アメリカで話題のMac CMが日本でも...

  1. Mac
"Hello, I am a Mac."
"I am a PC."

Mac役とPC役の小コントのようにして行われるTV CM「Get a Mac」シリーズが米国で放映されてしばらくが立つ。
最初に放映されたときは、「これってどうなんだろう?」と思っていたが、やがて、これまで声が届いていなかった層にも、Macの魅力をわかりやすく伝えたということで評判があがってきた。
次第に私も「あの広告、日本でもやればいいのに」と思うようになっていた。

だが、アップル周辺では:
ー「あれは比較広告にあたる」
ー日本では比較広告は嫌われる(という昔から言い続けられている神話)
という理由で敬遠していたようだ。

先日、アップルの服部ディレクターをインタビューしたとき、「これまでMacの魅力をちゃんと伝えきれていなかった。これからはがんばっていきたい」と語っていた。「もしかしたら日本独自のCMを始めるのか?」と期待していたんだけれど、今日、撮影のために持ち歩いていたMacBook(Intel Core 2 Duoー借り物)を開いてみてびっくり。

Tvcm

アップルExciteのページを開いたら、いきなり「Get a Mac」の日本版TV CMが紹介されていた。
なんだ、結局やるんじゃん。「Get a Mac」日本版。

話題のCMはこちらで見ることができます:
Macをはじめよう
2人の俳優のキャスティング、まだちょっとなじめないけれど、それはアメリカ版も最初はそうだった。
しばらく見ていれば慣れるのかな?

PCというと直接的すぎるので、「パソコン」とするなど、いろいろ配慮のあとが伺える、このCM。

日本でも「Macには興味があるけれど、背中をもう一押しして欲しかった人達」に届けばいいけれど...

今年はMacがインテルCPUに切り替わり、Windowsも動くようになり、Macへの関心がこの上なく高まっている。
それにも関わらず、日本ではiPodの広告はあっても、Macの広告はない、ともどかしさを感じていたけれど、これで一安心できるのかな!?

個人的には米国版でいう「I am PC, too」という広告を早く流して欲しいところ...

P.S.米国版の「Get a Mac」では、Mac役のJustin Longさんが、次回CMから降板すると言われているけれど本当なら残念。リンク先でも書かれているように、最初はいかにも、「Macユーザーってこういう人種」と偏見的に見られているようなタイプをあえて狙ったキャスティングに、これってイメージアップにつながるんだろうか?と心配だったけれど、だんだん、しっくりはまってきていただけになおさら...

P.S.2コントの2人組はラーメンズという一部で人気のコメディアンだそうです。詳しくはトラックバック先を参照

(今日、発売のゲーム機にちなんで)PS3.スティーブ・ジョブズ自身も面接だかビデオチェックだかをしてOKを出したという情報もmixi経由で入っています

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年11月11日 | Permalink