グラフ計算機の真実
私には何人かのヒーロープログラマーがいる。
Ron Avitzur氏もその1人で、以前から話をしてみたかった人物だ。
おそらく名前をいってもわかる人は少ないだろうが、
彼の作品の1つ、「グラフ計算機」(Graphing Calculator)ならば覚えている人も多いだろう。
かのドン・ノーマン博士も絶賛したDirect Manipulationの手本のようなソフトで一時は旧Mac OSに標準で付属していた。
MacPeople誌のLoadTest(?)がきっかけでこんなムービーをつくった(Safariではfast startしないようなので注意。18MBある *1)。
Ron Avizur氏も結構、喜んでくれた。
メールで、実は彼が幻のタブレット型Mac、「Pen Lite」(QV-10で撮った写真がどこかにあるはずなのだけれど見つからないので、PC WATCHさんにリンク)のOS部分、「Pen Mac」なども手がけていたことを知った。
そういえば「Pen Mac」も1度、デモを見たことがある(どこだったか覚えていないし、ビデオに撮っていたかは定かではない)。
'96-7年頃、MACPOWER誌の編集会議でグラフ計算機関係の半ページ連載企画を出したことがある。
読者参加型で、毎月おもしろいグラフが描かれる数式を紹介し、どなたか数学者に簡単な解説をしてもらうという内容。結局、この企画は実現しなかったけれど、お勧めの数式がある人は、よければこの記事にコメントして ;-) (でも、その前にMac OS X版グラフ計算機が必要か)
MACPOWERでは、これ以外にも単発など、何度か企画をだしたことがあるだろうが、関心のある読者が少ないだろうということで1つも実現にはいたらなかった。でも、ニッチな「グラフ計算機」でも、その裏には驚くほどいろいろなエピソードがあるんだよね。
今日は仕事もあり、すべては書けないが、今後、少しづつコメントとして書き加えていこうと思う。
ちなみに、アビツール氏の会社、Pacific Tech社のWebサイトはイラク戦争に反対して現在、閉鎖中だが来週には再びオープンするようだ。
*1)ムービーですが、短時間でつくったので、タイトルが背景にかぶって読みづらいとか、そういう細かいことは許してください。色補正だけはこれでも結構、頑張ったつもり(ソースはHi8/編集はFinal Cut Expressってほとんど無編集だけれど)。