ハイテク過食症という本で、具体的な事例とともに詳しく書かれているが、インターネットの困った側面の1つは、自分にとって都合がいい(あるいは都合が悪い)情報ばかりが極端に増長される傾向ことだ。
例えば酒飲みで自分の正当性を主張したい人は「
酒は体にいい」というキーワードでGoogleし、自分の意見を固めていくかもしれないし、それに反論する人は「
酒は体に悪い」で検索して意見を固めることだろう。
世の中、白黒できまることばかりではなく、大部分はグレーゾーンな、はずなのにインターネットを使うと自分にとって都合のいい情報(あるいは自分にとって驚異的な情報)ばかりが集まり、増幅されてしまう。
Wired Newsの編集者、Leander Kerryが運営するBLOG、
cult of macによれば、HP社版iPodのTattoo(HP社製iPodはTattooと呼ばれる外観変更用のシールのようなものを貼れるのが特徴になっている)をはがした時、本体側にノリが残ってしまった、というエントリーを書いたところ、それが世界中に広まってしまった、というBLOG/インターネットの恐さを紹介していた。