道の景観を考える
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先週の日曜日、フットサルに誘われた。
数年ぶりの「運動」だった。
久々の運動にしては予想以上に身体が動いたが、スタミナがぜんぜん持たない...
翌日からとてつもない筋肉痛におそわれて、週末は家で食っちゃ寝の怠惰な週末を過ごした。
その怠惰な週末、東京MXテレビでいい番組をやっていた。
「街の景観を考える」という番組だ。
電線だらけの向こう側に凱旋門を合成した写真を見せて
電線がいかに興ざめするものかを訴えていた。
主要都市の電線地中化率のグラフをみせて、日本での割合が非常に低く、
中でも東京、さらにその中でも23区、そしてその中でも世田谷区の地中化率が低いことを訴えていた。
番組の関連ホームページはこちら
http://www.michi-keikan.com/
ここでは子供たちに残したい街の風景、残したくない街の風景を募集している。
fotologを始めて街の景色を撮ろうとしても、東京だと必ず電線が視界に飛び込んでくる。
これまでfotologにアップせずに捨ててきた写真の多くをそのまま「残したくない風景」に投稿できそうだ。
もっとも、東京での電線の地中化の大変さは並ではないだろう。
そうでなくても本数が多くて大変なのに、今ではさまざまな業者が電柱の権利を奪い合い
電線、電話線以外にもケーブルテレビから光ファイバーまであらゆるケーブルが張り巡らされているし、私自身それらの恩恵を受けている。
それはもちろん、短期的な利便性と狭い視野で安直に電柱を利用してきた事業者にも問題があるし、それを容認してきたマスコミにも問題があると思う(私もよく考えもせずにそれを後押しすらしていた気がして、今さらながら反省している)。
電線地中化は
バス電車共通カードや音楽のネット販売、失敗した事業者にやさしい社会などと同様に
未来の絶対確実な方向性の1つだ。
しかし、今の私にはこの事態が改善する兆しが見えていない。