マッシュアップが抱える課題/APIの公開

前のエントリーで、これから位置情報サービスがどんどんおもしろくなっていきそうだと書いたが、実はこれには大きな障壁がある。

 現在、都バス東急バスが提供しているバス運行情報(接近情報)は、両社が個別に行っているもので、連携もとれていなければ、フォーマットもバラバラなのだ。もちろん、APIも公開されていない。

 Web 2.0といわれるいくつかのトレンドの1つにマッシュアップーーつまり、機能(API)を公開しているいくつかのサービスを組み合わせて新サービスをつくりだす、というものがある。FlickrをベースにつくられたSpell with Flickrなんかはその好例だろう。

 しかし、Web 1.0的な、今のバス運行情報では、こうしたマッシュアップはできそうにない。


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年05月06日 | Permalink

リアルタイム情報が交通を変える?

デジタルライフスタイルは、いつの間にか現実である。
最近ふとしたことで、IT技術が、我々の日常生活をいかに根本から変えようとしているかに気づき驚かされることがある。

今回は携帯電話サービスが、私の交通手段をいかに変えたかという話し。

私はバスが好きだ。電車は速くて時間も正確だが、逆にバスの遅くて不正確なところがいい。電車ほど混雑することもないのもいい(いや、混む路線もあるにはあるが...)。地下鉄とは違って毎日変わる景色を楽しめるのもいい。

 ただ、これまでバスは、世界でももっとも時間に厳しそうな日本においてすら、バス停にやってくる時間が予測不可能でなかなか使いづらかった。
 でも、技術はそれを変えた。
 携帯電話による「バス接近情報」の検索だ。

このサービスの登場によって、私はそれまでではありえなかったような行動。
例えば渋谷からそのまま電車で最寄り駅までいけばいいところを、わざわざ中目黒駅で下車して、バスに乗り換え、うちまで徒歩1分の停車場を目指すといった行動だ。
外出先から自宅までの帰宅ルートも、従来の2〜3倍に増えた。Keitai


投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年05月06日 | Permalink

アップル、スイッチキャンペーン第2弾

  1. Mac
先日、スティーブ・ジョブズが株主総会で予告していたアップル社の新CMが披露されましたね。
Get a Mac」というタイトルで、スイッチキャンペーン(Real Peopleキャンペーンの)の第2弾といった雰囲気。

PCを擬人化した、やや冴えないビジネスマン風のキャラクターと
Macを擬人化した若者がお互いの特徴を語り合うコント形式(!?)



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年05月02日 | Permalink

iTMSは今後も99セント

CNet Japanの記事:iTMSの楽曲価格、99セントで据え置き--アップルと主要レーベルが合意
によれば、米国のレーベル各社がiTunes Music Storeでの楽曲販売価格をつりあげようとしていたが、結局は従来通りの99セントに落ち着いたらしい。

実はこうした楽曲販売料金の値上げ交渉の動きは水面下ではあるが、日本のレーベルの方が先行していたといわれている。アメリカでの動きは、日本でのこうした動きや着うたフルなどに影響を受けたものだといわれている。

これについては、一体、日本のレーベルが楽曲にどれほどの値段をつけようとしているのか気になっていたが、これについてはソニーのNetJukeを使い始めてわかった気がする。

NetJukeというのは、ソニーのインターネット接続可能なステレオコンポのことだ。
インターネットにつなげば、パソコンを持っていない人でも簡単に楽曲をオンラインから購入できるという製品。
NASM7HD 【全商品送料無料&カードOK】SONY(ソニー) MDスロット搭載ハードディスクコンポNETJU...
これが使ってみると予想以上にいろいろおもしろい。
実はラジオをHDDに予約録音機能もあり、InterFMのラジオ番組「PC Talk」に出演するようになってからは手放せなくなった。
楽曲販売のサービス、any musicも、iTunes Music Storeとは、まったく異なる文化を持つおもしろいサービスで、だまされたと思って触ってみて欲しいサービスの1つだ。
(これについてはいずれauのサービスも含めiPod対抗製品を紹介する別の記事で書きたい...と、実は2ヶ月以上思いつづけている)。

さて、話しを戻そう。問題はここで販売されている楽曲の価格だ。

投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2006年05月02日 | Permalink