住所変更地獄
まもなく引っ越し、住所変更地獄がやってくる。
これまで一体、何台のパソコン、何台の周辺機器、何本のソフト、いくつのオンライン&オフラインサービスに今の住所を使ってユーザー登録し、一体、何人の友人や仕事仲間に今の住所を伝えたかと思うと憂鬱になる。銀行、財布を埋め尽くすクレジットカードや10近いプロバイダーなどにも連絡をしなければ...
以前、アメリカにいた時、アメリカンエクスプレスのオプションサービスに、クレジットカード、フリークエントフライヤープログラム、各種電話会社などとの連絡を一手に引き受けてくれるというものがあった
(あるいはどこか別会社のサービスで、アメリカンエスプレス会員への特別プロモーションの案内を受け取っただけだったのかも知れない)
引っ越しをする場合は、このサービスに引っ越し先の住所などを連絡すれば、すべての変更手続きを代行してくれる。
また、財布を落とした場合でも、このサービスに電話をすれば、すべてのクレジットカードの停止と再発行をやってくれるというなかなか素晴らしいサービス。こんなサービスが日本にもあればすぐにでも加入したい。
でも、先月、同窓会の連絡係をやっても痛感したけれど、いつかは変わってしまう可能性がある住所や固定電話の電話番号の代わりになる、常に最新の連絡先を指しているURI(ユニークな情報を表現する手段)みたいなものがあればいいのに...
そうすれば整理ができずに困っている名刺が増えることもなくなるだろう
本当は携帯電話の番号が、今、それに一番近い存在なのかも知れない。しかし、キャリアーを切り替えると番号が変わってしまう(またPHSと携帯電話が区別されている)現状ではそれは無理だろう。
もっとも、これはある意味、国民総背番号制と同じか...
それに、ストーカーとか、そういった問題もあるのかもしれない。
とはいえ、問題は情報を誰に対して公開するかを連絡先の主がコントロールできるようにすることだという気もするのだが...
実はITバブルのまっただ中、こうしたものをビジネス化できないかと、システムのあり方についてのアイデアを真剣に練っていた時期もあったのだが...