わかりにくかったので直しておきます)。
私の場合、メール量がばかみたいに多い原因の1つが、メールアドレスが簡単すぎた、というのがあると思います。
アドレスもドメイン名も4文字。
こういう単純なメールアドレスだと、メールアドレスをランダム生成するSPAMが送ってこられることが多いのです。
おまけに、私のアドレスは某国民的人気漫画の登場人物(と無関係ですが)の名前に似ていることから、イタズラされることも多く(例えばサービスに、偽名として漫画のキャラクターの名前を使い、アドレス欄には知ってか偶然か私のアドレスを書いてしまうとか)。
メールアドレスを変えるのが、メール数を減らす一番の近道という気もしますが、これまで十数年間名刺に刷り続けてきたこともあり、それもなかなかできません...