どこまでがニュース?どこからが旧聞?


さっき、asahi.comを開いたらiPod Photo発表の模様が約36時間前のトップニュースとして写真入りで取り上げられていた。


久々にJDNを見たらトップ記事はTokyo Designers BlockのContainer Groundのレポートだった。

実はContainer GroundについてはWired News(US)で書く予定だったが、風邪でダウンしていたり、他のイベントの取材で忙しかったりでタイミングを逸してしまった。

 「Wired News」は「News」というだけあって結構、ネタの新鮮さにこだわっている部分がある。私の方でも、それに配慮して取材して記事化の段取りをつけていながら、結局、できずに終わってしまうことが最近多いのだ(TOKYO GAME SHOW、CEATEC、WPC Expoのいずれも、とりあえずWiredでのレポートはあきらめ、いずれnobilog1/2のネタにしようと思っている)。


それにしてもいったいどこまでがニュースで、どこからが旧聞なのだろう。


最近の雑誌社はどこもニュースを諦めている傾向がある。

Webニュースを意識し過ぎ、旧聞を報じるマヌケになることを恐れて、「情報の鮮度はどうでもいい」とか「その分、じっくり型の記事で勝負」といったことを言っている(これは一般誌やパソコン雑誌といったことに関係なくどこでもそうみたいだ)。


でも、本当にニュースが偉くて、旧聞が悪いのか?



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2004年10月28日 | Permalink

GriffinからiTrip Black


サードパーティーとの連携が悪いと言われるアップル社だが、一部のサードパーティーとは非常にうまく連携が取れている。

アップル社のU2版iPod発表からわずか数時間後、Griffin Technologyから「iTrip Black」の製品案内が来た。


Itripblk


Griffin Technology、社長のPaulに昨年子供が生まれてから、ちょっと落ち着いちゃったかとも思ったけれど、相変わらずノリノリだなぁ...

そうそう、Griffinといえばもう1つ...



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2004年10月27日 | Permalink

iPod Photo登場


[追記@11:16AM:iPod Photo日本語版公式ページもできていました]


アップル社による新製品発表イベントが終わったようだ。


予想には反して、Paul McCartneyやBeatlesと関わる発表は何も行われず、今はただ、おそらく両者の間での話し合いが今なお続けられているんだろう程度の予想をするしかできない...もし、両者が手を組んでiTunes Music StoreでBeatlesの楽曲でも発売すれば、かなりのビッグニュースになると思うのだが...


しかし、一部のWebサイトでも話題になっていたU2 Editionの黒いiPodとiPod Photoは本当に発表された。

また、こちらはApple Expoで予告されていたが、EU版iTunes Music Storeもスタートした

(日本のiTMSについての言及があったのかなど、早くストリーミング放送をみたい限りだ)


今回、一番の目玉はやはりiPod Photoだろう

(執筆時点で日本語版Webページがないので、上は英語版ページへのリンク)


04Ipod Front Library


Photo: Courtesy of Apple



かねてから搭載の噂があった(おそらく)東芝製60GBハードディスクを採用し、220x176ドットのカラー液晶を搭載している。

Mac/PCのiTunes 4.7やiPhoto、さらにはPhotoshop Album、Photoshop Elements、Belkin Media Readerといったサードパーティー製品と連携して、デジタルカメラの写真を取り込んだり、付属のケーブルで画像をテレビに映し出したりできる。国内価格は60GB版が7万140円、40GB版が5万7540円。Apple Store Japanでは早々に予約受付を開始している(出荷予定1−2週間)。


明後日、29日発売のMacPeopleの「シリコンニュースレター」という連載で書いているが、おそらくPortalPlayer社が1月に発表した静止画+Motion JPEG再生に対応した新チップを採用したのだろう。



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2004年10月27日 | Permalink

早過ぎたガジェット達をじっくり使い込んでみる

週に2回、編集会議でアスキーに行く。

いつも出社はぎりぎりの時間。
だから、会社への行き方は一通りしかない。

でも、家への帰宅方法は頭にぱっと思い浮かぶだけで6通りはある。
今日は新宿でラベルプリンタのインクリボンを買って、そこから大江戸線(なんと、ここでM@BlogのMatthewに遭遇)で六本木へ。ツタヤで最新雑誌の表紙だけチェックして、DVD返却と新作を2泊3日でレンタルしてからマキアート片手に麻布十番駅へ。そこから南北線(/目黒線)に乗って帰宅した。

南北線のどこの駅だったろうか、乗ってきた男性の耳にはiPod用ではないヘッドホン。
もしかしたら隠れiPodユーザーな〜んて思いながらコードの先を辿ると、彼の手には懐かしい曲線の物体が。

それはNTTドコモとシャープが共同開発したあの名作ガジェット「eggy」だった。

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投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2004年10月27日 | Permalink

Bose、SoundDockに驚いた理由


のまのしわざを読んで思い出した。

BOSE社からiPod専用スピーカーシステムのSoundDockが発売されている。

この製品を最初に見かけたのはApple Expo Paris。騒々しい会場でしっかりと音質を確認できるようにわざわざ試聴室をつくっての出展だった。

いち早くブースを発見した私は、パリ在住の版画家で最近は版画の手法を取り入れたコラージュ作品をつくっているアーティスト、Rudi金井氏と一緒に試聴した。


高音とかの抜けもよさそうだし低音もしっかりしている気がする。安ヘッドホンとかではぼやけてしまいそうなバックコーラスとかも明瞭に聴き取れるし...でも、これって本当にそれほど音質がいいのだろうか?実は後からデモンストレーターに聞いてみたところデモに用意されていた音源は、決してビットレートも高くないMP3圧縮だった。音質の上限がどのあたりなのかはよくわからなかった...


でも、このSoundDockで音質以上に驚いたのがその展示台のしかけ。

「そこでBOSE社が満を持して発表するのが、このSoundDockです」というデモンストレーターの声の後、BGMのオーケストラー演奏のピッチがだんだんと上がってきて、クライマックスに達したところで、それまでiPodの背景を覆い隠していたベールが取れるというしかけ。


SoundDock

上のサムネールをクリックするとそのムービーが見れます(音無し)



投稿者名 Nobuyuki Hayashi 林信行 投稿日時 2004年10月26日 | Permalink