Noblesse Oblige
私は「はてなブックマーク」で、話題のページにあがっていた、こちらのブログ記事で詳細を知った:
廃刊LIFE誌の膨大な写真,ネット上で無料開放に
20世紀のアメリカの社会や日常を写真でつづり続けて来た同誌の廃刊は、本当に残念なニュースだが、上のブログ記事で紹介されている通り、「LIFE」の終わりに、素晴らしいニュースがあった。
同誌の親会社、TIME社は、「LIFE」のブランドを残し、同誌がこれまでに撮りためて来た、さまざまなできごとや人々の写真、1000万枚をネットで公開し、自由な私的利用を許可するという。
このニュースを聞いて、頭をよぎった言葉が「Noblesse Oblige(ノーブレス・オブリージュ)」。
「高い身分には(道徳上の)義務が伴う」といった言葉だが、平たく言えば「影響力のあるものによる、社会的責任」といったところか。
社会的責任−−「LIFE」誌で言えば、「20世紀の社会を撮り続け、伝え続けて来たメディアが、雑誌の廃刊と同時に、この貴重な資料を闇に葬ってはいけない、社会に還元しなければならない」といった責任感を感じさせる「写真のネット公開」という今回のアクションだが、私は逆にこのアクションから同誌の高貴さを感じてしまう。