popIn公開!:読んでる場所にマイ注釈を挿入
ついにpopInが公開された!
http://www.popIn.cc
Webブラウジングのあり方を、ちょっとだけ変えてしまうかもしれないお勧めのソフトだ。
Webページを読んでいて、意味がわからない単語や知らない人名がでてきた時、
さっとその部分を選択して、popInから辞書や画像検索の結果を表示させる。
popInは、言うなれば、あなただけのパーソナルな注釈を表示する機能だ。
これまで本の注釈って、欲しい単語に限って注釈がついていなかったりしたけれど、
popInは、パーソナル。あなたの知りたい語について、文字情報でも画像情報でも引き出せる。
これまで本の注釈って、たいていは欄外や章末にあったので、視線移動があって、
注釈を読み終わった頃には「あれ?どこを読んでいたんだっけ?」ということになりかねなかった。
ところがpopInの注釈は、気になる語のすぐ真下にニューっと挿入される。
なので、再び本文に戻るためのしきいも低い。
これって、どうでもいいけれど、実は凄いことだ。
だって、これまでのWebブラウジングを思い出して欲しい。
わからない語、気になる語がある時にどうしていたか。
初心者の人は、ブラウザで新規ウィンドウを開いて、そこで検索していたんじゃないかと思う。
ちょっと詳しい人なら、ブラウザで新しい「タブ」を作成して、そこで調べていたかもしれない。
ただ、どちらの方法でも、視線を欄外への移動どころか、
(実質)別のウィンドウに移動してしまっていたわけで、そこから再び「読み」に戻るのは
なかなか大変なことだ。
それにこうした方法をつかっていると、気がつくと画面がウィンドウだらけに、あるいはブラウザウィンドウがタブだらけになってしまう(そしてマシンが、めちゃくちゃ重くなるのだ)。
ちなみに、このpopIn、私は、これまでスタティック(静的)だと思っていたWebページに、
ニューっと情報を挿入して引き延ばす、この感触が気持ちよいという点でも好きだ。
なので、ついつい無駄に使ってしまうことがある。
今日、公開されたのは、まだ最初の公開ベーター版で、ソフトとしての見た目、
そのほかでも、まだまだブラシュアップできる部分があるのは私も感じている。
でも、今、欠点があるということは、そして欠点があっても、これだけ楽しめる、ということは、
これからの可能性に期待できる、ということでもあるんじゃないだろうか。
なーんて、大々的に褒めてしまったが、実は本当にそれでよかったのか躊躇している。
というのも、私はこのソフトに惚れ込み過ぎて、気がついたら関係者になってしまっていたからだ(後述)。
だから、大手メディアに、popInの記事を自分で書くつもりはない。
代わりに、他の筆者や記者の方々がなんといっているかを紹介する分には問題がないだろう。
とりあえず、今のところ2つだけ見つけたので紹介しよう:
CNet Japan: 閲覧中のサイト上に気になるキーワードの検索結果を表示--東大発ベンチャー「popIn」始動
Internet Watch:ページ上の気になる単語を検索できるブラウザ拡張ツール「popIn」
=CEOの寺田さん(奥)と、発明者の程さん
この素晴らしいソフトと出会ったのは、実は今からほんの数週間前。
めちゃくちゃ仕事がたまっていて、忙しいところに、
東京大学エッジキャピタルの郷治さんから「それでも、ぜひ見に来て欲しい」とのお誘い。
とりあえず東大のインキュベーション施設がどんな感じかを覗きにいくつもりで見にいった。
軽い製品説明が終わって、デモを見た瞬間に惚れ込んだ!
「これ、ものすごくいい!」
そこから「こうしたらいい」、「ああしたらいい」
「発表するとしたらこのタイミング」、「ここのメニューの迫り出し方はこうした方がいい」と
余計なお世話と思われ嫌われないかと心配しつつ、いろいろアドバイスしまくっていたら、
正式にアドバイザーになることを頼まれた。
そして、その場で即決。ベンチャーはこのスピード感が楽しい。
ちなみに、このpopIn。
第3回のDEMOsaにも急遽、登場することが決まっている。
(実はデモを見ているその場で、MOSA事務局の戸上さんに電話をかけて
「ごめんなさい。まだ1人追加できますか」と、頼んだ。まだ最後の機能のデモが終わる前だったが、ちょうどその日が、DEMOsa参加の最終通知の日だったし、ちょうど時計の針が5時を回ろうとしていた)。
興味がわいた人、開発者と話しがしたい人、そして彼らを取材したい人は、
ぜひ、DEMOsaに足を運んでもらえればと思う。
(ちなみに、私はこのDEMOsaが、彼らと面頭向かって会う2度目となるー汗)
いずれにしても、「popIn」お使いのブラウザのブックマークに
ブックマークレットとして登録しておくだけで、
無料だし、何もコミットメントもないし、ぜひ使ってみていただきたい!
(ここから「です、ます」調)
その上で、ビジネスモデルも含めて、提案があれば、どんどん送ってください
(なんて書いていいのかなぁ?iPhone発表があるので、全部は受け答えできないかもしれません。)
きっと私以外にも大勢の人が「惚れ込める」ソフトだと思います。
P.S.ここ数日、怒濤のようにブログを更新してきたが、明日からは1日平均5〜6個くらいずつ(それも比較的大きめな)予定が入っているので、この後、ピタっとブログの更新が止まってしまうかもしれない。
本当はこの記事をあげる前に、6月中旬に手に入れたEye-Fi Explorerについても書きたかったのだが...
Eye-Fi Explorerは、まさに無線LANテクノロジーの最先端をいく素晴らしい製品!
無線LAN技術の最先端=Eye-Fi、というイメージを改めて実感させてくれた。
ただ、私が写真の送り先にしていたFlickrの日本の地図が、あまりにショボくて、どうしたものかと迷っていた。
そんな中、kaminogoyaさんの2xup.org:blogが、FlickrでGoogle Mapを使うための
GreaseMonkeyスクリプトを紹介してくれていた(彼もEye-Fi Explorerのユーザーだ。popIn同様、Eye-Fi Explorerも人生観が変わる素晴らしい製品だ!)
2xup.org:blog:Eye-Fi Explore を試してみた
ブログを再開したら、iPhoneの話しをいくつか書いた後に、Eye-Fi Explorerについても、たっぷり触れていければと思う(案外、週末あたりには仕事が煮詰まって、また更新してしまうかもしれない)。
なお、ブログは書けないまでも、取材中やイベント参加中の様子をFlickrには、どんどんあげていくつもりなので、しばらくはブログ代わりにこちらをみてもらうといいかもしれない。
Flickr: nobi haya's photo stream