「ピクサー展」はぜひ夏休み前に
「ピクサー」ファンにはうれしいニュースです。
明日から映画『カーズ』がロードショー公開となりますが、それにあわせて六本木ヒルズ、森アーツセンター・ギャラリーにて『ピクサー展』が開催します。
『トイ・ストーリー』から最新作『カーズ』まで
Pixar: 20 Years Of Animation
ピクサー展
この展覧会、ピクサー作品が好きな人は『絶対に』行った方がいいです!
展覧会に入るとすぐに『アートスケープ』という超巨大パノラマスクリーンがあるのですが、これがすごい。
ピクサー全長編作品の世界観を体験できるようにつくられた作品なのですが、これがとにかく素晴らしい。
何度でも見たくなってしまいます。
ピクサーの作品というと、なんといってもその世界観のつくりこみがすごい。
これまでの作品にしても映画にはぜんぜん関係ない部分の設定まで、かなり詳細につくりこんであって、まるで本当にそんな世界があるんじゃないかと思わせてしまう力がある。
この世界観のリアルさと、よく練られたストーリーこそが、子供はもちろん、大人までもひきつけるピクサーアニメーションの魅力だと思うのですが(あ、もちろん、CGとかのすごさもそうですが)。
今回のピクサー展では、この『アートスケープ』で、ピクサーのつくった世界に入れてしまうだけでなく、
作品がつくられるまでの設定資料や粘土模型、スケッチ、ストーリーボードなども楽しむことができます。
まるでピクサー映画のおまけDVDの世界に入り込んだような楽しさがあります。
展覧会の最後にはトイストーリーの立体キャラクターが動く巨大ゾートロープがあるのですが、これまた本当に楽しい。
ジブリ美術館のトトロ・ゾートロープに触発されてつくったということですが、ピクサーらしいのは映画と同じデータから作成していること。
横で眺めていたピクサー社員の方に聞いたところ、これは実際に映画とかでつかったのと同じウッディらのデーターで動きをつくり、3Dプリンターで印刷して配置したもの。ピクサー社初のゾートロープ作品のようです。
日本に他におもしろいゾートロープはあるか、と聞かれたので、東京オペラシティーのICCにあるゾートロープ、「ジャグラー」のことを話しておきました。
さて、このピクサー展ですが、展示作品数は270点。
開催は8月27日までで、開館時間は午前10時から20時まで。
後半は思いっきり夏休みにぶつかるので、かなりの混雑が予想されます。
最初のアートスケープとかは、人が少ない状態で見た方が絶対に楽しい。
大人だけで行きたい場合は、平日の午前中や昼食時に、
六本木周辺で打ち合わせを入れて、ついでに見てきましょう!
なお、森アーツセンター・ギャラリーでの展示の後は、郡山市立美術館(9/2〜10/9)、兵庫県立美術館(12/1〜1/14)と巡回するようです。
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